Re:legend
202:エメラルド
「とりあえず倒したけどどうする?」
『とりあえず私が取られたものを回収してもよろしいでしょうか?』
「うーん、まあいいんじゃない」
グリーンドラゴンが何か唱えると女性の鞄から何かが飛び出しグリーンドラゴンの元に戻る。
『おかげ様で取り返すことができました。ありがとうございます』
「気にしなくていいよ。それよりグリーンドラゴンはこれからどうするの?よかったらうちに来ない?」
『そうですね…』
少しグリーンドラゴンが考え込む。
『決めました。リュウ様とともに行動させていただきたいと思います』
「わかった。えーと名前を付けてあげないとな…」
『はい。お願いします』
グリーンドラゴンはそう言いながら頭を下げる。
「緑か…うーん、緑、緑…エメラルド…エメラルドグリーンはどうだ?」
『エメラルドグリーンですか…気に入りましたこれより私はエメラルドグリーンと名乗らせていただきます』
『エメラルドグリーンか…少し長いな…呼ぶときはエメラルドでいいか?』
スカーレッドがエメラルドグリーンに問う。
『たしかに長いですね…わかりました。エメラルドグリーンと名乗らせていただきますが、呼ぶときはエメラルドとお呼びください』
「わかった。これからよろしくなエメラルド」
『こちらこそよろしくお願いします』
エメラルドはそう言いながら頭を下げる。
こうして、僕は新たなパートナーを得た。
「さあ、家に帰るか…」
僕は気絶している女性の方を振り向く。
流石に放置しておく訳にはいかないよな…
僕は僕と3体のドラゴン、霊憑族の女性にドリフトを使い家に帰る。
家に帰るとニコルちゃんとラハドさんにいろいろと問い詰められたが事情を話して納得してもらった。
とりあえずリビングのソファーに霊憑族の女性を寝かせる。
「ここ…は…?」
数十分後彼女は目覚めた。
「あっ、目が覚めましたか?どこかおかしなところはないですか?」
リビングで夕食の準備をしていたユリちゃんが彼女の元へ駆け寄る。
「あなたは?」
「私はユリ、リュウ様の元で働かせていただいている者です」
「あっ、起きたのか?」
ユリちゃんが彼女にそう言った直後僕がリビングに入っていく。
「ここは、お前の家か?」
「あぁ、ちなみにここはピュレット、僕はその国王だ」
「ピュレット…だと…」
僕の言葉を聞き、彼女は驚く。
「本当にここはピュレットなのか?」
「本当だけど…」
「この国にロンという者はいるだろうか?」
彼女が僕に尋ねる。
「ロンさんなら、王城にいると思うけど…」
「私を王城へ連れてってはくれないか?」
流石に王城に連れて行く訳には行かないので、ロンさんをここに呼ぶことで納得してもらった。
僕はロンさんを呼びに王城に向かった。
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