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りゅう

386:エルフラウへ











「リュウさん、ロンさんがすぐに王城に来て欲しいとのことです。私も同行しますのでドリフトお願いします」

ハルカがサラちゃんに覚醒状態を教えてもらっているのを見ていた僕にユリちゃんが言う。

「わかった」

僕はユリちゃんにそう言いドリフトで王城の前まで移動した。

「お待ちしておりました。どうぞ中へ」

僕はロンさんに案内されて王城の応接室に入った。

「お久しぶりです」

僕が部屋に入ると座っていたソニアさんが立ち上がり僕に一礼する。

「ソニアさん、どうしたんですか?」

僕がソファーに腰掛けながら尋ねる。

「先程、魔族側に妙な動きが見られたので報告に参りました。先程、私が率いる空中部隊の隊員がとなりの大陸から無数の魔族が飛び立って行くのを確認しました」

「その魔族達がどこに向かっているのかわかりますか?」

「はい。このまま進んで行くとエルフラウに直撃します。エルフラウにはファルファがいるので大丈夫だとは思いますが一応援軍を、と思いまして」

「なるほど、わかりました。魔族達がエルフラウに向かっているとして、あとどれくらいで到着するかわかりますか?」

「はい。約二時間後に到着すると思われます」

「わかった。あまり時間がないな…騎士団の部隊を用意するのは無理そうだし僕が行くとしよう」

「リュウ様が向かってくださるなら安心です。よろしくお願いします」

ソニアさんが僕にそう言い、部屋から出て行く。

「じゃあ、ユリちゃん、ちょっと行ってくる」

「え?私も行きますよ」

どうやらユリちゃんはやる気満々のようだ。僕はユリちゃんのパートナー魔獣のイナズマを連れて行くために一旦家に戻った。

ソラミちゃんに出かけることを伝え、ユリちゃんとイナズマ、スカーレッドを連れてエルフラウに行こうとする。

「リュウさん、私達もご一緒します」

ドリフトを使おうとした瞬間、フラン、ニコルちゃん、ヒナちゃん、シャルロットがやってきた。

僕は、フラン達も連れてドリフトでエルフラウに向かう。















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