俺が転生した世界はどうやら男女比がおかしいらしい

めんたま

心愛の友達

「じゃあばいばい莉央ちゃん」

「はい、仁くん。大好きですっ」

「僕もだよ」

最近莉央ちゃんはどうやら文芸部に入ったらしく、お互いの部活が終わった後一緒に帰っている。莉央ちゃんとイチャイチャしながら駅で別れ、家へと向かう。


「ただい....ん?」

ただいまーと言おうした時、ふと玄関にいつもより靴が二足ほど多いことに気付いた。お客さんかな?

「ジンちゃんおかえりっ」

「ただいま母さん。今人が来てるの?」

「そうだよ〜、心愛のお友達が2人来てるみたい。ジンちゃんに会ってほしいって言ってたよ?」

「僕?」

心愛の友達に俺が?うーん、俺の話でもしたんだろうか?ま、まあ?俺は数少ない男だし?それに、イ、イケメンだからな!改めて言うと恥ずかしいなこれ。

「うん。だから、ちょうど飲み物とお菓子を心愛の部屋に持ってくとこだったから、代わりにジンちゃんが持って行ってもらっていい?」

「いいよ」

俺は母さんから、ジュースと飲み物がのったお盆を受け取り心愛の部屋へと向かう。

「ジ、ジンちゃん!」

「どうしたの?」

その時母さんに呼ばれたので、そちらに向き直る。

「女はケダモノだから!心愛のお友達でも油断しないでね!」

「わかってるよ」

思わず苦笑しながら返す。

「そ、それと!あの、この間約束したデートのこと....ちゃんと覚えてる?」

母さんは不安そうに瞳を揺らしながら前で腕をキュッと強く握りしめながら言った。

....うむ、これはクラッとくるな。

「大丈夫だよ、僕が忘れるわけないじゃん。母さんとのデート楽しみにしてるからね?」

「う、うん!」

そして俺は改めて心愛の部屋へ向かった。後ろで「む、むふふ...」「デート....これはあんなことやこんなことも...」と聞こえてきた。

っておい、俺たち親子だから!


母さんの呟きに戦慄しながら階段を登り心愛の部屋の前まで来た。中からは、わいわいがやがやと一体なんの話で盛り上がっているのか、騒がしい女の子たちの声が聞こえる。

一つ深呼吸。
心愛の兄として恥ずかしくない立ち居振る舞いをしなければいけまい。
俺は気合を入れ直し、ノックをする。

コンコンっ

「は〜い」

中から心愛の声が聞こえ、ガチャっとドアが開く。

「お母さんありがとう〜、もう喉がカラカラで......」

笑顔で出てきたが、俺を見た瞬間固まった。

「ってお兄ちゃん!?帰ってきてたの!」

その時奥で談笑していた2人の女の子がピタッと会話を止め、バッとこちらに視線を向けガン見してきた。

 よし、心愛の兄としてかっこよくいこうじゃないか。

「うん、ただいま心愛。そして、いらっしゃい2人とも。初めまして、心愛の兄の仁です。いつも妹がお世話になっています。良ければこれからも仲良くしてあげてね?」

とりあえず心愛にただいまを言い、近くの机にお盆を置いてから一礼しながら自己紹介をする。〜爽やかスマイルを添えて〜

口を開けてダラシない顔をしていた2人だが、しばらくしてハッとし、各々自己紹介をしてくれた。

「は、初めましてっす!心愛ちゃんの友達の、速水愛菜はやみあいなっす!よろしくっす!」

「こ、こんにちは!お邪魔してます、ボクの名前は早乙女さおとめののです!」

〜っす娘に、ボクっ娘だと!?なんということだ....現実でお目にかかれるとは。今日という素敵な日に感謝します神様....。

「うん、よろしくね愛菜ちゃんののちゃん」

常にニコニコしながらを心がけて会話する。

愛菜ちゃんは少し茶色がかった長い黒髪を後ろで纏めてるな。ウェーブも少しかかってるみたいだ。
ののちゃんは...ボブカットで、うん、アホ毛がある。頭の頂点とおでこの間くらいから、ピョコッと可愛らしく。なんだこれ、どういう原理だ?なぜ重力に逆らってピョコピョコ跳ねてる?2次元ではよく見たが現実で見ると不思議なものだ。もしかしたらこの世界は前の世界とは少し物理法則が違うのかも。
まあ、この2人はどちらも小柄だな。心愛も小柄な方なので小さい3人が集まってチョコチョコしてるのを想像すると、うん、むちゃくちゃ可愛いな。

笑顔は絶やさずに2人を観察していると、心愛がこれからの成長に期待したい薄い胸を限界まで逸らしながら「ふふんっ」とドヤ顔をしていた。なんだ?
あ、ちなみに姉さんと母さんの胸は人並みくらいだ。

「どう?やっと信じてくれた?」

「は、はいっす。まさか本当に存在してるとは....。私の負けっす」

「ボ、ボクも驚いたよ〜。心愛ちゃんは嘘つかない子って知ってるけど、どうしても信じられなかったから....」

んん?
なんだ?
お兄ちゃん説明が欲しいです。

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コメント

  • AZAMI

    ナニコレ面白いwww

    これからもお互い頑張りましょうね♪

    あともし宜しければ僕の作品もよろしくお願いします!

    4
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