外れジョブかと思いきやある意味最強ジョブでした。
第4話 男の娘系勇者? いいえ、女の子系勇者です。
 軽い勇者を担いで街に戻ると何故か俺は城に、それも王の間に案内されていた。
どーしてこうなった。いや、どーしてもこうしても勇者を助けたのが原因なんだけどね(笑)
 (笑)じゃーねよ!
「なぁ、あの男、さっきから一人で漫才してるぞ」
「こら、失礼なことを言うな。あの人は勇者様の命を救った人だぞ。もし聞こえていたらどうするんだ」
 いや、完全に聞こえてるけどな。そういえば『救い人』なる称号を手に入れた。
 特性は人助けをしたら感謝されるというものだ。……いるのかこの特性?
 「 またせたのぉ……お主が勇者を救った男か?」
「は、はい。成り行きで助けることになりました」
   いつの間にか俺の前の玉座に隙のないおっさんがいた。 このおっさんが王様なのだろう。 
「……なるほどの、お主強いな。その力をわしに貸してくれぬか?」
  いきなり、力を貸せと言われても困るんだが。
しかも、断れない雰囲気を醸し出してやがる。
「力を貸せと言われましても何をすればいいのですか?」
「おぉ、悪かったのぉ、なぁーに簡単なことだよ。勇者と魔王討伐してきてくれるだけでよい」
……は? ことおっさん、何言ってんだ。魔王をたおすだけでよい? いや、は?
「倒すだけと言われましても……俺、私が勇者殿の力になれると思えないのですが」
 「まぁ、大丈夫じゃよ。さぁ、勇者の下へ行くがよい」
   追い出された。なんかあの王様、魔王退治後に俺らを始末しそうだな……うーん。
  : 未来を予想する者の称号を作成可能になりました。
「お? この称号は……とりあえず作るか」
:称号を作成したことにより称号クリエイターのレベルが4になりました。
:新しい称号を装着したことによって称号マスターのレベルが6になりました。6になったことで称号の装着可能数が増えました。
現在装着している称号
・騎士
・駆け出し狩人
・魔物ハンターみならい
・医者
・未来を予想する者
ステータス
命 80→100
力  80→100
守り38→50
速度 60→80
魔力量  7→50
特性
・かばうときの被ダメージ減少
・魔物と戦闘時ステータス増加
・遠距離攻撃ダメージ増加
・治療の成功率上昇
・未来予知
「ステータスが異常に増えた。あと特性なんだこりゃ。未来予知って、早速つかうしかねーな!」
 :未来予知を発動します。
「っづ!? 痛え!?  な、なんだこりゃ。頭が割れるっ! 」
その時、俺が見たのは俺と勇者と賢者が大勢の人間の前で吊るし上げられている風景だった。
「……どういうことだ? 今のは一体。とりあえず勇者のもとに行くか」
  ◇
「勇者、起きてる?」
 ノックもしないで部屋を開けるとそこには上半身裸の勇者がいた。そして、俺は勇者の胸にでかい実があることに気づき、その視線に気づいた勇者は叫んだ。それももう大声で。
「な、なんでノックをしないんだ! というか、誰だ君は!」
「あ、いや、わりぃ! まさか女だと知らずに! すぐに出る!」
  
慌てて部屋を出て扉の前で待っていると中から入ってもいいですよと声が聞こえた。
しかし、見た目が完全に男だったから男だと思っていたが女だったとは。
 「お邪魔しますっと」
「で、君は?」
 「賢者から話を聞いてないのか? 」
「目が覚めてから誰とも会ってないが?」
 ということは目が覚めてから汗を拭おうとして服を脱いでいたところに俺が部屋に来たというわけか。
「いや、本当にノックもせずに入ってしまって申し訳ない」
「そ、そのことはもう忘れてくれ!」
 顔を真っ赤にさせてポカポカと殴ってくる勇者になぞのときめきを感じながらも俺は話をするべく勇者の顔を見つめた。
  
