えっ!?俺運命変えちゃった?~十三番目の円卓の騎士~
二人ともお強いんですね
「見事だな正直お前が勝つとは思わなかったよ」
「そうかよそりゃ悪かったな勝っちゃて」
「いやそういう訳ではないのだが・・・・・」
「冗談だよところで思ったんだけど俺たちの年代とは明らかに違うのもいるんだけどどうしてだ?」
一応カルランの参加資格は成人(十八歳)を超えたモノなら誰でもよいとなっており、参加している人の三分の二は若者達で占められているが残りの三分の一はそうではない。
「まずはこの国の騎士団の構造をから説明しなくちゃならなそうだな。この国には騎士団は三種類存在し、剣術騎士団・魔法騎士団・そして円卓騎士団だその中でも特にエリート集団なのが円卓騎士団で十二人いる円卓の騎士の部下達のことを準騎士というんだこのカルランはその準騎士を選抜するためのものなんだそして前回のカルランでダメだった者達が修業を積んで参加する例もあるんだ例えば今戦っている人もそうだよ」
現在バトルフィールドでは三十過ぎに見える風来坊のような男が戦っているのが目に入った。
「あの人は剣術騎士団所属のカイルさんって言って部隊長を勤め上げたほどの男さ」
確かにカイルという男からは戦闘経験が豊富と言わんばかりの戦いを繰り広げて見せていた。
「なるほどだから一回りも違う人もいるんだ」
「そ、いうこと」
「次の試合はシルバ=トーマスとメルト=クラリス、二人とも前へ来てください」
「それじゃあ行ってくる」
「ジー君応援よろしく、シルバあんたには絶っっ対っ負けないんだから」
「それはこっちの台詞だメルト」
そういえばあの二人ってどういう関係なんだろ?
すると先程戦いを終えたカイルがこちらにやってくるではないか
「やぁジーク=アストラル君さっきの試合は凄かったよ」
「いえいえカイルさんこそ熟練された身のこなし素晴らしかったです」
「君に褒められるなんて光栄だよだが君はなんで僕の名前を知ってるんだい?」
「ついさっきシルバに教えて貰ったんです」
「なるほどシルバ殿下に、ところでメルト君とも話しているみたいだったけど君たち仲が良いのかい?」
「いえカルランで初めてあった仲ですよ、ところでカイルさんシルバはともかくメルトを知っているんですか?」
「もちろんだども彼女は伯爵クラリス家の次期当主にして今年の剣術学院の主席卒業生だよ。まぁ殿下も魔術学院では主席卒業生だったらしいしそれが原因で二人ともいっつもいがみ合ってるって噂されていたのが騎士団の耳にも入ってきたほどだよ」
「なんだぁ二人とも強いじゃん」
「ベディヴィエール卿カルランは順調か?」
ベディヴィエール卿は闘技場を見下ろせる場所から一人試合を観察していると誰もいないはずの後ろから急に声をかけられ振り返るとそこにはアーサー王がいた。
「陛下おいでになられたのですか」
「えぇ会議が思ったよりも早く済みましたのでこちらに足を運びました」
「カルランの方はさっき凄いのがいましたよ」
「ほぉベディヴィエール卿がその様に褒めるとは素晴らしい方なのですね」
「もちろんですですが今戦っている彼らも中々の才能を持っていると思いますよ」
「ふふっそうだなこのまま少し見させてもらうとするよ」
そのまま最後までアーサー王は試合をご覧になると
「私は退席するとしよう後のことは任せたぞベディヴィエール卿」
「分かっております陛下」
「すべての試合が終了しカルランはこれにて閉幕とする、三日後受付をした場所の前に合格した者の名を張り出しておくので確実に見ておくように」
「ジー君はこのあとどうするの?」
「う~んどこか宿を見つけて泊まろうかと思ってる」
「ならうちに泊まりに来ない?」
「いいのかありがとう」
寝床が見つかってラッキー程度にしか思っていなかったがそれは大間違いであった。
「ただいまぁ~~」
メルトの家は王都キャメロット北側にある貴族領内にありその中でも一際大きいように見えた。
「お帰りなさいませお嬢様、お友達は皆様既においでになられておりパーティールームにおります」
「ありがと、それと一人追加してもいいかしら」
「大丈夫です」
「それじゃあジー君こっちよ」
メルトに案内されパーティールームに案内されるとその席にはどこかで見た覚えのある五人の男女が集っていた。
「メルト遅かったわね」
「シャーリンごめんジー君に少し街案内してから来ちゃったもんでね」
「ジー君ってあんた闘技場にいた常識外れ!」
常識外れってっひどい言われようだな・・・・・・。
んっ待てよ、その呼び名で俺を呼ぶことはつまりあの女はカルランに居たって事なのか?
