6話 宿とご飯

宿を探しながら歩いていると「天使の羽」という宿を見つけた。なんとなく気になったので宿はここにしよう。ユフィはokしてくれたし

「すみません。宿泊したいのですが」

茶髪で緑がかった眼をした元気な女の子が出てきて

「はい。何泊いたしますか？」

「とりあえず10泊で2人部屋でお願いできる？」

「はい。大丈夫ですよ。うちの宿はご飯も一緒なので10泊で大銀貨1枚になります」

一泊千円ぐらいか安いな

「それで頼む。ちなみに今からご飯は出せるか？」

「大丈夫ですよ。すぐにお持ちしますね」

もう夕方ごろだからお腹が空いたのだ
俺たちは適当に空いてる席に座って待ってた

「ねぇねぇお兄ちゃん、ご飯楽しみだね♪」

「そうだな」

この子はどうやら料理が待ちきれないらしいな。俺もだけど
他愛とない会話をしていたら料理が来た

「お待たせいたしました。フォレストウルフのステーキと野菜のスープ、それとパンです！お召し上がり下さい」

「「美味そう！(おいしそう！)」」

思わず心の声が出てしまった俺たちは早く食べたくてしょうがなかった

「よし、食べよう！」

「うん！」

「いただきます」

「いただきます？」

「あー、いただきますっていうのは俺の故郷のご飯を食べる前のお祈りみたいなものだ。食べ終わったら『ごちそうさま』って言うんだ」

俺はいただきますとごちそうさまについて説明した

「そうなんだ。私もやる！『いただきます』」

ユフィも俺の真似をしていただきますをした

俺はまずフォレストウルフのステーキを食べた
噛んだ瞬間に口の中に溢れ出る肉汁
柔らかくてすぐに溶けて消えた
次はスープだ
シンプルながら野菜の旨味が凝縮されていてとても美味しい。そしてパンととてもよく合う

(この宿を選んで正解だったな)

ふとユフィの方を見るとすごい勢いで食べていて思わず笑ってしまった。

「ゆっくり食べなよ喉に詰まらせちゃうからね」

「ふぁい(はい)」

ほっぺをぱんぱんに膨らませて答えたがまあ、可愛いからいいや

ここでやっとクーが起きて俺に食べ物を求めて来たからフォレストウルフのステーキを追加注文してクーにあげた
こいつも美味そうに食ってた。
俺たちはすぐに食べ終わった

「ごちそうさま」

「ごちそうさま」

食べ終わった後もユフィはちゃんと言ってくれた

店員の女の子に部屋に案内して貰った
ちなみに女の子の名前はミクと言うみたいだ
部屋の内装はとてもシンプルで窓の側に机とイスがあり、奥の方にベッドが2つあった。そして扉の近くにお風呂がある

「今日は疲れたし、お風呂はいったら寝るか」

「はーい♪」

俺とユフィは風呂に入った。勿論別々だよ？ワタシロリコンジャナイデス
クーはユフィと入ったみたいだ

その後はユフィに似合いそうなパジャマを出してベッドにダイブしてそのまま寝た

夜、布団の中で何かゴソゴソするなーと思ったらユフィだった
ユフィの目は少し赤く腫れていて多分泣いていたのだろう。そのまま俺に抱きついてまた寝てしまった。
まだ幼いから泣いてしまったんだろうと思いながら頭を撫でたりして俺も寝た

朝になってミクが起こしに来たが俺たちがなかなか起きなかったみたいでミクが部屋の中に入って来た。

「朝ですよ起きて下さい！朝ごはんの時間が無くなりますよ？」

俺とユフィはまだ重い瞼をなんとか開けながら起きる準備をした

今日の朝ごはんはサンドイッチだった。やっぱり美味い

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題名の入れ忘れと変なところがあったので修正しました