グレートファントム10号は闘わない(仮)

山本正純

グレートファントム10号は戦わない(仮)

僕がこの作品を思いついたのは、CSで放送されていた昭和のロボットアニメを観ていた時だった。
毎回敵の怪獣が街で暴れて、巨大ロボットが怪獣を倒すお決まりのパターン。


この時、僕の頭に雷が落ちた。
もしも昭和のロボットアニメでコメディを書いてみたら、面白くなるのではないかと。
具体的には、主人公の巨大ロボットが、毎回出動できない話。


ロボットアニメに出てきそうな主人公。
巨大ロボットの研究をするトラブルメーカーな博士。
主人公に恋する博士の娘。
主人公に付き纏うスポンサーの孫。
怪獣を操る宇宙人。


個性豊かな登場人物も考えた。
しかし、ここで「本当に面白いのか?」という疑いが生まれる。


近年、昭和のロボットアニメを観たことがない若者も増えている。
それならば、昭和ロボットアニメを観たことがある40代男性をターゲットにすれば良いとも考えたが、そもそもネット小説を読む40代男性なんているのだろうか?


現在「グレートファントム10号は戦わない」は構想しか考えていない御蔵入り作品になろうとしている。

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