Re:legend

りゅう

512:ヴァンパイアの群れ














「敵は20くらいか…シャイン、数人任せていいか?」

「わかりました。3人ほど引き受けましょう。リュウ様、やつらは下級ヴァンパイアです。知性がなく上級ヴァンパイアの誠実な僕、それでも十分強いので警戒を…」

シャインが元の大きさに戻って言う。

「わかった」

僕はバンクカードからエリュシオンを取り出す。あれ、でもヴァンパイアって魔法が使えないんじゃ…

「リュウ様、魔法と術式はまた別のものです。術式は上級ヴァンパイアのみが使える呪いですからエリュシオンでも斬れませんよ」

「なるほど、わかった」

僕はそう言いながらエリュシオンを振る。………まじですか…ヴァンパイアは僕のエリュシオンを真剣白刃取りで受け止めた。

そして他のヴァンパイアが僕を全力で殴る。いてぇ…こいつら強すぎだろ、パワーも反射神経も桁違いだぞ…

「きゃあ…」
「くっ…」

フランとソラミちゃんがその場に倒れる。

「フランさん、ソラミちゃん」

フランとソラミちゃんに意識を向けてしまったアミちゃんもヴァンパイアに殴られてその場に倒れる。

「大丈夫です。死んでません、奴らヴァンパイアは侵入者は捉えて後日公開処刑をするタイプなので…」

シャインがそう言うが僕の耳には届かない。僕はヴァンパイアの群れに1人で突撃した。

シャインはそれを見てジャンヌを連れて飛んでいった。意識を失った僕はそのままヴァンパイアの群れに捕らえられた。















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