幻想魔動人形記

ノベルバユーザー189431

ー自分ー15-

「あぁ・・・ああぁぁぁぁあああ!!アァァァァアアアアアアア!!!」
少女は拘束から逃れようと暴れる。未だ伸びている剣身が霊夜の身体などを傷つけていく。
そこから腕から出ていた液体と同じものがあふれ出る。
「落ち着け!!大丈夫だ!もう暴れなくていい!!!」
「うっ、うわわわぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!!」
語りかけるが、逆効果で、更に暴れる。
(クソ!!どうすれば!・・・あぁやばいな、意識がもうろうとしてる、生身の時は、血液は、5分の2減っても動けたのに今は、4分の3でこのざまか、・・・・・なぜこの子は暴れるどうやったら落ち着く・・・俺は、もしこの子と立場が逆なら・・・・・・・・断じてロリコじゃなくて、・・・そうかそうだよな誰だって怒鳴られるのは、好きじゃない・・・こんな事にも気を配れないなんて本当俺は、自分が嫌いだ)
霊夜は、ゆっくりと口を開きなるべく優しく話しかけた。
「落ち着いて・・大丈夫・もう暴れなくていい・・・怖いものは、無いから」
(ゆっくりと落ち着いて、あの子たちを慰めていたように・・・)
少女の頭に手を置き安心させる様に頭を撫でる
「あああああぁぁぁぁぁあ・あ・・あ・・・あ・・・・ぁ・・・・ぁぁ、」トスン
「スー・・・・スー・・・・・スー・・・・・・」
「何とか・・・なったな」
俺は、傷を治すことに意識を集中させる為に重力のままに瞼を閉じた。

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