Re:legend

りゅう

55:『怠惰』の終わり







僕の剣とシャルロットの剣が交わる。シャルロットの強化された剣に僕の剣が打ち負け100本近くの剣が破壊された。

「お兄さんいいかげん負けを認めたら〜大切な彼女さん達も〜今頃はサラマンダー達の餌になってる頃だろうし〜」

「あの子達が負けるわけないだろ…俺はお前を倒してあの子達のもとに戻る」

そういい僕は自分の剣をバンクカードからとりだし自分の手に装備する。シャルロットは新たに剣を100本ほど作り出し僕の方に剣を飛ばす。

「フェアリー頼む」

「妖精の逆鱗」

フェアリーが魔法を放ち剣を僕の方に近づけなくする。フェアリーが時間を稼いでる間に僕は新たに剣を作り出す。僕の剣は500本大剣も10本作っているのに対してシャルロットの剣は200本だ。

これだけ見ると明らかに僕が優勢だがシャルロットの剣にはシャルロットの魔法ブーストとアクセルがかかっている状態だ。

僕が剣を彼女目掛けて放とうとする。

「ジャック」
「アクセル ブースト」

シャルロットが魔法を発動させると僕の周りに浮いていた10本の大剣がシャルロットの魔法により強化され僕の剣を全て破壊し僕目掛けて飛んでくる。

「バウンド」

僕が魔法で高く跳び上がるとシャルロットに操られている僕の大剣に乗っかったシャルロットが僕を全力で蹴りつける。

「岩に全力でダイブしてね〜串刺しになるのはその後にしてあげるから〜」

シャルロットに蹴られ岩目掛けて突き飛ばされていく僕にシャルロットが200の剣を放つ。

「テレポート」

僕が彼女の真上にテレポートで移動し彼女を思いっきり蹴り飛ばす。彼女が岩に突っ込む。

「岩にダイブしたのはお前だったな〜」

僕が彼女を煽ると彼女はかなりイラついているようだった。

僕が再び100本の剣を作ると同時にシャルロットが操っていた10本の大剣を破壊する。どうやら時間切れのようだ。

「テレポート」

僕がシャルロットとの距離を詰める。

「バリア」
「鉄壁の舞」

フェアリーの魔法により強化されたバリアで僕とシャルロットを閉じ込め中に剣が入ってこれない状態にし僕とシャルロットの1対1の肉弾戦に持ち込む。

フェアリーは魔法を維持するのに精一杯なのでおそらく僕のサポートはできないだろう…

「アクセルブースト」

シャルロットが自身に魔法を発動させスピードとパワーを上げる。

魔法により強化 シャルロットはかなり強く僕が完全に後手に回っている。テレポートを駆使し彼女を翻弄して少しずつ彼女にダメージを与えていく。

僕がテレポートで彼女の後ろに回り込む。

「もらった‼︎」

僕が手に持っている剣を振りかぶる。直後彼女が人間離れした速さで僕の後ろに回り込み僕を全力で殴りつける。

「お兄さんが〜私の後ろにテレポートするのを〜ずっと待ってたよ〜」

魔法により強化されたシャルロットの拳はかなり強力だった…

僕は自身が作ったバリアを突き抜け岩に突っ込む。フェアリーが魔法で強化していたのはバリアの外側だけだったので内側から強い衝撃が与えられると耐えきれなかった…

僕が岩から抜け出そうとするとシャルロットは大剣を1本作りその上に乗りはるか上空にいた。彼女は自身が作っていた200本の剣を自身の周りに集め新たに300本近くの剣を作りだした。

「ブースト  プラス   アクセル」

彼女は新たに作った剣に魔法をかけて強化する。

「さあ〜お兄さん今度こそこの技で死んでよね〜流星剣」

彼女の剣が流星のように僕とフェアリー目掛けて降り注ぐ。

「フェアリーこっちにこい‼︎」

フェアリーが僕の指示に従い僕の手のひらに乗っかる。僕はすぐさまテレポートを発動させシャルロットの真後ろに移動する。

移動した僕がシャルロットを殴りつけようとする。

「やっぱり〜お兄さんなら〜そうくると思ってたよ〜」

直後彼女が乗っていた大剣が僕に斬りかかってくる。僕の拳は少しかすった程度だ。大剣はフェアリーが魔法で軌道を逸らしていた。

「なんだ〜外しちゃったか〜まあお兄さんの攻撃も少しかすっただけだし〜お互い無傷で済んで良かったね〜」

「いや、僕の攻撃はかすれば十分だったんだよだから拳で君を殴ろうとした。」

「は〜何言ってんの〜」

直後僕の拳がかすったときにエンチャントでシャルロットに付与したテレポートが発動する。

シャルロットはさっき僕がめり込んでいた岩に挟まる。

「これで終わりだな…ロックバン」

僕が魔法を発動させると彼女のめり込んでいる岩が爆発する。







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