幻想魔動人形記

ノベルバユーザー189431

ー巡りー10-

「・・・・・何の事かしら?」
「ゆっちが喋ってることについてだ。」
「??????」
「・・・・・・」ふい
「・・・・・・」ジー
「・・・・・・」ふい
「・・・・・・」ジー
「何してるんですか」
右に永琳が向くと正面に行くように移動する。するとまた右を向くの繰り返しでぐるぐると回っているのである。
「ゆっちに話しかけたらわかるよ。」
「ゆっちゃんどうしたか分かる?」
「ゆっも分からにゃい」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「分かった?」
「藪医者何した」
正直久しぶりにこの類の寒気を感じた。
「お、落ち着いて・・」
「霊夜さんは、口を閉じといて下さい。今このクソ藪医者とお話がありますので・・・・」
「分かった、分かったわ話す話すからそのメイスをしまってちょうだい」
「しまいません。返答次第では、振り下ろします。」
「まぁ良いわ、まず最初は普通に擦り傷に消毒液を縫ってたんだけど段々とモルモットに見えてきて・・・それで試作品の【進化エブリションポーション】を飲ませてみたのそしたら喋るようになって・・・」
「よし分かった歯を食いしばれ!!!偽医者!!」
「何でよ!!どこもそんな事する要素が無いじゃない!!」
「いや十分あった。特に後半」
「砕けろ!!」
皐月の怒りの鉄鎚が振り下ろされようとした瞬間。
「ありがとうなの!」
ゆっが、話しかけてきた。
「お姉しゃんのお陰でゆっは、喋れてるの!!だからね、ありがとうなの!!」
「・・・・可愛いです。・・・・・・はぁ今回は、ゆっちゃんの笑顔に免じて、許します。ですが二度目は・・・・・」ドゴーン
皐月が投げたメイスは、大岩にあたり粉砕させる。
「あれがあなたの身代わりです」
普段怒らない人が怒るとコワイ

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