転生しました。しかし、水でした。

狂乱さん

お勉強

「お前らには俺の助手になってもらう、そのためにもちょっとした知識を叩き込む」

「ふん、妾にそんな物不要、王族を舐めるのも大概にせい!」

この世界にはない知識だからなぁ?

「知識………?魔法?」

さすがにエルフ、魔法への関心はすごいな

「いや、俺が教えるのは、ある程度の液体の知識と、簡単な物理学だ」

「物理……?」

「例えば、今俺がここに重さの軽い氷の玉を出す」

そう言って中が空洞の氷を出した

「そしてこっちに思っきり圧縮した凄く重いのを同じ形と大きさで出す」

そして俺は限界まで圧縮したやつを出した

「ほれ、持ってみろ」

「ん………」

「ふむ、嘘ではないようじゃな」 

「ではこの両方を同じ高さから同士に落としたらどっちが先に落ちる?」

「そんな物、思い方に決まっておろう」

「何か玉にからくりが?軽い方……」

からくりて………

「二人共不正解、おら、上から落とすからよく見てろ」

そして俺は上空20mまで体を伸ばして同じ高さで落とした

そして、落とした氷は軽いのは割れて、重いのは健在だ

「!?」

「同……時………?」

「ま、そういう事だ」

「さて、お前らの常識をぶち壊した所で授業を始める、全て頭に叩き込め!」

「ん………頑張る……」

「え、あ、えっと……」

どうもあそこの王女はまだ自分の常識をぶち壊されたショックから立ち直れてないようだ

「起きろ」

俺は雪を構築して、雪玉を投げつけた

「冷た!?え、ぶ、無礼者!にゃ、にゃにをすりゅか!?」

めっちゃ噛んだな

「さて、お前たちに今日叩き込むのは液体についてだ、魔法にも応用出来なくないから覚えといて損はないぞ」

「魔法………!」

「なぜ今更そんなものに………」

王女はブツブツ言ってはいるがポワレはさすがに魔法と聞いてはいても立っても居られないか

んじゃ、初歩的なのからいきましょうかね

「まずお前らの定義で水とは何か言ってみろ」

「水……元素魔法における6大元素のうちの一つ、火には強く、大地には弱い……」

「なるほどな、だが残念だな、厳密に言えば水は元素ではない、分子だ」

「分子……?」

「何なのじゃそれは?」

「まずお前らは酸素というのは知ってるか?」

「そんなもの知っておるに決まっておろう」

「(コクコク)」

「なら話は早い、水とは大気中にいくらでもある酸素、そしてこれもまた大気中に酸素ほどではないが多くある水素から出来ている」

「水素…?」

「そうだ、水素は簡単に言えば可燃性の気体、酸素に少し近い、そして、酸素と水素がある所に火をつけると多少爆発を起こし、水を生み出すことが出来る」

「ッ!?知らなかった………!?」

さて、どんどん叩き込んで行きますかね……









俺の常識を覚えてもらうレベルまで………な?



コメント

  • ノベルバユーザー318179

    思い方❌重い方○

    0
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