Re:legend

りゅう

300:目覚め







「ん……」

目がさめると目の前には普段見慣れた天井があった。

「あっ、リュウさん目が覚めましたか?」

優しい声が僕の耳に響き渡る。普段聞きなれた声だった。

「うん、まだちょっとふらつくけど…」

僕はふらつきながら立ち上がる。

「そうですか、みんなを呼んできますね」

そう言いながらハルカが部屋を飛び出していく。
数秒後ドタバタと音を立てながらエリカが真っ先に部屋に飛び込んできた。

「リュウ、大丈夫?心配してたんだからね!」

「あっ、うん…」

僕がエリカにもう大丈夫と返事をしようとした瞬間、エリカが僕に抱きついてきた。

「ちょっ…エリカさん!?」

「3日も魘されてたあんたを見てたら本当に心配だったんだからこれくらい我慢しなさい」

3日も寝てたのか…みんなは無事だったんだよな?

「ちょっとエリカ!」
「エリカさん、何抜け駆けしてるんですか」
「ずるい…」
「私も…」

部屋に入ってきたハルカ、フラン、アミちゃん、ニコルちゃんも僕に抱きついてくる。

「で、僕が倒れた後どうなったのか聞いていい?」

みんなが落ち着いた頃に僕が尋ねる。

「えっと、結果から話しますとリュウさんのおかげでみんな無事です。白さんも目を覚ましましたしソフィラさんも軽い怪我をした程度で済みました」

ハルカが僕に言う。それを聞いて僕はホッとした。

「ただ1つ問題が…」

「問題?」

「実はリュウさんは大陸の南側だけは守りきれましたが北側は守れてませんでしたよね」

まあ、人はみんな南側に移動させたから北側は守る必要がないと判断したからな…

「今、北側は魔女が放った魔法の衝撃で3つに分かれました。そして1つ1つに魔女が1人ずつとその配下のウィッチプロフェッサーが住み着いています。今、この大陸南側は3人の魔女から草の魔女ソフィラの領土といった感じで認識されていていつ攻めてこられてもおかしくありません」

「なるほど…結構めんどうな感じになったな…」

「そこでリュウさんに提案があるからリュウさんが起きたら連絡をくれとヒューマニア国王が…」

「わかった。すぐにヒューマニア国王に連絡を…」

「ユリちゃんに連絡するように言っておいたので大丈夫だと思います」 

ハルカが僕に言う。どうやら起きたばかりの僕にあまり無理をさせないようにしてくれてるみたいだ。本当にありがたい。

「わかった。ありがとう」

ユリちゃんから何か報告があるまで僕は部屋でハルカ達と過ごした。








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