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二週目村人は最強魔術師!?~元村人の英雄譚~

雪桜 尚

元村人、門をくぐる。

「お二人さん、ギルドカード持ってる?」
「「え?」」

俺たちは、ライングランの門を目前にして、最大のミスが露わになった。
「ギッギルドカードですか?」
「そう。持ってないと街には入れないからめんどくさいよ?」
「マジですか?」
「マジです」
やっべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!もってねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
ユーリも真っ青になってこっちを見ている。俺も、どうすればいいのやら…………
「紛失じゃなかったらここで発行もできるけど?」
「なんだそうなんですか」
「それじゃ、この紙に必要事項を書いてね」
「「はい」」
俺とユーリは、必要事項を記入していく。
「出来ました」
「わかった。ちょっと待っててね」
そう言うと、おっさんは事務所の奥の方へ消えていった。
危なかったな………
もし本当には入れなかったら、どうなっていたことやら。
もっとちゃんと準備しないとな。
「おーい出来たぞー」
おっさんが奥から2枚のカードを手に戻ってくる。
「お二人さんは、カードを持ってないってことはカードの説明が必要だな」
カードの説明?
「これは、ギルドカードって言って、いろんな特典がある。まずは、武器屋に行くと割引される。
    次に宿泊する時、ほんの少しだが安くなる。最後に、国境を越える時、審査が必要ない。
    これがギルドカードの特典だ。わかった?」
「はい。ありがとうございました」
俺とユーリはようやくライングランの門をくぐったのだった。






門をくぐると、そこはまるで別次元の世界だった。俺のいた場所を平原とするなら、ライングランは工業都市だ。街の大通りには、様々な武器屋や工房が並び、煙突から煙が上がっている。大通りを曲がると、アクセサリー店や宿屋が並ぶ。まさに、初めの街だ。
「やっとついたな!ライングラン」
「そうだね!!」
「それじゃ、宿屋を探そうか」
俺とユーリは、なれないライングランの街を2人で歩いて行くのだった。
宿屋といっても、入学試験が終わるまでの一週間ほど泊めてくれるだけでいいんだが。
「シード!ここは?」
「どこ?」
ユーリの指の先には、「金山亭」いかにも高そうな宿があった。
「これはちょっと高すぎるよ。せめて一週間で金貨1枚から2枚くらいじゃないと」
ユーリと宿を探していると、不意に声をかけられた。
「おーい!そこのお二人さん!宿を探してるんだったらうちに来てよ!」
どうやら客引きらしい。
「一週間でどのくらいする?」
「金貨1枚と大銀貨1枚かな」
「わかった。そこにしよう」
「やったーありがとう!こっちだよ」
客引きは、俺たちを宿に案内する。2、3分歩くと、宿に着いた。
「「おおー」」
宿は、思っていたよりも立派で、これなら大丈夫だろう。
「女将ー!お客さんだよ」
「あいよー。いらっしゃいませ、お客様」
「えっと、一週間、朝夕のご飯付きで部屋は、ふた」
「1つで!!!」
「わかりました。一週間朝夕のご飯付きで部屋は、おひとつでよろしいですね。それでは、お部屋にご案内          させていただきます。カリン!ご案内して」
「はーい」
どうやら客引きの女の子の名前は、カリンというらしい。なんで部屋を1つにしたんだろう………?
「こちらがお部屋になります。ご飯は、食堂で基本いつでもたべれます。どうぞごゆっくり」
やっとゆっくりできる………
「いやーつかれたね!シード」
「そうだね。試験は明後日からだし、明日1日くらいは観光しようか?」
「やったー!!」
「でも今日は眠い……」
さすがに疲れが出たのか、ベッドに倒れこむとすぐに眠りについた。
明日も疲れそう……




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