デスゲーム
いつもの?
俺たちの学校はほとんどの生徒が男子だ。一応共学なんだけどな。
まぁそんなだからうちのクラスは全員男だ。むさ苦しいことこの上ない。
うちの学校の近くには、めちゃくちゃ頭のいい進学校と、少し離れたところにバカだけど仲のいい楽しそうな学校がある。
俺はいつも通り、机に突っ伏して寝ようとしていた。
「おっす、桐宮!昨日の宿題みせてくんない?」
「ふざけんな。自力で何とかしろ」
「んな冷たいこと言わずに頼むよ~」
「黙れ、消えろ」
こいつは早見 駿。俺はこいつが大嫌いだ。
鬱陶しいし面倒くさい。おまけにかまってちゃんときた。
こんなんだからクラスの全員から嫌われている。
「んなつれないこと言うなよ~。せめて話し相手になってくんない?暇なんだよ」
「だから、黙れ!そして消えろ!だるいんだよ」
「なにが?」
「は?」
「なにがだるいの?」
こいつ、マジか・・・冗談だろ?
「お前」
「え!?おれ?」
もうマジでだるい。死ねばいいのに。心底そう思える。こういうときはこれ以上関わらない方がいい。つまり、無視だ。
反応しないとわかったのか、ブツブツ何か言いながら去って行った。
「朝から災難だったな、祐介」
「そう思うなら代わってくれよ、克己」
 
こいつは柏木克己。俺の親友でかなり良いやつ。
クラスのムードメーカーでもある。
「断る!俺、あいつ嫌いなんだよ」
「知ってる。俺も嫌いだ」
「知ってる。全員嫌いだろ。まぁ、本人はそれに気付いてないけどな」
「みんなあからさまな態度とってんだから気づいてもいいと思うんだけどな」
「ホントにな。あれで気付かない方がおかしいって」
これも、ほとんど毎日やってるやり取りだ。自分でもよく飽きずにやってると思う。
まぁそれだけあいつが絡んでくるという意味でもある。
いつもの朝だ。面白くもない、ただただ疲れるいつもの朝。もうすぐ予鈴が鳴る。
まだバカな会話は続いている。チャイムが鳴った。さ、ホームルームだ。
・・・え?何だここ?
俺たちは、見たこともない空間に飛ばされていた。
まぁそんなだからうちのクラスは全員男だ。むさ苦しいことこの上ない。
うちの学校の近くには、めちゃくちゃ頭のいい進学校と、少し離れたところにバカだけど仲のいい楽しそうな学校がある。
俺はいつも通り、机に突っ伏して寝ようとしていた。
「おっす、桐宮!昨日の宿題みせてくんない?」
「ふざけんな。自力で何とかしろ」
「んな冷たいこと言わずに頼むよ~」
「黙れ、消えろ」
こいつは早見 駿。俺はこいつが大嫌いだ。
鬱陶しいし面倒くさい。おまけにかまってちゃんときた。
こんなんだからクラスの全員から嫌われている。
「んなつれないこと言うなよ~。せめて話し相手になってくんない?暇なんだよ」
「だから、黙れ!そして消えろ!だるいんだよ」
「なにが?」
「は?」
「なにがだるいの?」
こいつ、マジか・・・冗談だろ?
「お前」
「え!?おれ?」
もうマジでだるい。死ねばいいのに。心底そう思える。こういうときはこれ以上関わらない方がいい。つまり、無視だ。
反応しないとわかったのか、ブツブツ何か言いながら去って行った。
「朝から災難だったな、祐介」
「そう思うなら代わってくれよ、克己」
 
こいつは柏木克己。俺の親友でかなり良いやつ。
クラスのムードメーカーでもある。
「断る!俺、あいつ嫌いなんだよ」
「知ってる。俺も嫌いだ」
「知ってる。全員嫌いだろ。まぁ、本人はそれに気付いてないけどな」
「みんなあからさまな態度とってんだから気づいてもいいと思うんだけどな」
「ホントにな。あれで気付かない方がおかしいって」
これも、ほとんど毎日やってるやり取りだ。自分でもよく飽きずにやってると思う。
まぁそれだけあいつが絡んでくるという意味でもある。
いつもの朝だ。面白くもない、ただただ疲れるいつもの朝。もうすぐ予鈴が鳴る。
まだバカな会話は続いている。チャイムが鳴った。さ、ホームルームだ。
・・・え?何だここ?
俺たちは、見たこともない空間に飛ばされていた。
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