幻想魔動人形記

ノベルバユーザー189431

ー巡りー31ー

「こっちこっち〜〜」
殿の中を案内され行く。
「早く早く〜〜〜」
「そんなに急いでどこに行くんだ?」
「お姉ちゃんの部屋。絶対お姉ちゃんの友達になれると思うの。お姉ちゃん友達少ないから。」
「優しいなこいしは、でも俺からは、友達になろうとしないよ?」
「え?それは、どうしてですか?」
「友達が邪魔って奴も世の中いるんだ。」
「え〜〜そんな人いるの〜〜???」
「いたよここに。」
そう言い自身を指す。
「「・・・・・・冗談??」」
「んに見える?まぁ結構前の話だけどね。今じゃほぼ真逆だよ。」
「そんな頃があったんですね・・・」
「以外だな〜〜〜・・・・・あ、着いたよ!!」
少し他よりデカい扉の前に立つ。   バン
「お姉ちゃん、ただいま~~」
勢い良く扉を開け放ち中に入る。
「あらおかえりこいし・・・・・はぁ」
「・・・どうしたんだあの姉は、机にうつぶせ寝になってため息をついてるけど」
「この前人里に行った時何かあったんだと思う。地底の妖怪は、大抵嫌われ者なんだ。だから・・少しでも改善しようとお姉ちゃん動いてるんだけどひどい事されて帰って来るんだ。今回は怪我は、してこなかったけど帰って来てからあんなで・・・・趣味の執筆もしてないし・・・・・」
「そんなことしてたんだな。」
「あれ?こいし誰かいる・・・・・」
「あ、お姉ちゃんこの前言ってた霊兄ィだよ!!」
「どうも霊夜です。今回は妹さんにお招きしていただきました。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・?お姉ちゃん??」
「あ、す、すみません。ち、地霊殿の主、古明地さ、さとりです。い、妹と仲良くしていただきあ、あ、ありがとうございます。・・・・・・所で・・・その・・・・あの・・・・・す、少しお、お尋ねし、したいことが・・・・」
「何でしょう?」
「・・・・・・・・その・・・さ、最近ひ、人・・・と言うよりよ、妖怪をその・・・・助けました?そのひ、人里と・・・か・・で・・・・・」
「おぉぉおお!!!お姉ちゃんが会話してる人見知りなのに・・・」
「人里で?あぁ助けたよ?何か無抵抗の妖怪に一方的に暴力を振ってたしね。見逃せなっかし」
「その・・・・・・・・・・そ、その時こ、こ、こ、これ・・・・・・・わた・・・し・・・まし・・・・た・・・・?」
さとりがポケットから取り出したのは、あの時妖怪に渡した薬だった

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