読書家は最強スキル

ヤミカミ384

第1章 2冊目  読書家は召喚されても治らない!?





別室に移動して、配られたステータスカードに血を垂らす為に針で指を刺す。

「いてて…意外と痛いのな…」

予想以上の痛さに、顔をしかめる。
しかし彼は気付いていない。血を流す為の針が、魔道具だと言うことに!
その事を知ってくずおれるのはまだ先の事である。

そうして出た血を、ステータスカードに垂らすとカードが光り始めた。

「おぉ……すげぇな……」

しばらくして光が収まると、ステータスカードに何かが
書かれていることが判るようになった。

「どれどれ…」

ステータスカードを見ると……





文野結翔ふみのゆいと  16歳 男 
レベル1
職業 読書家
体力:10
筋力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
精神:10
技能
無限書庫 完全記憶 超言語理解




ふむ。この世界の基準がわからないと高いか低いかわからない。
が。どうみても10って低いよね!?

「さて、皆ステータスが表示されたと思う。一人一人こちらへ来てステータスを見せてくれ。」

皆がカードを持ってファラナスの元へ報告していく。

おいおい、そんな簡単に自分の生命線を人に見せて良いのかよ。
しかし、今は見せるしかないか……
すると……

「おお!勇者がいたぞ!」
「すごいな…レベル1でこのステータスとは……」

誰が勇者なんだ?

「勇者の名は…………天崎一輝だ!」

「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」」」」」」

うわぁ、、、よりにもよってあの完璧(考え方以外)人間か、、、
まあいい。かかわらなければいいか。

その後はほとんどレアな職業も無く、自分の番になった。

「あの、この世界でのステータスの平均値ってどのくらいですか?」
「そうだな…平民で10、訓練した騎士で150、精鋭で500、騎士団長の俺は、2000ぐらいだな。
勇者なら10000ぐらいか?」
「は、はあ。」
 
自分のステータスの低さに愕然としてしまう。

「それで、君のステータスは?」
「これです……」

渡すと、ファラナスも流石に驚愕の浮かべた。

「これは……ステータスカードの故障か?」

デスヨネー。俺もます最初にそれを疑うわ。

「多分違います…………」

「おまけに見たことのない職業だな。読書家?」

元の世界には本を読んで批評する人はいるが、
読書家なんて職業は聞いたこともない。

「まあいい、戻っていいぞ。」

「わかりました……」


ものすごい残念感が心に充満してくる。

「この世界に来ても読書家は治らない。か………」

よし!ステータスが低いからってうだうだとしてたら
皆からさらに離されていってしまう。

自分にできることを一つずつやっていこう。

そんなことを考えていると………

「またすごい職業だぞ!剣聖と聖女だ!」

今度は誰だよ?

「剣聖は霧乃!長谷川霧乃だ!」

「そしてもう一人、聖女は、、、美咲だ!」

「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」」」」」」

うむむ…予想通りと言うべきか………
どうやら日本にいた頃の趣味や部活などが職業に反映されるようだ。

そうして自分の職業について一人納得していると、
聖女が来た。

「結翔君!私の職業はすごいんだって!聖女だよ!」
「うん。良かったね。」
「それで、結翔君の職業は何だったの?」

聞かれるとは思っていたが、いざ聞かれると言いたくないな………

「僕の職業はね、読書家だよ。」

「読書家?なにそれ?」
「僕みたいに本を読む人たちのことさ。」

せめてそれぐらいは知っていてほしい。

「それは知ってるよ!どんな業種なのか知りたいの!」

と、思っていたら違ったらしい。

「うーん、ぼくもよくわかってないんだ。後衛職だとは思うんだけどね……」
「そうなんだ……わかったら教えてね!」
「わかったよ。」

と、答えたものの、スキルの内容を素直に喋る気は今のところない。

たとえ幼馴染であったとしても……

「でも、私は結翔君にピッタリの職業だと思うよ!」
「ありがとう。僕もできるだけ頑張ってみるよ。」

さて、この後はスキルの確認だったかな。
そんなことを考えていると、面倒な奴が来た。

「おい引きこもり!なに喋ってんだよ!」

総司か……面倒だ。

「おい!無視してんじゃねえ!」
「なんだよ……」
「へッ、どうせこいつはろくでもない職業に違いないんだ。行きましょう総司さん。」

今喋ったのは総司の腰巾着1号  本宮弘人もとみやひろとだ。

「そうだそうだ!引きこもりのくせして!」

次が2号。  笠原琢人かさはらたくとだ。

二人ともだいたいいつも総司の周りにいる。

「そんなことない!結翔君の職業はすごいんだよ!」

ちょ!?声が大きい!皆こっち見てるから!

「だったらその職業言ってみろや!」

「結翔君の職業はね!読書家だよ!!!!!!」








「「「「「「はははははははははははははwwwwwwwwww」」」」」」






「え?え?どうして?何で皆笑ってるの?」

困惑している美咲さん。
そこにフォローに入る霧乃さん。

「美咲、読書家は本来職業じゃないのよ。ましてやこの世界では戦いに向いていないスキルなのだから、
他人から笑われても仕方がないのよ。」

「でも!戦えないスキルの人もいるもん!」

「彼らはサポートができるから……」

「だからって笑うのはおかしいよ!」

「でも……」

どうやら僕のスキルについて色々と起こっているらしい。

しかし、霧乃さんが一方的に擁護するのはおかしいな…

そう考えていると………

「止めなさい!!!」

騎士団長がこちらに来ていた。

「今は一丸となって魔王と戦わなければいけない。
君たちがバラバラでは魔王の思うつぼだ!」

シーンとする一同。

「頭を冷やすためにも、今日はここで解散とする!
皆部屋に戻って明日に備えておけ!」

なし崩し的に解散となったが、僕的には助かった形
となった。

しかし、色々と不可解な点が多いな……
調べる事にしよう。

そんな事を考えていた僕は、自分に向けられた黒い視線
に気づく事は無かった………







色々とリアルが忙しく、投稿が遅れました。
これからもゆっくり投稿していきたいと思います。

コメント等有難う御座いました。
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コメント

  • ノベルバユーザー141353

    さっさと続き(੭ु ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )੭ु⁾⁾はよ

    0
  • ヤミカミ384

    リアルが忙しいので、また少し更新が遅れます。
    楽しみにして頂いている皆さんありがとう御座います。

    0
  • ああああ

    面白いです

    1
  • ノベルバユーザー121047

    早く続きが気になります!

    2
  • ノベルバユーザー126266

    東京で一人暮らしをしている中このノベルバに出会いあなたの作品を読ませてもらいました。
    文章構成もしっかりされていて異世界、ハーレムというライトノベルが好きな人にはたまらない作品ですね。本当は挿絵があればよりリアリティーに富んでいますが、それでも会話や状況は読者にもヒシヒシと伝わってきます!これからも応援していますので、ぜひ頑張ってください!くれぐれも体調を崩さないようにして下さい

    4
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