Re:legend

りゅう

302:騎士団隊長選定








さて、どうしてこうなってしまったんだ…

僕は今、ピュレット騎士団訓練所に集まった数百人の強者達の前に一人立っている。

ここにいる人たちの中には元同盟国の国王達も混ざっている。




話は約1週間前に遡る。




「ところでリュウ殿、ピュレット連合が成立したのはよいが我々も元王としてそれなりの地位において欲しい」

「まあ、そうですよね…」

ピュレット連合の完成が決まった後にヒューマニア国王が僕に言う。

「はっきり言うがピュレット騎士団団長の座が欲しい」

………………………………………………………………………それはダメだろ…ピュレット騎士団団長の座が欲しいって言われても今までずっと団長の役目を果たしてくれていたシーラさんがいるわけだし…

「それは…ちょっと…」

「まあ、無理を言っているのがわかるがそれくらいの地位がないとピュレット連合を作った後にいろいろと揉めてしまうかもしれないしな…」

「ヒューマニア国王様のおっしゃることはよくわかります。そこで提案があるのですが…」

僕の横にいたシーラさんが言う。

「提案?」

「はい。現状、ピュレット騎士団の団長は私が勤めさせていただいてますがこれからはピュレット騎士団の頭はリュウ様ということにしましょう。そうすれば騎士団団長という役職を廃止にできます。そして騎士団にいくつか部隊を作りその部隊の隊長にみなさんになってもらえば…」

「なるほど、たしかにいいアイデアだが…いいのか、お主はピュレット騎士団団長の座を失うことになるのだぞ」

「構いません。それが国のためになるのなら…」

「私もシーラの意見には賛成ですな…ですが隊長の座を得たいならそれなりの力を示してもらいたい」

ロンさんがその場にいる全員に言う。

「我らの力を信用できないと?」

「そういうわけではありませんが騎士団団員の中には少なからずコネで隊長になったと思う者が現れると思うのです。そういった者が少しいるだけで騎士団団員達の態度などが変わってしまいます」

「なるほど、たしかにな…だがどうやって力を示せばいい?」

「そうですな、各国の騎士団から精鋭を集めて騎士団隊長選定試験を行いましょう」

ロンさんがそう提案するとあっさり通ってしまった。


そして今、元同盟国から集められた騎士団の精鋭達が僕の前に整列している。













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