   第4話 男の娘勇者? いいえ、女の子系勇者です。完
どーしてこうなった。いや、どーしてもこうしても勇者を助けたのが原因なんだけどね(笑)
 (笑)じゃーねよ!
「なぁ、あの男、さっきから一人で漫才してるぞ」
「こら、失礼なことを言うな。あの人は勇者様の命を救った人だぞ。もし聞こえていたらどうするんだ」
 いや、完全に聞こえてるけどな。そういえば『救い人』なる称号を手に入れた。
 特性は人助けをしたら感謝されるというものだ。……いるのかこの特性?
 「 またせたのぉ……お主が勇者を救った男か?」
「は、はい。成り行きで助けることになりました」
   いつの間にか俺の前の玉座に隙のないおっさんがいた。 このおっさんが王様なのだろう。 
「……なるほどの、お主強いな。その力をわしに貸してくれぬか?」
  いきなり、力を貸せと言われても困るんだが。
しかも、断れない雰囲気を醸し出してやがる。
「力を貸せと言われましても何をすればいいのですか?」
「おぉ、悪かったのぉ、なぁーに簡単なことだよ。勇者と魔王討伐してきてくれるだけでよい」
……は? ことおっさん、何言ってんだ。魔王をたおすだけでよい? いや、は?
「倒すだけと言われましても……俺、私が勇者殿の力になれると思えないのですが」
 「まぁ、大丈夫じゃよ。さぁ、勇者の下へ行くがよい」
   追い出された。なんかあの王様、魔王退治後に俺らを始末しそうだな……うーん。
  : 未来を予想する者の称号を作成可能になりました。
「お? この称号は……とりあえず作るか」
:称号を作成したことにより称号クリエイターのレベルが4になりました。
:新しい称号を装着したことによって称号マスターのレベルが6になりました。6になったことで称号の装着可能数が増えました。
現在装着している称号
・騎士
・駆け出し狩人
・魔物ハンターみならい
・医者
・未来を予想する者
ステータス
命 80→100
力  80→100
守り38→50
速度 60→80
魔力量  7→50
特性
・かばうときの被ダメージ減少
・魔物と戦闘時ステータス増加
・遠距離攻撃ダメージ増加
・治療の成功率上昇
・未来予知
「ステータスが異常に増えた。あと特性なんだこりゃ。未来予知って、早速つかうしかねーな!」
 :未来予知を発動します。
「っづ!? 痛え!?  な、なんだこりゃ。頭が割れるっ! 」
その時、俺が見たのは俺と勇者と賢者が大勢の人間の前で吊るし上げられている風景だった。
「……どういうことだ? 今のは一体。とりあえず勇者のもとに行くか」
  ◇
「勇者、起きてる?」
 ノックもしないで部屋を開けるとそこには上半身裸の勇者がいた。そして、俺は勇者の胸にでかい実があることに気づき、その視線に気づいた勇者は叫んだ。それももう大声で。
「な、なんでノックをしないんだ! というか、誰だ君は!」
「あ、いや、わりぃ! まさか女だと知らずに! すぐに出る!」
  
慌てて部屋を出て扉の前で待っていると中から入ってもいいですよと声が聞こえた。
しかし、見た目が完全に男だったから男だと思っていたが女だったとは。
 「お邪魔しますっと」
「で、君は?」
 「賢者から話を聞いてないのか? 」
「目が覚めてから誰とも会ってないが?」
 ということは目が覚めてから汗を拭おうとして服を脱いでいたところに俺が部屋に来たというわけか。
「いや、本当にノックもせずに入ってしまって申し訳ない」
「そ、そのことはもう忘れてくれ!」
 顔を真っ赤にさせてポカポカと殴ってくる勇者になぞのときめきを感じながらも俺は話をするべく勇者の顔を見つめた。
  
   第4話 男の娘勇者? いいえ、女の子系勇者です。完
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