呪血使いに血の伴侶を。~マイナスからのスタートチート~

創伽夢勾

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 俺はまず、スキル詳細を確かめることにした。
 ステータスを改めてみると、化け物だ。
 なんせ、LV1でステータスだ。この世界の基準はわからないが、普通なら化け物だ。
 一つ一つスキルを見て行こう。

 血帝ノ操呪ケッテイソウジュ:ノア・ブラッド・ドミネートが生み出した固有スキル。血に関するスキルであり万能。ただし、血がなければ無力であり、体内の血を使いきれば死ぬ。1でも残っていれば生存可能。以下5つのスキルを備えている。未だに進化し続ける、謎の多いスキル。

 血液操作ケツエキソウサ:自らの血を操るスキル。自らの血を体内もしくは半径10メートル以内であれば自由自在に操れる。ただし自分の血以外は操作できず、範囲以内を抜ければ操作はできない。加えて血性変化ケッセイヘンカの影響下にある血は操作することができない。

 血性変化ケッセイヘンカ:自らの血の性質を変化させるスキル。自らの血を体内もしくは半径5メートル以内であれば自由に性質を変えることができる。ただし性質を変化するには具体的なイメージが必要であり、性質を戻すことも出来る。血性変化を用いたものは血液操作ケツエキソウサ及び血契魔法ケッケイマホウの影響を受けない。

 血契魔法ケッケイマホウ:自らの血を消費し魔法を発動するスキル。体外に出た血を消費させて魔法を発動することができる。触れている必要はなく、血液操作中の血をも使用することができる。発動させる魔法は属性に縛られず、イメージで構成される。規模が大きくなるにつれ血の消費量が大きくなる。血が足りない場合は発動しない。

 吸血キュウケツ:他者の血を啜り、体内に取り込むスキル。対象の相手の傷口から血を取り込むことができる。吸血するときだけ、自らの歯が牙のように変化する。相手には痛みも与えるが、同時に快楽も与えることができる。(快楽は任意)自らの血に限り、傷口から回収可能。

 血侶福音ケツリョフクイン:血の伴侶に恩恵を与え、相手のスキルを一時的に借りることができるスキル。恩恵はスキルであり、分けられるスキルは主の劣化版であり、借りられるスキルは時間制限があるが、スキルのランクはそのまま使用可能。血の伴侶にする方法は対象の相手に吸血のスキルを使用することと相手からの同意が必要である。一度、血の伴侶になった者は主の元から離れなくなる。伴侶とはお互いの位置をだいたいで把握できる。(オンオフ切り替え可能)



 血帝ノ操呪ケッテイソウジュのスキルはあらかじめノアから聞いていたが、これだけでもチート級である。ただし、血を提供してくれる相手がいてくれればの話だ。
 俺は試しに、自分の指を噛み切り、血液操作で血を浮かび上がらせる。その形は短剣。この後、血性変化を使い、硬くして切れるようにすれば、血の短剣が出来上がる。だが今はしない。してしまうと、血の量が減るからだ。
 俺は血を体外に出したまま、ステータスを確認する。
 すると、血の残量が500から50減っていた。短剣一つで、50使うということだ。
 試しに短剣に血を足し直剣に変える。そしてステータスを見ると75減っていた。

「まぁ、こんなものか」

 俺は血を親指の傷口から取り込む。すると、ステータスの血の残量が500に戻っていた。
 そして、俺の親指の傷は塞がっていた。
 自動再生とか言うスキルの効果だろう。
 とりあえず続きを見ることにする。



 血術身化ケツジュツシンカ:自らの姿を変えることができるスキル。血を消費して、自分の体を変化させることができる。質量によって血の消費量が変わる。姿を戻せば使用した血の半分が帰ってくる。変化は多種族の機能を追加したりなど。原型は人型であり、それを変えることはできない。血成種ケッセイシュだけが持つ種族スキル。


