Re:legend

りゅう

459:魔女狩りの魔女













「あなたは誰?いつからそこにいた?」

突然私の後ろに現れた雲のようなものの上に乗っかっている女の子に私は尋ねる。

「ん〜今来たばかりだよ〜それよりあなた水の魔女スイの居場所を知らない?」

「スイ様になんの用?」

「ん?いや〜雷、火、土と倒してきたから次は水にしようかな〜と思って…」

女の子は満面の笑みを浮かべながら言う。

「なるほど、噂には聞いたことがあります。雷の魔女イカヅチ…魔女狩りの魔女……」

「へえ、私のこと知ってるんだ〜嬉しいな〜で、水の魔女はどこにいるか知ってる?」

「その質問に答える前に1つだけ聞かせてください。何故魔女を殺すんですか?風や氷みたいに人に迷惑ばかりかけている魔女なら殺すのはわかります。ですがスイ様は雨が降らずに干からびた地に出向いては大量の水を恵んだりと様々な奉仕活動をしていて人に殺される理由はないと思いますが…」

「う〜ん、楽しいからかな?魔女との戦いほどわくわくすることはないからかな…簡単に言うと強いやつと戦いたい」

「なるほど、わかりました。あなたをスイ様に合わせることはできません…今ここで、私があなたを倒します」

「お前が私を倒す?何を言っている?魔女の称号を持たぬお前が私を倒せるわけがないだろう」

「たしかに私は魔女の称号を持ってません。ですが水の魔女スイ様の弟子として、私、アクアがあなたを倒します」

「へえ、水の弟子なんだ。じゃあ死なない程度に痛めつけて水の居場所を聞きだすとするか…」

こうして私とイカヅチの戦いが始まった。















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