幻想魔動人形記

ノベルバユーザー189431

ー巡りー19ー

『・・・・う・・・・長・・・・・だ・・長・・・・・・・・団長!』
「・・・・んっ?誰だ」
夜中(っと言っても昼間と変わらないが、)に誰かの声が聞こえて起きる霊夜
『あぁ・・・・やっぱそうだ・・』
「・・・・・・・・」
(この声脳内・・いや魂に直接語り来てる。)
『皆待ってる。こっち』
「・・・・あぁ分かった」
霊夜の目には、白い炎の様な靄が、先へ続いていた。だが実際は、何も無い。
そんな事は、霊夜自身分かっていたが、不思議とためらいが無かった。

「魂が・・・・妖夢いる?」
「ここにいますみょん」
「西行妖が心配だわ、見て来て。」
「分かりましたみょん」
霊夜が出て行った三十五分後だった。

「ここは夜なんだな・・・しかしあの屋敷の周りだけだと思ってたんだが・・・・冥界は、いつでも桜が咲いてるのか。場所によって時間帯が違ったり年中桜が咲いてたり環境も地上と違うな。」
『・・・・もうすぐ・・着く』
(それは、そうとこの声どこから話してるんだ?方向がイマイチ分かりにくい)
『・・・・あ、迎えだ』
「迎え?」
白い靄の先から人魂が五つ程くる。
「って事は・・・・君かさっきから語りかけてるのは、」
屋敷からここまでいる人魂を見る。
「ったくこの先に何があるんだ。」
『もう着く。』
「もうって・・・・・・・・」
桜並木を抜けた先、そこには、巨大な桜が一本だけ蕾をつけていた。
巨大っと言っても幹の半径は、およそ十kmは有り、高さは、枝が霞んで見えない程だった。
「これは・・・凄い・・・」
『あぁやっぱそうだ』『久しいな〜』『また会えるなんて』
「・・・・これは・・やばい・・・のか?」
いつの間にか霊夜は、根と根の間学校の教室がすっぽり入る程の開けた場所の真ん中に、立っていた。その周りをぱっと見、三十五程の人魂がドーム状に霊夜の周りを回る様に囲っていた。

「幻想魔動人形記」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「現代アクション」の人気作品

コメント

コメントを書く