Re:legend

りゅう

51:『怠惰』再び

「久しぶりだね〜お兄さん達〜」

『怠惰』の少女シャルロットは自分の周りに大量の剣を作りだす。

「まだ生きてたんだね〜私の流星剣をくらって〜生きていた人は〜初めてだよ〜」

『怠惰』の少女は大量の剣を僕目掛けて飛ばす。

「フランはハルカとエリカを連れて離れてくれフェアリーは僕の援護を」

僕の指示を聞きフランがテレポートを発動させ僕達から距離をとる。

「フェアリーあれを試すぞ」

「あれ〜お兄さん精霊と契約したんだ〜じゃあ精霊さんもお兄さんと仲良く死んでね〜」

「ブースト   プラス   アクセル」

シャルロットが自分の剣に魔法を付与する。

「バリア」
「鉄壁の舞」

僕がバリアを発動させ、フェアリーが僕のバリアを強化する。シャルロットの剣が僕のバリアにあたる。

以前はあっさりと破壊されてしまったがフェアリーの魔法のおかげで今回は破壊されなかった。

「すご〜い今のをとめちゃうんだ〜」

シャルロットの剣をとめ、バリアを解除する。僕が『怠惰』の魔法を発動させ、剣を周りに作りだす。とりあえず100本ほど作った。

「お兄さんやっぱ強いな〜しょうがないから〜私の可愛いペット達を紹介してあげる〜」

シャルロットがそういいバックからたくさんの立方体をとりだし地面に放り投げる。

立方体が地面にあたるとその場に魔獣が現れた。4つの立方体から4匹の魔獣が現れる。

サラマンダーが3匹と見たことのない魔獣が1匹見た目は炎を纏った巨大なライオンみたいな感じの魔獣。

「フェアリーあの魔獣知ってる?」

「あの魔獣はフレイゾーマといいます。見た目でわかると思いますが水魔法が弱点です。」

僕が振り返るとすぐそばに3人がいた。

「サラマンダーは私達が引き受けます。リュウさんはシャルロットを」

ハルカの言葉に僕は黙って頷く。彼女達は本気だ…本気で自分達でサラマンダーを倒して僕にかかる負担を少しでも軽くしようとしてくれている。

「わかった…僕はシャルロットを連れてさっきの山の頂上に移動する3人はサラマンダーを倒したらここで待ってて欲しい」

「え…でも…」

「おいおい僕は君達を信じてサラマンダーを君達に任せるって言ってんだぞ君達も僕を信じてシャルロットは僕とフェアリーに任せてくれればいい」

僕の言葉に3人は黙って頷く。

「さてと…じゃあ行くぞフェアリー」

僕は僕とフェアリーにテレポートを使いシャルロットの目の前に迫る。僕の手がシャルロットに触れエンチャントを放つ。

エンチャントにより付与されたドリフトでシャルロットとフレイゾーマはさっき岩の精霊がいた山の頂上に飛ばされる。

僕とフェアリーもドリフトを使い山の頂上に移動する。

「あれれ〜お兄さん来ちゃったの〜私がいない間にサラマンダーを倒そうとしてるのかな〜って思ってたのに〜」

「サラマンダーなら僕の可愛い彼女達に任せたよ」

「その可愛い彼女さん達が〜サラマンダーの餌にならないといいね〜」

彼女達なら大丈夫だ…僕は彼女達を信じているから…だから僕もちゃんとシャルロットを倒さないとな…

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