「常識外れって言い方はよくないと思うネジが一本抜けてるだけじゃない?」
「どっちも同じ意味でしょ」
それも酷くないかメルトさ~ん
「あっ紹介が遅れたわね、右奥からサイカ=コミケトル・ニコン=リプリー・テール=ライアンドで反対側の席に座っているのが奥からミハール=マルチネス・シャーリン=メイよ全員私の剣術学院時代からの友達だから仲良くしてね」
「よろしくジーク君、あなたの活躍はカルランで見せてもらったけど凄かったわ」
「ありがとう、あの戦闘を見てたってことはカルラン参加者?」
「そうよ私達全員参加したのよまぁ君と違って受かったかどうかは分からないけどね」
「何言ってるの魔術学院の第二席さんが!」
「シャーリンが第二席?えっでも確かメルトは剣術学院だったよな」
「そうよ、でも魔術学院と剣術学院はよく合同訓練をしていてそこで仲良くなったのよ」
「ふ~んなるほど」
「さっ自己紹介はこれぐらいにして食事にしましょ」
食事が始まってからというもの女子メンツから質問詰めに遭い正直疲れを感じ始めていたが女子達の疲れは俺を超えていたらしく食事の席だというのに眠ってしまった。
「少し外に出て話さないか?」
俺に声を掛けてきたのはこの席唯一の男性であるミハールだった。
「いいぜ」
そうして俺たちはパーティールームに併設されていたバルコニーへと出た。
「改めてよろしくミハール=マルチネス剣術学院では第二席だった」
「ジーク=アストラルだこっちこそよろしくミハール」
「はぁーパーティーにお前が居てくれてよかったよ」
「なんだよそれ?」
「流石に男一人であの女子の数はきついよ」
「そうかぁー皆と楽しそうに会話していたじゃないか」
「空元気ってやつだよ、だが多分皆俺と同じ気持ちだったんじゃないかな?」
「皆だと?」
「そうだ、ジークは準騎士になるのには経験を積んだ方が有利なのは分かるだろなのに何故一定数の若者が参加してると思う?」
俺が答えを出せずにいると
「それは素質の差が原因していて、まだヒヨッ子の僕らでも育て方次第では一流の騎士にだってなれるそのためカルランでは若者も取られているのさだが全員が全員若者だけでは騎士団としての質が落ちてしまう」
「分かった、そこで登場するのがカイルさんのような経験を積んだ騎士の登場かぁ~」
「その通り円卓騎士団としての質の向上の為にも必要なのが経験を積んだ騎士達なのさ」
「今の話は理解出来たがすまんミハール、それがお前の空元気とどう繋がるのかサッパリ分からん」
「だから結局のところ俺達は皆カルランに受かったか分からないでいるから不安な気持ちに駆られている、だがそれもジークのおかげで和らげた気がするんだと思う。だからああして食事の席でも幸せな顔で寝れてるんじゃないかな」
「そうかいそれなら女子連中の長話に付き合ったかいがあるってもんだな」
「そうかよそりゃ悪かったな勝っちゃて」
「いやそういう訳ではないのだが・・・・・」
「冗談だよところで思ったんだけど俺たちの年代とは明らかに違うのもいるんだけどどうしてだ?」
一応カルランの参加資格は成人(十八歳)を超えたモノなら誰でもよいとなっており、参加している人の三分の二は若者達で占められているが残りの三分の一はそうではない。
「まずはこの国の騎士団の構造をから説明しなくちゃならなそうだな。この国には騎士団は三種類存在し、剣術騎士団・魔法騎士団・そして円卓騎士団だその中でも特にエリート集団なのが円卓騎士団で十二人いる円卓の騎士の部下達のことを準騎士というんだこのカルランはその準騎士を選抜するためのものなんだそして前回のカルランでダメだった者達が修業を積んで参加する例もあるんだ例えば今戦っている人もそうだよ」
現在バトルフィールドでは三十過ぎに見える風来坊のような男が戦っているのが目に入った。
「あの人は剣術騎士団所属のカイルさんって言って部隊長を勤め上げたほどの男さ」
確かにカイルという男からは戦闘経験が豊富と言わんばかりの戦いを繰り広げて見せていた。
「なるほどだから一回りも違う人もいるんだ」
「そ、いうこと」
「次の試合はシルバ=トーマスとメルト=クラリス、二人とも前へ来てください」
「それじゃあ行ってくる」
「ジー君応援よろしく、シルバあんたには絶っっ対っ負けないんだから」
「それはこっちの台詞だメルト」
そういえばあの二人ってどういう関係なんだろ?
