呪血使いに血の伴侶を。~マイナスからのスタートチート~
C20:旅立つシーナの町
朝起きて食堂に向かうと、腕を胸の前で組んで、俺とメアを待ち伏せている体格のいい男がいた。
もちろんアーノだ。
「お前たち、今日この町を出るんだってな。俺も連れ「いいぞ」けよ……。話の途中に入ってくるのやめてもらえる?」
「いや、だってこうなるだろうなーってなんとなくわかるだろ。お前がそこで待っているって状況を見たら」
俺の言葉に同意するように、メアが頷く。よく見たら、台所の方から様子を見ていたであろう。マキナさんも頷いていた。
「ちっ、とりあえず俺はついてくぞ! 文句あるか?」
「いいえ? 別に?」
ニヤニヤする俺に顔を赤くするアーノ。おっさんの赤らめた顔なんて求めてねーって気持ちは抑えて、メアにも一応確認を取る。
メアは俺の問いと、アーノからの眼差しを受けて頷いた。
「んで、これからどうするんだ?」
「特に決まってないが、とりあえず迎えに行く人物がいるな」
「迎えに行く人物?」
俺は頭の上にはてなを浮かべているアーノを連れてリック小吹屋へと向かった。
「ということで、一緒に旅をすることになった。アーノだ。それで、こっちが武器屋のリック。俺たち専属の鍛冶師になってるつもりだ。ってことでよろしく」
「「っいてことでじゃねーよ」」
おお、息ぴったり。もう問題ないだろう。
俺はそんな二人を、無視してギルドへと向かう。
「あ、ハクさん。アーノさんまで、あれ? リックちゃん?」
「おい、いい加減リックちゃんはやめてくれ。これでも私は18だぞ」
え? まさかの年上。横で、メアも驚いたような表情をしてる。
「まぁ、ちょっとこのメンバーで、旅に出ようと思いまして、そのご報告だけ」
「え? アーノさんまたどっかに行くんですか? ってリックちゃんお店はどうするの?」
と、メアが説明役を買って出てくれた。ちゃんと濁すとこは濁して、シーファに説明していく。その間にどこに行くか決めないとなとか思ったときに後ろからシーファの声が聞こえた。
「なら、次に向かうのは獣国ガウルムでいいのではないでしょうか」
後ろで手をあげ、ぴょんぴょんと跳ねながらシーファが俺に向かって言ってくる。
シーファが俺にその国を進める理由は簡単だった。それは俺の希望している条件に合っているからだ。
今魔国。魔王のいる国と銃国は明らかに敵対行動の真っ最中であり、一番魔国に近い国がこのガウルムだ。
そしてもう一つシーファがここを進める理由は、獣国の周りの森などにはこのシーナより強い魔物が生息しているからだ。ここから少しは遠いが目指すにはちょうどいい国と言えるだろう。
「メアとかお前らもとりあえずガウルムに向かうってことでいいか?」
「はい私は問題ないです」
「「お前らで一括りにするな」」
本当に行きぴったりだな。
「はいはい、それでいいのか」
「おう、俺も一度行ってみたかったんだ」
「私も構わない」
「おーけ。じゃあとりあえずそう言うことで、俺たちは獣国ガウルムに向かおうか」
俺たちは手早く、荷物をまとめ、シーナの町を出て獣国を目指した。
◇◆◇ステータス更新
『ハク・ブラッド・ドミネート 18歳 男
LV:29
称号:転生者
種族:血成種
血液:180/700
スキル:血帝ノ操呪:(固有スキル)
・血液操作
・血性変化
・血契魔法
・吸血
・血侶福音(ケツリョAフクイン)
血術身化:(種族スキル)
剣術 :(A)
闘拳術:(A)
蹴撃術:(B)
短剣術:(A)
槍術 :(A)
薙刀術:(B)
鎌術 :(A)
弓術 :(A)
盾術 :(B)
投擲術:(B)
操糸術:(B)
鎖術 :(B)
鑑定眼:(A)
自動再生:(S)
スキルpt倍化
獲得pt増加
経験pt共有
補助 :二刀流:(B)
片手持ち:(A)
両手持ち:(B)
見切り:(B)
スキルポイント:-13718
才能ポイント :500
装備:黒白竜のローブ
歪空の指輪
魔封のバンテージ』
『メア・フェンリル 15歳 女
LV:19
種族 :銀狼種ダイヤウルフ
称号 :奴隷
MP :100/100
スキル:嗅聴強化:(種族スキル)
自動再生:(C)
短剣術:(C)
体術 :(D)
投擲術:(D)
隠密 :(C)
獲得pt増加
スキルpt倍化
補助 :二刀流:(D)
暗殺 :(C)
スキルポイント:43pt
才能ポイント:200
装備 :黒隠テルス
ミスリル短剣×2』
『アーノ・ヴァチカル
LV32
称号 :温厚者
種族 :人種
MP :200/200
スキル:剣術:(B)
格闘術:(D)
補助 :両手持ち:(C)
突撃:(D)
回避:(D)
強打:(D)
解体:(D)
スキルポイント:50pt
才能ポイント:100pt
装備 :熊爪の大剣』
『リック・ベクレル
LV18
種族 :矮人種ドワーフ
称号 :駆け出し鍛冶師
MP :70/70
スキル:鎚術:(E)
鍛冶:(C)
採掘:(D)
補助 :怪力:(E)
スキルポイント;15
才能ポイント:70』
もちろんアーノだ。
