幻想魔動人形記

ノベルバユーザー189431

ー巡りー35-

狭い通路を走り抜ける。
「シューティングサン!!!」
大型の弾幕が通路を埋める。
「右上!!」
弾幕と壁の間に身を入り込ませ、回避する。
「人間のくせにおとなしく死ね」
「二度も死ねるか!!」
通路の様子も変わり見た目重視が実用的な通路に変わる。すると目の前に頑丈な扉が阻む。
(見た所鍵が無い、開けるか?いやそれまでには、追いつかれる。切る?あそこまで頑丈そうなのを?魔法?弾幕?無理だ衝撃でも動かないだろ引き戸だし。溶かせるほど高威力を短時間ででき・・・れ・・・・ば・・・・・・溶かす?・・・・・・試す価値は、ある!!!)   ビィィィィイイイイン
持っているレイピアが赤くなり、更にそこから青くなる。   シュゥゥゥウウウ
煙がレイピアから溢れ出る。
「もっと高く!大気をも燃やせ!!!」
すると段々と白く剣身が揺らめく
「《振剣 白炎》!!!」
左下から右上に切り上げる。すると剣身から炎が現れる。正確には、剣身の周りの大気が熱気により燃え上がったのだ。    スン
周りの壁ごと切る。抵抗は無かった。
「はぁぁああ!!」  ゴン
そのまま激突し吹き飛ばす。
「今度、ちゃんとした剣、作ってもらわないとな。」
手元には、柄だけが残っていた。  周りを見渡す
「ここは・・・・・どこだ?」
円筒の中にいるようで中央から十字に通路が伸びており、真ん中に更に円柱が上下に伸びている。
「どんだけ高いんだ?上が見えないけど・・・下は・・・・煙って見えないな」
「ここは、元灼熱地獄だよ。良かったねここで死んだらすぐあの世に行けるよ。」
「・・・・・はぁ俺は明日すぐにここを出ていくそしてここに・・・いや君達の主人に近づかないだから今回は、見逃さないか?」
「・・・・人間は、臆病だ、だから嘘をつくそしてお前も臆病だ」
「交渉の余地無しか・・・・いいよただここからLunatic、覚悟して来な」
「人間などに負けるか!!」

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