すると先程戦いを終えたカイルがこちらにやってくるではないか
「やぁジーク=アストラル君さっきの試合は凄かったよ」
「いえいえカイルさんこそ熟練された身のこなし素晴らしかったです」
「君に褒められるなんて光栄だよだが君はなんで僕の名前を知ってるんだい?」
「ついさっきシルバに教えて貰ったんです」
「なるほどシルバ殿下に、ところでメルト君とも話しているみたいだったけど君たち仲が良いのかい?」
「いえカルランで初めてあった仲ですよ、ところでカイルさんシルバはともかくメルトを知っているんですか?」
「もちろんだども彼女は伯爵クラリス家の次期当主にして今年の剣術学院の主席卒業生だよ。まぁ殿下も魔術学院では主席卒業生だったらしいしそれが原因で二人ともいっつもいがみ合ってるって噂されていたのが騎士団の耳にも入ってきたほどだよ」
「なんだぁ二人とも強いじゃん」
「ベディヴィエール卿カルランは順調か?」
ベディヴィエール卿は闘技場を見下ろせる場所から一人試合を観察していると誰もいないはずの後ろから急に声をかけられ振り返るとそこにはアーサー王がいた。
「陛下おいでになられたのですか」
「えぇ会議が思ったよりも早く済みましたのでこちらに足を運びました」
「カルランの方はさっき凄いのがいましたよ」
「ほぉベディヴィエール卿がその様に褒めるとは素晴らしい方なのですね」
「もちろんですですが今戦っている彼らも中々の才能を持っていると思いますよ」
「ふふっそうだなこのまま少し見させてもらうとするよ」
そのまま最後までアーサー王は試合をご覧になると
「私は退席するとしよう後のことは任せたぞベディヴィエール卿」
「分かっております陛下」
「すべての試合が終了しカルランはこれにて閉幕とする、三日後受付をした場所の前に合格した者の名を張り出しておくので確実に見ておくように」
「ジー君はこのあとどうするの?」
「う~んどこか宿を見つけて泊まろうかと思ってる」
「ならうちに泊まりに来ない?」
「いいのかありがとう」
寝床が見つかってラッキー程度にしか思っていなかったがそれは大間違いであった。
「ただいまぁ~~」
メルトの家は王都キャメロット北側にある貴族領内にありその中でも一際大きいように見えた。
「お帰りなさいませお嬢様、お友達は皆様既においでになられておりパーティールームにおります」
「ありがと、それと一人追加してもいいかしら」
「大丈夫です」
「それじゃあジー君こっちよ」
メルトに案内されパーティールームに案内されるとその席にはどこかで見た覚えのある五人の男女が集っていた。
「メルト遅かったわね」
「シャーリンごめんジー君に少し街案内してから来ちゃったもんでね」
「ジー君ってあんた闘技場にいた常識外れ!」
常識外れってっひどい言われようだな・・・・・・。
んっ待てよ、その呼び名で俺を呼ぶことはつまりあの女はカルランに居たって事なのか?
「常識外れって言い方はよくないと思うネジが一本抜けてるだけじゃない?」
「どっちも同じ意味でしょ」
それも酷くないかメルトさ~ん
「あっ紹介が遅れたわね、右奥からサイカ=コミケトル・ニコン=リプリー・テール=ライアンドで反対側の席に座っているのが奥からミハール=マルチネス・シャーリン=メイよ全員私の剣術学院時代からの友達だから仲良くしてね」
「よろしくジーク君、あなたの活躍はカルランで見せてもらったけど凄かったわ」
「ありがとう、あの戦闘を見てたってことはカルラン参加者?」
「そうよ私達全員参加したのよまぁ君と違って受かったかどうかは分からないけどね」
「何言ってるの魔術学院の第二席さんが!」
「シャーリンが第二席?えっでも確かメルトは剣術学院だったよな」
「そうよ、でも魔術学院と剣術学院はよく合同訓練をしていてそこで仲良くなったのよ」
「ふ~んなるほど」
「さっ自己紹介はこれぐらいにして食事にしましょ」
食事が始まってからというもの女子メンツから質問詰めに遭い正直疲れを感じ始めていたが女子達の疲れは俺を超えていたらしく食事の席だというのに眠ってしまった。
「少し外に出て話さないか?」
俺に声を掛けてきたのはこの席唯一の男性であるミハールだった。
「いいぜ」
そうして俺たちはパーティールームに併設されていたバルコニーへと出た。
「改めてよろしくミハール=マルチネス剣術学院では第二席だった」
「ジーク=アストラルだこっちこそよろしくミハール」
「はぁーパーティーにお前が居てくれてよかったよ」
「なんだよそれ?」
「流石に男一人であの女子の数はきついよ」
「そうかぁー皆と楽しそうに会話していたじゃないか」
「空元気ってやつだよ、だが多分皆俺と同じ気持ちだったんじゃないかな?」
「皆だと?」
「そうだ、ジークは準騎士になるのには経験を積んだ方が有利なのは分かるだろなのに何故一定数の若者が参加してると思う?」
俺が答えを出せずにいると
「それは素質の差が原因していて、まだヒヨッ子の僕らでも育て方次第では一流の騎士にだってなれるそのためカルランでは若者も取られているのさだが全員が全員若者だけでは騎士団としての質が落ちてしまう」
「分かった、そこで登場するのがカイルさんのような経験を積んだ騎士の登場かぁ~」
「その通り円卓騎士団としての質の向上の為にも必要なのが経験を積んだ騎士達なのさ」
「今の話は理解出来たがすまんミハール、それがお前の空元気とどう繋がるのかサッパリ分からん」
「だから結局のところ俺達は皆カルランに受かったか分からないでいるから不安な気持ちに駆られている、だがそれもジークのおかげで和らげた気がするんだと思う。だからああして食事の席でも幸せな顔で寝れてるんじゃないかな」
「そうかいそれなら女子連中の長話に付き合ったかいがあるってもんだな」
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