神話の神とモテない天才~異世界で神となる~

皆鈴

#25戦艦との交戦


「これからどうする?」

サグメちゃんが聞いてきた。確かに
ここにずっといたら敵がここまでくる可能性もある。

「じゃあ新幹線で高天原まで行くのはどうかな?」

「反乱が起きているとき、新幹線は運休するからダメだわ」

「だったらここから更に北まで行くのは?」

「これ以上山奥に入ったら遭難の可能性もあるわ」

あれもダメ、これもダメ。
そんなことを話してしばらく経ち、結局ここで待機
することになった。だけど敵がここまで来る様子はない。
町の方が気になる。他の神は逃げただろうか、建物は
無事だろうか。不安が押し寄せる。

「ちょっと町の方を見てくる」

「気を付けてね」

俺は山を降りていく。ついに町が見えるところまで行った。
そこでは戦艦の中の国津神は、まだ上陸していなかった。
だけど戦艦からの砲撃を受けて町はボロボロだ。
ちょうど町にいた武神達が必死に交戦している。
だけど、あんな強固な戦艦に勝てるわけがない。
ただ町の様子を見るだけだったが、俺は町に向かった。
それは食料と水を持って来る為に。この反乱がいつ終わるかは
分からないからな。適当な店にあった米と野菜や、
竹筒に入った水を見つけて、すぐに町を出ようとした。
だけどその時、

コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品