幻想魔動人形記

ノベルバユーザー189431

ー自分ー12-

「甘い、」
音速に近い弾幕が迫るが、たやすく打ち消し道を作る。
「《天罰スターオブデビル》」
その後ろから紅の細い弾幕が悪魔の如く牙をむく、
「・・・・・!!!」
それに対し横方向に飛ぶ事で回避するが、
「逃がすか!」
進行方向に跳躍し、一瞬動きを止める、それだけで十分で、弾幕は、当たる。
「シッ!!!!」
そして首筋に盾のふちを当てようとするが、
パシ
「まだか!」
受け止められてしまう、
「っと言うと思っていたか、言ったろ?甘いって」
死角からもう一枚の盾が飛び出し、先ほどの何倍の速さで、振り下ろされる。
ガッ
首筋に当てた・・・・・・・・・が、
「・・・・・」
何事もなかったかのようにそのまま地面に投げられた、
ガッガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
「やばいなまさかあれですでに気絶している状態何てな、」
(どうするこれじゃあどう元に戻すか分からないぞ何とかしないと)
「人間!!どうしたの!」
「元の戻す方法が無くなった!今、だから考えてる!!」
(にしてもなんか体の中の流れが不安定だ、さっきみたいに空気を魔力に変換して・・)
「スゥーーーーー!!」
(なんだこれ!!何か頭の中に直接!!)
『タス・・・・・ケテ・・ダレカ・タスケ・・・コワイ・・・・コワイヨー・・・モウ・・・・・ヤ・・・ダ』
その時フランの頬に何か伝うのが見えた。
「まさか・・・そうか・・・これは、あの子の・・・」
「《禁忌カゴメカゴメ》《禁忌クランベリートラップ》」
網目状の弾幕と檻状の弾幕が迫りくる。
「なかなかキツイことをしてくれるな!!お嬢さん!!大丈夫か!!」
「大丈夫だ、問題ない、って何言わせんの!!」
「いや理不尽てかなんでそのネタ知ってるし・・・とりあえず」
ゆっくりと着実な動きで自身とレミリアに当たる可能性がある弾幕のみ処理していく。
「・・・・・・」コロン
「ん?」
その時レミリアと霊夜の間で何か硬い物が、転がる音がした、
それは、緑色の小さい手のひらサイズのラグビーボールのような形をしていた。
「何かしらあ――」
「早く飛べ!!!!!」ピッ
その瞬間その物体から鋭い閃光と衝撃、熱、音が襲い掛かった。
「キャァァァアアアア!!!!」
「グッゥ」
(なんで手榴弾がこんなところに!!!)
二人は、吹き飛ばされ、本棚に別々の所で叩きつけられる。
霊夜は、寸前に下がりダメージを流したが、レミリアは、もろに食らってしまい動けない状況にいた、
「《禁忌レーウァテイン》」
フランの手に悪魔の尾のような物が現れ、光の剣身が伸びる
ゆっくりとレミリアに近づいていく、
「・   ・   ・   ・   ・」
(クソ!!間に合わない!!)
霊夜とは、反対側に吹き飛ばされたため、慣れない脚力を使っても振り下ろされるのが、先だった。
(この盾があそこまで‘‘飛んで‘‘行けば!!)ゴト
「え?」
盾が外れある程度飛んだ所で落ちる。
(まさか・・・考えろ!!何で途中で落ちた!!想像が足りなかったのか?いや、何か削られる感覚は、していない、てことは、弾幕などとは、別もの魔法でもない、考えろ!何で盾は、飛んだ!!それは、俺がそう願ったから、じゃ落ちた理由は・・・)
急いで盾の元へ向かう
するとある一定距離近ずくと盾は、飛んだ、
(クソ!!レンジが短い!!どうにかしてあそこまでと届く方法・・・そうだ届けばいい別に何か投げるとかしなくていい、それならとっておきがある。俺と言う霊夜の原点あこがれ、練習、身につけた現代では、役立たなかった特技、ここでなら・・・)
盾と霊夜の腕の間がほのかに光った

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