Re:legend

りゅう

179:『憤怒』と巨人王




ドローグさんが魔法を常に発動させ続ける。
『透過』が避けたり、すり抜けたりしてドローグさんの攻撃を全て躱す。

「我が望むは封印の鎖…『憤怒』よ悪を封印せよ」

『透過』が実体化した瞬間を狙うが読まれていたらしく、取り出した剣で弾かれてしまう。

『透過』が少しずつアミちゃんとドローグさんとの距離を縮める。

「我が望むは拘束の鎖…『憤怒』よ悪を拘束せよ」
「我が望むは吸収の鎖…『憤怒』よ我が意思に応えよ」

アミちゃんが新たに拘束の鎖と吸収の鎖をだす。

「ドローグさん、あいつの真上に巨大な岩を出してもらえますか」

「わかった」

ドローグさんがアミちゃんの頼みを聞き、魔法を発動させる。

『透過』は魔法を発動させ、あっさりと岩をすり抜ける。

直後、岩から飛び出した『透過』に吸収の鎖が巻きつく。

「なっ…我が魔法を発動させ岩をすり抜けてる間に鎖を先回りさせてたのか…だが『透過』………『透過』…『透過』『透過』『透過』『透過』」

『透過』が頑張って魔法を発動させようとしてるが無駄である。
吸収の鎖が巻きついている限り魔法は使えない。

念のために拘束の鎖で縛ってから封印の鎖で封印した。

「よし、とりあえず頭は潰した、後は雑魚の殲滅のみだ」

「そうですね」

アミちゃんとドローグさんが部屋から出ようとすると部屋の扉が開きヒースクリフが入ってきた。

「お兄ちゃん?」

「あっアミか、ドローグさん敵の殲滅完了しました。」

ヒースクリフがドローグさんに報告した。
ドローグさんが僕に連絡をする。

僕はミラノに向かいヒューマニア騎士団をミラノにドリフトで連れてくる。

「あっリュウさん、これ」

アミちゃんが魔導書を僕に渡す。
『透過』だった。
僕はそれをコピーさせてもらい新たな魔法を覚えた。

ドローグさんが念のためにと、タイタニア騎士団を3小隊配置するとのことだったのでアミちゃん、ヒースクリフ、ドローグさん、残りのタイタニア騎士団を連れてヒューマニア王城に戻る。



作戦開始より13時間  ミラノ制圧完了






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