呪血使いに血の伴侶を。~マイナスからのスタートチート~
C4:シナト村
アーノに連れられ、盗賊を引っ張って村の入り口に向かう。
入り口には村人によって運ばれた盗賊の死体が2つ。これはさっき言ったアーノが仕留めたであろう2人だ。
いま俺たちが運んでいるのを合わせて5人か。
村を外から見る限り特に被害はないようだ。
今のうちにアーノを鑑定しておこう。
俺は丁度前で二人を運んでいるアーノに鑑定眼を使う。
『アーノ・ヴァチカル
LV32
称号 :温厚者
種族 :人種
MP :200/200
スキル:剣術:(B)
格闘術:(D)
補助 :両手持ち:(C)
突撃:(D)
回避:(D)
強打:(D)
解体:(D)
スキルポイント:50pt
才能ポイント:100pt
装備 :熊爪の大剣』
やはり、才能ポイントの差はでかいな。
アーノはどうやら、ゴリゴリの前衛タイプらしい。大剣特化だな。
俺の今のレベルは11。さっきの盗賊戦で2も上がっている。
やはりこの下にあったスキルポイント倍化や獲得ポイント増加やらは周りには広まっていないスキルなのか? それとも俺だけが持っているとか?
いやそれはないだろう。何らかの取得条件があるはずだ。
まず、そもそも俺はスキルを自分で取得したことがない。なんせ、いつの間にか勝手に取得させられてたからな。しかも利子付きで。
「これなら、盗賊のステータスも見るべきだったか」
「ん? 何か言ったか?」
「いや、何でもない」
つい無意識のうちに声を出してしまっていた様だ。
俺たちは、門の前で作業している村人に盗賊の遺体を渡し、村長宅へ向かう。
どうやらアーノが事情を説明してくれるらしい。
村の奥、その山側の方他の家より少し大きい家があった。
きっとあそこが村長宅だろう。
そこにたどり着くと、アーノはドンドンと扉をノックしてから普通に上がり込む。
俺はそれを追うように中に入った。
「これはこれは冒険者様。このたびわ、誠にありがとうございます。」
中にいたご老人がアーノに向かって頭を下げる。
「いや、当然のことを下までだ」
アーノはそう言って、老人の下げていた頭をあげさせる。
するとようやく俺に気が付いたのか、俺と視線をこうさせた後その視線をアーノに戻した。
「そこの方はどちら様ですかな?」
「こいつはハク。逃げ出した盗賊を仕留めたのはこいつだ」
「なるほど、ご紹介おくれました。このシナト村の村長をさせていただいております。オールと申します」
村長は俺に向かっても、頭を下げた。
「さっきも紹介されたが、俺はハク。図々しいことを言うが今日一日ここに泊めてほしい」
「ほほっそれぐらいはお安い御用です。どうぞこの家の一室をお使いください」
「すまない助かる」
俺は村長に頭を下げる。
そのあとは部屋に案内された。一人用の部屋で、ベットとクローゼットまであった。
俺はしばらくベッドに転がりながら今後の予定について考えていた。
とりあえずは、情報が欲しい。もっと大きな町とかに行きたいな。
すると、扉がガチャリと開きアーノが入ってきた。
「おう、お前町に行きたいのか?」
どうやらまた声を出していた様だ。
俺は起き上がり、ベッドに腰掛ける。
「まぁ、な。後は情報もほしいかな、俺はここら辺の情報をあまり知らない」
「なら、冒険者にでもなればいい。ってお前一体どこから来たんだよ」
「ん? 森」
「は?」
俺は何一つ嘘は言っていない。だってあそこは森だろ?