 これはつまり、俺の体に翼を生やしたりできるってことか? あとは原型が人でさえあれば、小さくなったり、髪の色とかも変更できるのか。ただし、人以外、例えは竜とかにはなれないと。なかなか使えそうなスキルだな。ただ、血の消費量は心配だ。
 これらのスキルを活かすために早くパートナーを見つけないとな。
 ノアからの頼みで男以外で。まぁ俺も男の首に噛み付くとかしたくないからな。
 俺はそのまま他のスキルにも目を向けていく。


 〇術系統:それに対応する武器の扱う能力が上昇スキル。Sランクで達人と呼べるレベル。AとSの差は大きい。

 鑑定眼:相手のスキルや装備の能力を視ることができる。相手が同じランクの隠蔽を持っている場合は視ることはできない。

 自動再生:傷を任意で再生させることができるスキル。自分の好きなタイミングで、傷を治すことができる。ただし血などは戻ってこない。再生速度はランクに比例する。

 スキルpt倍化:レベルアップ時に取得したスキルポイントを倍にするスキル。

 獲得pt増加:レベルアップ時に取得したスキルptを増加させるスキル。

 経験pt共有:魔物と戦って得られる経験値を対象の相手と共有することができるスキル。



 とまぁ、もう何でもありだ。
 特に下3つは俺のマイナスのスキルポイントをすぐに戻してくれそうだしな。
 これはノアが俺のことを特殊とか言った理由がわかる。

 俺はスキルの確認を終わり、次はこの指輪に向かって鑑定眼を発動させ効果を見る。

 歪空ヒクウの指輪:
 持ち主の魔力をもとに別空間にアイテムの収納空間を作り出す。この指輪の保有者は、手に触れたものを瞬時に収納し、収納したものを手に自由に取り出すことができる。この指輪は呪いのアイテムである。所有者が死ぬまで外れない。所有者が死んだ場合、中にあったアイテムは保管し、次回の所有者の空間に送られる。
 この指輪に魔力を込めることで指輪のどこからでも小さな刃を形成することができる。


 と言うものらしい。二個目の能力はまさに俺たち向きの能力だ。
 俺が試しに指輪に魔力を込めると、俺の手のひら側に小さな刃が出てきた。性能を確かめた俺はすぐに魔力を解いた。すると刃は指輪に吸い込まれるように消えた。
 それと、前の持ち主のアイテムは俺の空間に入っているってことは……。

 俺は意識を指輪に向ける。すると、中には武器はないが、装備品がいくつかと、少しの食料。それとこの世界のお金? が入っていた。
 この世界ではどうやら銅貨・銀貨・金貨・星貨でモノの値段を決めるらしい。指輪の中には金貨が十数枚入っていた。

 俺はイメージし、中から装備品を取り出す。
 俺が取り出したのは、白黒のローブと黒い包帯。それと黒いブーツを取り出した。
 俺はそれらを装備していく。
 ブーツを履き、包帯を右腕の手首からひじに掛けて巻き、ローブを羽織りフードを被る。


 黒白竜コクハクリュウのローブ:
 数百年生き、黒と白の鱗を持った竜を素材に作られたローブ。鱗や血、骨粉を使われているため、驚異的な魔法、物理防御を誇る。
 鱗に込められた魔力により使用者の周りの空気を感じ取り、内部の温度を適正に変える。 作成者の手心によりこのアイテムの情報が伝わりにくいように隠蔽効果がかけられている。

 魔封マフウのバンテージ:
 かつて存在した、魔力を封じる糸を吐く変異種の蜘蛛を素材に作られたバンテージ。
 所有者が魔力を込めることによって自在に動かすことが可能。相手に巻き付き相手の魔力を封じる捕縛用の魔導具。

 衝吸ショウキュウブーツ:
 あらゆる衝撃を吸収するブーツ。衝撃を吸収するのに適した、素材を使って作られたブーツ。作者の手により、所有者に身軽の補正がかかるようになっている。


 俺は装備の性能を鑑定眼で確かめ、人のいる町を目指すために静かに小屋のドアを開けた。



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