「お前たち、今日この町を出るんだってな。俺も連れ「いいぞ」けよ……。話の途中に入ってくるのやめてもらえる?」
「いや、だってこうなるだろうなーってなんとなくわかるだろ。お前がそこで待っているって状況を見たら」
俺の言葉に同意するように、メアが頷く。よく見たら、台所の方から様子を見ていたであろう。マキナさんも頷いていた。
「ちっ、とりあえず俺はついてくぞ! 文句あるか?」
「いいえ? 別に?」
ニヤニヤする俺に顔を赤くするアーノ。おっさんの赤らめた顔なんて求めてねーって気持ちは抑えて、メアにも一応確認を取る。
メアは俺の問いと、アーノからの眼差しを受けて頷いた。
「んで、これからどうするんだ?」
「特に決まってないが、とりあえず迎えに行く人物がいるな」
「迎えに行く人物?」
俺は頭の上にはてなを浮かべているアーノを連れてリック小吹屋へと向かった。
「ということで、一緒に旅をすることになった。アーノだ。それで、こっちが武器屋のリック。俺たち専属の鍛冶師になってるつもりだ。ってことでよろしく」
「「っいてことでじゃねーよ」」
おお、息ぴったり。もう問題ないだろう。
俺はそんな二人を、無視してギルドへと向かう。
「あ、ハクさん。アーノさんまで、あれ? リックちゃん?」
「おい、いい加減リックちゃんはやめてくれ。これでも私は18だぞ」
え? まさかの年上。横で、メアも驚いたような表情をしてる。
「まぁ、ちょっとこのメンバーで、旅に出ようと思いまして、そのご報告だけ」
「え? アーノさんまたどっかに行くんですか? ってリックちゃんお店はどうするの?」
と、メアが説明役を買って出てくれた。ちゃんと濁すとこは濁して、シーファに説明していく。その間にどこに行くか決めないとなとか思ったときに後ろからシーファの声が聞こえた。
「なら、次に向かうのは獣国ガウルムでいいのではないでしょうか」
後ろで手をあげ、ぴょんぴょんと跳ねながらシーファが俺に向かって言ってくる。
シーファが俺にその国を進める理由は簡単だった。それは俺の希望している条件に合っているからだ。
今魔国。魔王のいる国と銃国は明らかに敵対行動の真っ最中であり、一番魔国に近い国がこのガウルムだ。
そしてもう一つシーファがここを進める理由は、獣国の周りの森などにはこのシーナより強い魔物が生息しているからだ。ここから少しは遠いが目指すにはちょうどいい国と言えるだろう。
「メアとかお前らもとりあえずガウルムに向かうってことでいいか?」
「はい私は問題ないです」
「「お前らで一括りにするな」」
本当に行きぴったりだな。
「はいはい、それでいいのか」
「おう、俺も一度行ってみたかったんだ」
「私も構わない」
「おーけ。じゃあとりあえずそう言うことで、俺たちは獣国ガウルムに向かおうか」
俺たちは手早く、荷物をまとめ、シーナの町を出て獣国を目指した。
◇◆◇ステータス更新
『ハク・ブラッド・ドミネート 18歳 男
LV:29
称号:転生者
種族:血成種
血液:180/700
スキル:血帝ノ操呪:(固有スキル)
・血液操作
・血性変化
・血契魔法
・吸血
・血侶福音(ケツリョAフクイン)
血術身化:(種族スキル)
剣術 :(A)
闘拳術:(A)
蹴撃術:(B)
短剣術:(A)
槍術 :(A)
薙刀術:(B)
鎌術 :(A)
弓術 :(A)
盾術 :(B)
投擲術:(B)
操糸術:(B)
鎖術 :(B)
鑑定眼:(A)
自動再生:(S)
スキルpt倍化
獲得pt増加
経験pt共有
補助 :二刀流:(B)
片手持ち:(A)
両手持ち:(B)
見切り:(B)
スキルポイント:-13718
才能ポイント :500
装備:黒白竜のローブ
歪空の指輪
魔封のバンテージ』
『メア・フェンリル 15歳 女
LV:19
種族 :銀狼種ダイヤウルフ
称号 :奴隷
MP :100/100
スキル:嗅聴強化:(種族スキル)
自動再生:(C)
短剣術:(C)
体術 :(D)
投擲術:(D)
隠密 :(C)
獲得pt増加
スキルpt倍化
補助 :二刀流:(D)
暗殺 :(C)
スキルポイント:43pt
才能ポイント:200
装備 :黒隠テルス
ミスリル短剣×2』
『アーノ・ヴァチカル
LV32
称号 :温厚者
種族 :人種
MP :200/200
スキル:剣術:(B)
格闘術:(D)
補助 :両手持ち:(C)
突撃:(D)
回避:(D)
強打:(D)
解体:(D)
スキルポイント:50pt
才能ポイント:100pt
装備 :熊爪の大剣』
『リック・ベクレル
LV18
種族 :矮人種ドワーフ
称号 :駆け出し鍛冶師
MP :70/70
スキル:鎚術:(E)
鍛冶:(C)
採掘:(D)
補助 :怪力:(E)
スキルポイント;15
才能ポイント:70』
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コメント
ノベルバユーザー81671
内容が濃くて面白いです これからも頑張ってください!
Tear
設定やストーリーなどかなり好きなのですが 残念なのがチョット誤植が、 多過ぎやせんかのぉ_:(´ཀ`」 ∠):