「まぁ、詳しくは聞かねーが。町に行きたいなら一緒に行くか? 丁度俺もギルドに用があったんだ」
「なんだ? 案内でもしてくれるのか?」
「まぁな。それと主あえのことが少し気になんだよ」
俺はびくっと体を震わせるふりをして、両手で肩を抱く。
「すまん。俺にそっちの趣味はないんだ」
「だぁー! 違うわ。それより、いつ出るんだ?」
「ちっ、そりゃ明日に決まってる」
「おい、なんで今舌打ちした!」
俺はそっぽを向く。聞き耳持たずってやつだ。
「あーもういいよ。明日だな。それじゃあ朝、村の入り口で合流な」
「了解」
アーノが部屋から出ていくと、俺は再びベッドに横になる。
俺は歪空の指輪からパンを取りだし、噛り付く。
そのまま、目の前にステータスを表示させる。
『ハク・ブラッド・ドミネート 18歳 男
LV:11
称号:転生者
種族:血成種
血液:445/600
スキル:血帝ノ操呪:(固有スキル)
・血液操作
・血性変化
・血契魔法
・吸血
・血侶福音
血術身化:(種族スキル)
剣術 :(A)
闘拳術:(A)
蹴撃術:(B)
短剣術:(A)
槍術 :(A)
薙刀術:(B)
鎌術 :(A)
弓術 :(A)
盾術 :(B)
投擲術:(B)
操糸術:(B)
鎖術 :(B)
鑑定眼:(A)
自動再生:(S)
スキルpt倍化
獲得pt増加
経験pt共有
補助 :二刀流:(B)
片手持ち:(A)
両手持ち:(B)
見切り:(B)
回避 :(B)
スキルポイント:-14684
才能ポイント :500
黒白竜のローブ
歪空の指輪
魔封のバンテージ』
レベルが10上がり、血の最大量も増えていた。そしてスキルポイントも順調に減っている。
それ以外は特に変化はない。試しにスキルの取得用ウィンドウを呼び出すが、真っ暗な画面が出現し、何をどこを触っても、うんともすんとも言わない。
俺は諦め、すべてのウィンドを閉じて外を見ると、もう暗くなっており寝てもいいぐらいの時間帯だった。
俺はそのまま毛布をかぶると、眠気に身をまかせそのまま意識を落としていった。
入り口には村人によって運ばれた盗賊の死体が2つ。これはさっき言ったアーノが仕留めたであろう2人だ。
いま俺たちが運んでいるのを合わせて5人か。
村を外から見る限り特に被害はないようだ。
今のうちにアーノを鑑定しておこう。
俺は丁度前で二人を運んでいるアーノに鑑定眼を使う。
『アーノ・ヴァチカル
LV32
称号 :温厚者
種族 :人種
MP :200/200
スキル:剣術:(B)
格闘術:(D)
補助 :両手持ち:(C)
突撃:(D)
回避:(D)
強打:(D)
解体:(D)
スキルポイント:50pt
才能ポイント:100pt
装備 :熊爪の大剣』
やはり、才能ポイントの差はでかいな。
アーノはどうやら、ゴリゴリの前衛タイプらしい。大剣特化だな。
俺の今のレベルは11。さっきの盗賊戦で2も上がっている。
やはりこの下にあったスキルポイント倍化や獲得ポイント増加やらは周りには広まっていないスキルなのか? それとも俺だけが持っているとか?
