現代知識で異世界無双したかったよ……
疑いと不安
ファリテさんとクレア様を2人きりにするために、俺はとりあえず自室に戻ってきた。
騎士団に就職したとは言え、ここにはディーノやメリルもいるため俺の部屋は変わらず残っている。 
「ご主人……天井裏に何かいるぞ?」
天井裏?ネズミとかじゃないの?
「ジャンヌよ、これは人間サイズだ。明らかにネズミではない」
ファントムまでそんな怖いこと言うなよ。
「じゃあ俺が確認してくる。ご主人とファントムはここで待っててくれ」
ディーノが天井裏を見に行くために部屋から出て行く
じゃあしばらく待つか
……
………
…………
数分後
「まじ勘弁してください……本当にすいませんでした…」
ディーノに首根っこ掴まれた男がすごいネガティヴな感じでひたすら謝罪してた。
「いや…貴方誰ですか?泥棒ですか?」
「違います!俺はクレア様の護衛です!密かにクレア様を警護する者です!」
「本当ですか?」
「マサヤさん呼んできてくださいよ!俺のこと知ってますから!」
……
………
…………
というわけでマサヤさんを呼んできた
「シャドウさん……なんでここに居るんですか?」
「いや……クレア様の護衛でこの屋敷に侵入したんですけど、即座に発見されました……」
どうやら本当に知り合いっぽいな
「貴方たちは秘密裏に行動する部隊でしょう?捕まってはいけませんよ」
「俺だって捕まるとは思ってなかったんですよ。気配は完全に消してたし、天井裏に特異魔法で体を薄くしてへばりついてたんですよ。見つかるなんて思わないじゃないですか!」
体を薄くする?ペラペラになれるのか?
「とにかく、この事はバレないようにしてくださいね。ファリテさんにバレたら、貴方はクビになるでしょう」
「分かってます。部隊で俺より隠密行動に長けた魔法を使える人はいませんから、俺がクビになったらクレア様の護衛は誰にも務まらないです」
確かにディーノとファントムは魔力に敏感だから気づいたけど、俺は全く分からなかった。
「申し訳ありません、ジャンヌさん。こちらは魔国セイレーンのとある部隊の隊員であるシャドウさんです。僕はあまり軍部とのつながりはないので知り合い程度ですが、信用できる人物ですので安心してください。と言っても不法侵入した人物を信用なんて出来ないと思いますけど」
「い、いえ……クレア様の護衛というなら大丈夫です」
「では俺は失礼します。クレア様のことはマサヤさんとファリテさんに任せておけば大丈夫そうなので…さらば!」
シャドウは窓から飛び出し、まるで忍者のような身のこなしで消えていった。
悪いやつには見えなかっけど、なんか嫌な感じがするんだよな……
……
………
…………
屋敷から離れた森林にて
「あ…あははは!やっとだ!やっと見つけた!あの方の器になり得る人物を!」
暗闇を駆け抜ける者は、暗い笑みを浮かべていた。
騎士団に就職したとは言え、ここにはディーノやメリルもいるため俺の部屋は変わらず残っている。 
「ご主人……天井裏に何かいるぞ?」
天井裏?ネズミとかじゃないの?
「ジャンヌよ、これは人間サイズだ。明らかにネズミではない」
ファントムまでそんな怖いこと言うなよ。
「じゃあ俺が確認してくる。ご主人とファントムはここで待っててくれ」
ディーノが天井裏を見に行くために部屋から出て行く
じゃあしばらく待つか
……
………
…………
数分後
「まじ勘弁してください……本当にすいませんでした…」
ディーノに首根っこ掴まれた男がすごいネガティヴな感じでひたすら謝罪してた。
「いや…貴方誰ですか?泥棒ですか?」
「違います!俺はクレア様の護衛です!密かにクレア様を警護する者です!」
「本当ですか?」
「マサヤさん呼んできてくださいよ!俺のこと知ってますから!」
……
………
…………
というわけでマサヤさんを呼んできた
「シャドウさん……なんでここに居るんですか?」
「いや……クレア様の護衛でこの屋敷に侵入したんですけど、即座に発見されました……」
どうやら本当に知り合いっぽいな
「貴方たちは秘密裏に行動する部隊でしょう?捕まってはいけませんよ」
「俺だって捕まるとは思ってなかったんですよ。気配は完全に消してたし、天井裏に特異魔法で体を薄くしてへばりついてたんですよ。見つかるなんて思わないじゃないですか!」
体を薄くする?ペラペラになれるのか?
「とにかく、この事はバレないようにしてくださいね。ファリテさんにバレたら、貴方はクビになるでしょう」
「分かってます。部隊で俺より隠密行動に長けた魔法を使える人はいませんから、俺がクビになったらクレア様の護衛は誰にも務まらないです」
確かにディーノとファントムは魔力に敏感だから気づいたけど、俺は全く分からなかった。
「申し訳ありません、ジャンヌさん。こちらは魔国セイレーンのとある部隊の隊員であるシャドウさんです。僕はあまり軍部とのつながりはないので知り合い程度ですが、信用できる人物ですので安心してください。と言っても不法侵入した人物を信用なんて出来ないと思いますけど」
「い、いえ……クレア様の護衛というなら大丈夫です」
「では俺は失礼します。クレア様のことはマサヤさんとファリテさんに任せておけば大丈夫そうなので…さらば!」
シャドウは窓から飛び出し、まるで忍者のような身のこなしで消えていった。
悪いやつには見えなかっけど、なんか嫌な感じがするんだよな……
……
………
…………
屋敷から離れた森林にて
「あ…あははは!やっとだ!やっと見つけた!あの方の器になり得る人物を!」
暗闇を駆け抜ける者は、暗い笑みを浮かべていた。
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