Re:legend

りゅう

275:風と強欲







風の魔女ウィルモアの前に僕が立ちソフィラさんが白とアミちゃんを連れてさらにさがる。

「草の癒し」

ソフィラさんが傷を負っている白に回復魔法をかける。 白とアミちゃんはソフィラさんに任せても大丈夫そうだ。



僕は目の前で凄まじい魔力を放っている風の魔女ウィルモアに話しかける。

「それが覚醒の魔女とかいう状態か?」

僕が風の魔女ウィルモアに尋ねる。

「ああ、あってるよ。よく知っていたな…」

ぶっちゃけ覚醒の魔女を使っている風の魔女ウィルモアは普段の数倍の強さはありそうだ。

「みんな、援護は任せた」

僕は近くにいた僕の契約精霊達に頼む。

「はい!」「りょーかい」「任せろ」

3体の精霊がそれぞれ僕に返事をする。

「そろそろいいかな?」

「ああ、待たせて悪かったな」

僕が風の魔女ウィルモアにそう言った瞬間、風の魔女ウィルモアの魔法が僕に直撃する。

「ちょっ、早すぎるだろ…」

魔法が飛んでくる速度が異常だった。

風の魔女ウィルモアはさらに魔法を放つ。
僕は腰からビームサーベルを抜き出し、次から次へと風の魔女ウィルモアの魔法を捌いていく。

「ほう、なかなかやるではないか…」

そう言い、風の魔女ウィルモアの魔法を放つペースが速くなる。

「バリア」
「鉄壁の…」

僕とフェアリーが慌ててバリアを発動させようとしたが失敗した。

「フェアリー、とりあえずあいつの攻撃をなんとかしよう」

「そうですね。わかりました」

「アクセル、ブースト、『暴食』」
「加速の舞」

僕はフェアリーの力を借りて自分の身体能力を極限まで引き上げる。

「ほう、それなら少しは楽しめそうだな」

風の魔女ウィルモアはまだまだ余裕があるように見えた。











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