いやそれはないだろう。何らかの取得条件があるはずだ。
まず、そもそも俺はスキルを自分で取得したことがない。なんせ、いつの間にか勝手に取得させられてたからな。しかも利子付きで。
「これなら、盗賊のステータスも見るべきだったか」
「ん? 何か言ったか?」
「いや、何でもない」
つい無意識のうちに声を出してしまっていた様だ。
俺たちは、門の前で作業している村人に盗賊の遺体を渡し、村長宅へ向かう。
どうやらアーノが事情を説明してくれるらしい。
村の奥、その山側の方他の家より少し大きい家があった。
きっとあそこが村長宅だろう。
そこにたどり着くと、アーノはドンドンと扉をノックしてから普通に上がり込む。
俺はそれを追うように中に入った。
「これはこれは冒険者様。このたびわ、誠にありがとうございます。」
中にいたご老人がアーノに向かって頭を下げる。
「いや、当然のことを下までだ」
アーノはそう言って、老人の下げていた頭をあげさせる。
するとようやく俺に気が付いたのか、俺と視線をこうさせた後その視線をアーノに戻した。
「そこの方はどちら様ですかな?」
「こいつはハク。逃げ出した盗賊を仕留めたのはこいつだ」
「なるほど、ご紹介おくれました。このシナト村の村長をさせていただいております。オールと申します」
村長は俺に向かっても、頭を下げた。
「さっきも紹介されたが、俺はハク。図々しいことを言うが今日一日ここに泊めてほしい」
「ほほっそれぐらいはお安い御用です。どうぞこの家の一室をお使いください」
「すまない助かる」
俺は村長に頭を下げる。
そのあとは部屋に案内された。一人用の部屋で、ベットとクローゼットまであった。
俺はしばらくベッドに転がりながら今後の予定について考えていた。
とりあえずは、情報が欲しい。もっと大きな町とかに行きたいな。
すると、扉がガチャリと開きアーノが入ってきた。
「おう、お前町に行きたいのか?」
どうやらまた声を出していた様だ。
俺は起き上がり、ベッドに腰掛ける。
「まぁ、な。後は情報もほしいかな、俺はここら辺の情報をあまり知らない」
「なら、冒険者にでもなればいい。ってお前一体どこから来たんだよ」
「ん? 森」
「は?」
俺は何一つ嘘は言っていない。だってあそこは森だろ?
「まぁ、詳しくは聞かねーが。町に行きたいなら一緒に行くか? 丁度俺もギルドに用があったんだ」
「なんだ? 案内でもしてくれるのか?」
「まぁな。それと主あえのことが少し気になんだよ」
俺はびくっと体を震わせるふりをして、両手で肩を抱く。
「すまん。俺にそっちの趣味はないんだ」
「だぁー! 違うわ。それより、いつ出るんだ?」
「ちっ、そりゃ明日に決まってる」
「おい、なんで今舌打ちした!」
俺はそっぽを向く。聞き耳持たずってやつだ。
「あーもういいよ。明日だな。それじゃあ朝、村の入り口で合流な」
「了解」
アーノが部屋から出ていくと、俺は再びベッドに横になる。
俺は歪空の指輪からパンを取りだし、噛り付く。
そのまま、目の前にステータスを表示させる。
『ハク・ブラッド・ドミネート 18歳 男
LV:11
称号:転生者
種族:血成種
血液:445/600
スキル:血帝ノ操呪:(固有スキル)
・血液操作
・血性変化
・血契魔法
・吸血
・血侶福音
血術身化:(種族スキル)
剣術 :(A)
闘拳術:(A)
蹴撃術:(B)
短剣術:(A)
槍術 :(A)
薙刀術:(B)
鎌術 :(A)
弓術 :(A)
盾術 :(B)
投擲術:(B)
操糸術:(B)
鎖術 :(B)
鑑定眼:(A)
自動再生:(S)
スキルpt倍化
獲得pt増加
経験pt共有
補助 :二刀流:(B)
片手持ち:(A)
両手持ち:(B)
見切り:(B)
回避 :(B)
スキルポイント:-14684
才能ポイント :500
黒白竜のローブ
歪空の指輪
魔封のバンテージ』
レベルが10上がり、血の最大量も増えていた。そしてスキルポイントも順調に減っている。
それ以外は特に変化はない。試しにスキルの取得用ウィンドウを呼び出すが、真っ暗な画面が出現し、何をどこを触っても、うんともすんとも言わない。
俺は諦め、すべてのウィンドを閉じて外を見ると、もう暗くなっており寝てもいいぐらいの時間帯だった。
俺はそのまま毛布をかぶると、眠気に身をまかせそのまま意識を落としていった。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
140
-
-
11128
-
-
52
-
-
35
-
-
32
-
-
59
-
-
141
-
-
3395
-
-
2
コメント