Re:legend
474:警告
「リュウ、リュウ、起きてくれないかな?」
僕がヒナちゃんと結婚することを決意した日の夜、僕は誰かに起こされた。
「ふう、起きたみたいだね。お邪魔してるよ」
「こいつ、本当にこの空間に簡単に侵入するようになりやがったな…」
ウィズの横でレグルスがウィズに文句を言っているがウィズはレグルスの言葉を無視した。少しくらい反応してあげて…ほら、レグルスさん怒って地面に勢いよく足を叩きつけてるから…
「で、ウィズ、何か用?」
「ああ、かなり大事な用だよ。君、ヒナちゃんと結婚するんだろ?」
「え、うん。するけど」
「それについてはおめでとうと言わせてもらおう。ハルカたちと同じように幸せにしてあげるといい…」
「ハルカたちと同じようにって…僕まだハルカたちに何もしてあげてないけど…」
「ふ、それでもハルカは幸せに思ってるよ。君がすぐ側にいることがハルカにとって幸せらしい。それはエリカたちも同じだろうな…」
「そうか、ならいいんだけど…」
「さて、そろそろ本題に入ろう。君、ヒナちゃんにもう戦わなくていいって言っただろう。白のことどうするつもりだ?はっきり言うがイリスの協力なしでガーディアンと戦うのはかなりきついぞ…」
「ああ、わかってる」
「正直言ってもうヒナちゃんは戦えないだろう。君がなんと言おうがな…」
「それもわかってる」
「そうか、なら話が早い。いいか、ガーディアンを倒したかったら全ての神器を集めろ。私から言えるのはそれだけだ」
そう言い残しウィズはこの空間から消えた。
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