Re:legend
377:ヒュドラ
さてさてヒュドラ討伐にやってきた僕だったが僕は目の前で信じられない光景を見ている。
それは100くらいはあるであろう大量の首を1つの胴体に引っ付けた魔獣……
普通ヒュドラは9本の首で知られているが5本から100本という説もあるのだ……この世界では100本が正しいみたいだ。
「リュウさん、ヒュドラは100本の首全てを同時に斬らないと倒せません。一瞬で決めちゃってください」
フェアリーさん、なかなかきついこと言いますね…
「ヒュドラは猛毒の息を吐きやがるから気をつけろよ」
えっ、ちょっ…まじっすか…フレアの忠告を聞いた僕は改めてヒュドラが危険な魔獣だと思った。
僕はバンクカードからエリュシオンを取り出して構える。
「フェアリー、フレア、いきなり全快で行くぞ!」
「「了解」」
フェアリーとフレアが僕に少しずつ力を送ってくれる。
「精霊神モード火30%風30%」
僕は精霊神モードになりヒュドラと対峙する。
「精霊神の爆炎」
僕は手のひらから大量の炎を放出する。
するとヒュドラは口から水を発射して止めようとするが精霊神の炎はヒュドラの水で消えるわけがなくあっさりとヒュドラの首を数本焦がした。
「え?」
次の瞬間ヒュドラは焦がされた首を自ら食いちぎった。
「何してんだ…」
「リュウさん、再生する気です」
フェアリーが僕にそう言った瞬間、ヒュドラの首が再生した。
「なるほど、再生するのか…」
「はい。ですから再生される前に全ての首を切り落としてください」
「わかったやってみる」
僕はそう言いながらエリュシオンを構えた。
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