Re:legend

りゅう

142:記憶

この話はアミちゃん視点で書いております。あらかじめご了承ください。



私が目を覚ますとすぐ側に人がいた。


「アミちゃん、起きたかい?」

「おばあちゃん…?」

なんとなくこの人がおばあちゃんだとわかった。
おばあちゃんは私の手を握りそのまま体を起こしてくれた。

「さあ、帰ろうかねぇ」

私はおばあちゃんに連れられて砂漠を歩く。
砂漠の神殿に繋がっていた岩の近くにもう1つの岩があった。
おばあちゃんがその岩の上にペンダントを置き呪文を唱えると岩が2つに割れて階段が現れた。

階段をおばあちゃんと降りていくとそこには地下街があった。魔族から逃げ延びた人達が作った地下街だ。

私はおばあちゃんとともに家に帰る。

「おっアミやっと帰ったのか。おばあちゃんもお帰り」

元気な少年がこっちに向かってくる。
たぶん兄だ…なんとなくわかる…

「ただいま。ヒースクリフ、ママとパパは家に居るのかい?」

「うん。家にいるよ。今日の夜ご飯を作ってる」

「そうかいそうかいじゃあ、私も手伝おうかねぇ」

そういいおばあちゃんは家に入っていく。



おばあちゃんが家に入ったのを見て私は再び意識を失う。



気づくと私は再び砂漠にいた。

「おい!アミはやく帰るぞ‼︎」

兄が私を呼ぶ。私は兄の方へ走りだす。

「じゃあ、帰るか」

兄がそういい私の手を引っ張る。

「お前達ここで何をしている?」

振り向くとそこには魔族がいた。
さっき私達が倒した魔族だ。

兄は私を連れて慌てて逃げ出した。
兄は岩の前に到着すると自分のペンダントがないことに気づく私のペンダントで急いで地下街に戻る。



数十分後…


たくさんの魔族が地下街を襲うことになる…
なんとか地下街から逃げ出した私は気を失いリュウさんに出会った……

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