幻想魔動人形記

ノベルバユーザー189431

ー巡りー11-

あの後鈴仙の案内元、竹林を無事脱出できた。
「この先を行くと人里です。この度は、ご迷惑をおかけました。」
「いや、もう過ぎた事だし深くは、聞かないよ」
「ありがとうございます。」
「それじゃ、そのうちにな、」
俺達は、人里へ歩き始めた。

ザワザワザワザワ
「ここが人里か、賑わってるな」
「人間しゃんいっぱい!!」
「ここしか人間が住めるような土地が無いですからね、」
「・・・・確かに魔力の霧で魔力中毒にする魔法の森、同じ景色が続き方向感覚が狂う迷いの竹林、谷や急な斜面が多い妖怪の山、一番地獄に近い地底、あの世の入り口冥界、どこも人我住めような感じでは無いな。」
「取り合えず回りません?」
「それもそうだな。・・・・ふぅ」
「どうかなさいました?」
「あ、いやしいて言うならスリが起きそうだなって思って・・・」
「大丈夫じゃないですか?そもそも私達盗まれて困るような物持って無いじゃないですか。」
「それもそうだな・・・一文無しだしな!!」
最後だけ大声で言い、周りを見渡す。
すると何人か逃げるように人ごみに紛れて行った。
「やっぱいたか懲りないねどこも、人と言う者は」
「大きい声ビックリしたの・・・」
霊夜の糸に気付き乗っかった皐月だがそんな人間がいたことに驚きを隠せないでいた。
「さて観光がてら次どこ行くか決めようか。」


しばらく歩きおばさんを助け、団子屋の孫にお礼をもらい、迷子を送り、飴屋の父親から飴をもらい、転がってきた果物を拾うのを手伝い、お礼にリンゴを貰い等々合ってお腹膨れた。
「一文無しでも意外といけるな、」
「そうですねーーー」
「おにゃかいっぱい」
「しかしまさかここまで低いとは・・・隔離しているって書いてあっても明治らへんかと思っていたんだが・・・江戸時代か・・・・・・・・・ん?」
ふっと路地の横を通り過ぎようとした所でそこで人が何か囲んでいるのが見えた。
「・・・・・・・・皐月、ちょっとゆっちを持って隠れてくれ。」
俺は、路地へ入って行った

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