従妹に懐かれすぎてる件
四月六日「従妹とリアルJK」
彩音の高校生活が始まってから二日。
「ただいまーっ!」と元気な声と共に帰ってきた彼女は荷物も降ろさずに俺に向かって
「何か言うことは無いの!?」
「ごめん……おかえり」
「そうじゃなくて!」
じゃあなんだよ。
だがしかし、彩音の興奮は冷めてないようで呆然と見つめる俺など構わずに続ける。
「私はJKになったのよ! リ・ア・ルのJK!」
「うむ。それは知ってるが」
「漫画やラノベではもはや欠かせない逸材であるJKがここにいるの! だからゆうにぃ、褒めて!」
「おーえらいぞ彩音ー。えらいえらいー」
「なんか馬鹿にされてる!? 酷いよゆうにぃ、いつも優しいのに……」
くすんと手を目に当てて、嘘泣きのような素振りを見せる彩音。
なるほど、たまにはこうやって遊んでやるのも面白いな。あと可愛いし。
「んで、晴れて女子高生となった彩音さんは俺にどうして欲しいと?」
「撫でて! 頭を!」
「でも俺が撫でると気絶するじゃん」
「あ、あれは不意打ちだったから……ちゃんと構えていれば多分大丈夫!」
両手を拳にして「かかってこい!」と身構える彩音。
……なんで頭撫でるだけでこんな準備が要るんだか。
「い、いくぞ」
「どうぞ……」
さらさらさら。
柔らかくて心地よい感触。
「ひゅ、ひゅるぅぅ……」
彩音は一瞬ビクッと身体を震わせたが、何とか衝撃に耐えたようだ。
「これで満足か?」
「えへへ。あと二分続けてね」
「地味に面倒な時間を提示するのはやめてくれ」
だがとろけるような笑顔をする彩音を見ていたら、いつまでも撫でられる気がした。
……というかこれ、JK関係無くね?
「ただいまーっ!」と元気な声と共に帰ってきた彼女は荷物も降ろさずに俺に向かって
「何か言うことは無いの!?」
「ごめん……おかえり」
「そうじゃなくて!」
じゃあなんだよ。
だがしかし、彩音の興奮は冷めてないようで呆然と見つめる俺など構わずに続ける。
「私はJKになったのよ! リ・ア・ルのJK!」
「うむ。それは知ってるが」
「漫画やラノベではもはや欠かせない逸材であるJKがここにいるの! だからゆうにぃ、褒めて!」
「おーえらいぞ彩音ー。えらいえらいー」
「なんか馬鹿にされてる!? 酷いよゆうにぃ、いつも優しいのに……」
くすんと手を目に当てて、嘘泣きのような素振りを見せる彩音。
なるほど、たまにはこうやって遊んでやるのも面白いな。あと可愛いし。
「んで、晴れて女子高生となった彩音さんは俺にどうして欲しいと?」
「撫でて! 頭を!」
「でも俺が撫でると気絶するじゃん」
「あ、あれは不意打ちだったから……ちゃんと構えていれば多分大丈夫!」
両手を拳にして「かかってこい!」と身構える彩音。
……なんで頭撫でるだけでこんな準備が要るんだか。
「い、いくぞ」
「どうぞ……」
さらさらさら。
柔らかくて心地よい感触。
「ひゅ、ひゅるぅぅ……」
彩音は一瞬ビクッと身体を震わせたが、何とか衝撃に耐えたようだ。
「これで満足か?」
「えへへ。あと二分続けてね」
「地味に面倒な時間を提示するのはやめてくれ」
だがとろけるような笑顔をする彩音を見ていたら、いつまでも撫でられる気がした。
……というかこれ、JK関係無くね?
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