クラス転移はts付きで
四十九話~不意討ちほど疲れる物はない~
「今日は疲れたねー」
「うん、勘違いって怖すぎるよ。あと、理不尽って怖いよ」
いつの間にか、夕方になり、ボク達は寮に向かっていた。
「う~ん、今日はデートのつもりだったんだけど、いつもよりイチャイチャできなかったねぇ、残念だよ。あわよくばって思ってたんだけどね」
カシモトの、あわよくばって、何があわよくばなのかは知らないけど、ボクは無視した。どうせ下か、下らないことだろうけどね。
「全く、お前らのイチャイチャの基準が分からないんだが? 今でも十分イチャ付いてるだろ?」
因みに、ボク達二人だけではなく、もう一人、邪魔者が居る。勿論、同じ寮に住んでいるから、「こっちに来るんじゃねぇ!」とか言う暴言は吐けないので、何をしようと、別れることはできないと思うけど。察してどっかにいってほしいね。
「いやいや、ライムはねー、二人だけになると、ツンツンした感じに少しデレが入って、ツン多めのかわいら――」
「わーっ! わーっ! 何でもないよー!」
勿論、ボク自身はそこまで甘えているつもりはないけど、カシモトは誇大化するから、大体ボクの事を甘えん坊って紹介しようとする。
勿論、それは嘘だ。だけどそんなことをコウタに言われたら、絶対にうざいことになるので、カシモトの声を遮った。……事実を言われて恥ずかしいって訳じゃないからね。
「そうかいそうかい、じゃあ、邪魔者は消えますよ」
どうやらこの場の雰囲気に嫌気が差したのか、コウタは逃げていった。……察したわけではないと思うよ? あいつ馬鹿だし。
「うん、じゃあ私達も急いで帰ろうか」
「え?」
ボクはそんなカシモトの発言に固まった。だって、イチャイチャしまくってるあのカシモトが早く帰ろうって!? 病気!? 病気かなにかになったの!?
「……私がいつもイチャイチャしてる様な奴だと思ってたら間違いだよ? 私だって疲れるよ?」
普通にボクの思っていた、失礼きわまりない思考を読み取られたようで、カシモトにジト目で睨まれた。しかし、ボクにはイチャイチャに疲れるようには思えなかった。
「じゃあね」
ボク達は学園に着き、そこで別れた。
今日のデートは結構有意義なものにできて良かった。ただ、帰りに聞いた「ねぇねぇ聞いた? アルビダ帝国が攻めてくるって噂」と言う、おばちゃん達の台詞を聞いて、少しだけ不安になった。
「ふう、でも、いま悩んでも仕方がないか」
色々考えた末、至った結果は、その時はその時、と言う計画の一文字もない考えになった。勿論、今色々なことを考えて、気を逸らされている内に何かあったらヤバイので臨機応変と言う考え方の方があっていると思う。
「ただいまー……し、失礼しましたぁ」
ボクがそんなことを考えながらドアを開くと、そこにいたのはキスをして居るレティシアさんと、シンノスケだった。シンノスケとレティシアさんがそんな仲になるほどの仲ではないので、にているカップルなのだろう。そう言う考えに至った。別名、思考放棄。
「「ライム? 部屋は合ってるぞ(わよ)?」」
「え? あの、……って違う! そう言うことを言ってるんじゃない! 何で君達は恋人みたいなことをしてるのさ!」
検討違いの返答され、流石のボクでも困惑した。少しだけ真に受けてしまったが、叫び返すと、二人は納得したようすで首を縦に振っていた。
「ああ、そりゃ」
「私達は」
「「付き合い始めたからね」」
この日で一番疲れたのは、今、二人の発言だった。
「うん、勘違いって怖すぎるよ。あと、理不尽って怖いよ」
いつの間にか、夕方になり、ボク達は寮に向かっていた。
「う~ん、今日はデートのつもりだったんだけど、いつもよりイチャイチャできなかったねぇ、残念だよ。あわよくばって思ってたんだけどね」
カシモトの、あわよくばって、何があわよくばなのかは知らないけど、ボクは無視した。どうせ下か、下らないことだろうけどね。
「全く、お前らのイチャイチャの基準が分からないんだが? 今でも十分イチャ付いてるだろ?」
因みに、ボク達二人だけではなく、もう一人、邪魔者が居る。勿論、同じ寮に住んでいるから、「こっちに来るんじゃねぇ!」とか言う暴言は吐けないので、何をしようと、別れることはできないと思うけど。察してどっかにいってほしいね。
「いやいや、ライムはねー、二人だけになると、ツンツンした感じに少しデレが入って、ツン多めのかわいら――」
「わーっ! わーっ! 何でもないよー!」
勿論、ボク自身はそこまで甘えているつもりはないけど、カシモトは誇大化するから、大体ボクの事を甘えん坊って紹介しようとする。
勿論、それは嘘だ。だけどそんなことをコウタに言われたら、絶対にうざいことになるので、カシモトの声を遮った。……事実を言われて恥ずかしいって訳じゃないからね。
「そうかいそうかい、じゃあ、邪魔者は消えますよ」
どうやらこの場の雰囲気に嫌気が差したのか、コウタは逃げていった。……察したわけではないと思うよ? あいつ馬鹿だし。
「うん、じゃあ私達も急いで帰ろうか」
「え?」
ボクはそんなカシモトの発言に固まった。だって、イチャイチャしまくってるあのカシモトが早く帰ろうって!? 病気!? 病気かなにかになったの!?
「……私がいつもイチャイチャしてる様な奴だと思ってたら間違いだよ? 私だって疲れるよ?」
普通にボクの思っていた、失礼きわまりない思考を読み取られたようで、カシモトにジト目で睨まれた。しかし、ボクにはイチャイチャに疲れるようには思えなかった。
「じゃあね」
ボク達は学園に着き、そこで別れた。
今日のデートは結構有意義なものにできて良かった。ただ、帰りに聞いた「ねぇねぇ聞いた? アルビダ帝国が攻めてくるって噂」と言う、おばちゃん達の台詞を聞いて、少しだけ不安になった。
「ふう、でも、いま悩んでも仕方がないか」
色々考えた末、至った結果は、その時はその時、と言う計画の一文字もない考えになった。勿論、今色々なことを考えて、気を逸らされている内に何かあったらヤバイので臨機応変と言う考え方の方があっていると思う。
「ただいまー……し、失礼しましたぁ」
ボクがそんなことを考えながらドアを開くと、そこにいたのはキスをして居るレティシアさんと、シンノスケだった。シンノスケとレティシアさんがそんな仲になるほどの仲ではないので、にているカップルなのだろう。そう言う考えに至った。別名、思考放棄。
「「ライム? 部屋は合ってるぞ(わよ)?」」
「え? あの、……って違う! そう言うことを言ってるんじゃない! 何で君達は恋人みたいなことをしてるのさ!」
検討違いの返答され、流石のボクでも困惑した。少しだけ真に受けてしまったが、叫び返すと、二人は納得したようすで首を縦に振っていた。
「ああ、そりゃ」
「私達は」
「「付き合い始めたからね」」
この日で一番疲れたのは、今、二人の発言だった。
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