Re:legend

りゅう

348:記憶喪失









「あっ、リュウさんお帰りなさい…」

「リュウさん…その人って…」

「ウィルモアさんですよね…」

ハルカ、アミちゃん、サラちゃんが僕を出迎えてくれたが白の腕に抱えられていた風の魔女ウィルモアに驚いていた。

「たぶんそうだと思うんだけど様子がおかしくて…とりあえず『禁魔』の魔法をかけて連れてきたんだけど…」

「そういえば様子がおかしかったってどうおかしかった?」

空き部屋のベッドに風の魔女ウィルモアを寝かしつけた白が僕に尋ねる。

「なんか僕のことを忘れてるみたいだった。たぶん僕達にしたことも忘れていると思う」

「記憶…喪失ってこと……ですか?」

僕の後ろにいたハルカが僕に尋ねる。その声には少し怒りが込められているみたいだった。無理もない、妹を殺されかけた相手がそのことを忘れてしまっているかもしれないのだから…

おそらくアミちゃんもハルカと同じ気持ちだろう。風の魔女ウィルモアの姿を見たアミちゃんは怒りを抑えきれそうにないから、と自分の部屋に戻った。アミちゃんの側にはサラちゃんがいるから大丈夫だろうが後で様子を見に行かないとな…

「ああ、たぶんだけど…」

「とりあえずはウィルモアが起きるのを待つか…僕が見張ってるからリュウはヒナちゃんのところに行ってあげなよ。ずっと会いたがってたから」

「うん。わかった。じゃあ頼むよ。ハルカはどうする?」

アミちゃんのこともあるしここは白に任せることにする。

「私はソフィラさんにこのことを伝えに行こうかと…」

「そうか、じゃあソフィラさんにちゃんと伝えておいてくれ」

「はい」

ハルカが僕に返事をしスタスタと部屋を出て行く。

「じゃあ、白、任せるよ」

ハルカを見送った僕は白にそう言い部屋を出る。僕はまずアミちゃんのもとに向かうことにした。
ヒナちゃんにはやく会いたい気持ちもあるがアミちゃんのことが心配だったので先にアミちゃんの部屋に向かう。












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