Re:legend

りゅう

39:契約完了

「私のこと知ってるんだ〜なんか嬉しいな〜」

そういいフェアリーは召喚陣の上でクルクル飛び回りはしゃぎだす。

「私を呼び出したお兄さん名前を聞いてもいいかな〜」

「あっはい涼宮竜と申します。」

目の前にいる小さな精霊が精霊神と知り少し緊張する。

「そんなに固くならなくていいよ〜リュウさんは私と契約したくて私を呼び出したのかな〜」

僕はフェアリーの問いに頷く。

「私と契約したいなら〜いくつか条件があるの〜」

条件?もしかして私と戦って力を示せとかいいださないよな…

「まあそんなに難しい条件じゃないから安心して〜1つ目の条件は私を常に召喚し続けて欲しいの〜たぶんリュウさんの魔力量なら特に問題ないと思うからこれはリュウさんが許可してくれれば大丈夫だよ〜」

1つ目の条件を聞き僕は少しほっとするこれくらいの条件なら問題ない。ぶっちゃけ魔力量はかなり余ってて魔力切れになったことはないし…

僕が1つ目の条件を認めるとフェアリーはまた嬉しそうに召喚陣の中で飛び回る。

「2つ目の条件は毎日3食きちんとご飯を食べさせてくれること」

精霊ってご飯たべるんだな…これも問題ないので認める。

「最後の条件なんだけど〜私にしつこく付きまとってくる精霊を倒して欲しいの〜」

「え…」

僕が最後の条件に少し驚く……

「精霊って倒すことできるのか?」

「できるよ〜」

僕の問いにフェアリーが答える。

「たぶんリュウさんなら〜その精霊を倒せると思うよ〜私もサポートするし〜てか私だけでも倒せるんだけど〜リュウさんやリュウさんの仲間の力も見ておきたいし〜」

僕が最後の条件を聞き3人の方へ振り返ると3人は頷いてくれた。

「わかった最後の条件も引き受けるよ」

「じゃあ契約しようか〜最後の条件だけ期限を決めておくよ〜とりあえず1ヵ月以内にしとこうか〜」

「わかった」

「じゃあ私と手を合わせて〜目をつぶって契約内容を絶対に守ると誓って〜」

僕はフェアリーに言われた通り手を合わせて目をつぶり誓う。

「これで契約完了だよ〜」

フェアリーの下から召喚陣が消える…フェアリーが僕の周りを飛び回り僕の肩に乗っかる。

「私に付きまとってくる精霊がいる場所はここから馬車で3日くらいかかる場所にあるプフレ村の近くの山の頂上にだよ〜」

「わかったとりあえず旅の支度をしようか」

僕がそういうとフェアリーと3人は頷いてくれた。

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