Re:legend

りゅう

472:イリスってなんですか














「皆さん、夜ご飯の準備ができましたよ」

ヒナちゃんが大声で叫ぶとあちこちから足音が聞こえてくる。

「今日の夕飯は何?」

サラちゃんがそう言いながらリビングに飛び込んで来る。サラちゃんに続いてアミちゃんも部屋に入って来る。

「鍋ですよ」

「「はあ?」」

やっぱりそうなるか…その後2人にはスマホで鍋の定義を教えてあげた。

「うまーい、これ何の肉?」

「それはワイバーンの肉ですよ」

エリカの質問にヒナちゃんが答える。どうやらみんな鍋を気に入ってくれたらしい。

「鍋パーティー、大絶賛でしたね」

「うん。またやってくれる?」

「はい!もちろんですよ…あの、リュウさん……」

「ん?どうした?」

「イリスって知ってます?」

「………どこでその言葉を…」

「最近夢の中でイリス、イリスとずっと聞こえてくるんです」

「そうか……」

「リュウさん、教えてください…イリスってなんです?」

僕はイリスについて僕の知る限りのことをヒナちゃんに教えた。

「………『嫉妬』、それがイリスなんですね?」

「うん」

「リュウさん…私怖いです。『嫉妬』も戦いももう怖くて…リュウさんの役に立ちたいから『嫉妬』の力を手に入れたのに…」

「ヒナちゃん…気にすることないよ…戦いたくないなら戦わなくていい…ヒナちゃんは僕が守ってあげるから安心して…」

「リュウさん…ありがとうございます……」

その後食事の片付けを終えた僕はヒナちゃんにおやすみと言い眠りについた。














コメント

  • ノベルバユーザー175576

    今日全部読み終わりました。すごく面白かったと思います。リゼロのパクリなどと仰る方がいますが私が読んだ限りではリゼロとは全く違うものでした。たしかに途中スバルの発言を臭わすセリフがありますがこれは作者様がネタとして組み込んだものと思われます。

    8
コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品