Re:legend

りゅう

115:初のパートナー

僕達はプフレ村に移動した。

フェアリーがいうにはプフレ村の近くには岩の精霊がいたため岩の精霊の力に影響されストーンガーディアンの変異種が誕生したとのことだ。

「とりあえずストーンガーディアンを探すか。エル頼めるか?」

「了解です」

エルが魔法を発動させる。エルは魔法によりストーンガーディアンの変異種がいる場所を特定する。

「こっちです付いてきてください」

僕達はエルに続き山を登る。
あれ?ここって…

「この先にストーンガーディアンがいます。」

やっぱりか…
ここは以前岩の精霊の住処だった場所だ…
僕達はストーンガーディアンの変異種の様子を伺う。
見た感じただの巨大な人型の岩の壁だ。サイズは横幅50メートル縦に30メートルくらいだ。

「かなりでかいですね…」

「そうだな…あれを気絶させるのは大変そうだ。」

「殴って殴って殴りまくれば気絶するでしょ」

「ストーンガーディアンは破壊しても再生するらしい。倒すのは核を壊せばいいんだけど気絶させるためには核を本体から剥がすしかない。そして核を抜いてる間に首のような部分に『契約の首輪』をつける」

「じゃあ私があいつの相手をして気をひくからあんたはその隙に核を抜き取りなさい」

そういい残しエリカが突っ込んで行く。

「ハルカはエリカの援護を頼んだ」
「了解です」
「インビジブル」

ハルカの返事を聞き僕はポワンが使っていた魔法を発動させる。これだけだと24時間攻撃ができない透明人間になるだけだが…

エリカがストーンガーディアンから隙を作った。
僕はその瞬間『暴食』の魔法を発動させインビジブルを強制的に解除した。
急に現れた僕に反応できなかったストーンガーディアンはあっさりと核を抜き取られた。

僕が核を抜き取った直後ストーンガーディアンに『契約の首輪』をつけた。これで核を戻せばストーンガーディアンは僕のパートナー魔獣になる。

僕はストーンガーディアンに核を戻す。
するとストーンガーディアンが動きだす。
試しにいろいろやらせてみたが問題ないようだ。

「これからよろしくな」

僕の言葉にストーンガーディアンが頷き僕目掛けて石の腕をだしてくる。僕は石の腕と拳を合わせる。

僕達はストーンガーディアンを連れてピュレットの冒険家ギルドに戻り報酬を受け取る。
報酬は僕とハルカとエリカで山分けした。

「とりあえず君は庭にいてもらっていいかな?そのうち後ろの空き地を住みやすいようにしてあげるから」

僕の言葉にストーンガーディアンは頷き家の庭で身体を小さくする。すごいな身体の大きさを変えるのが変異種としての能力のようだ。

なんか最強のお留守役を見つけたような…
ストーンガーディアンには自宅警備員になって貰おう。

コメント

  • 紅月

    祝 ストーンガーディアン,ニートになるwww

    0
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