テンプレみたいにデレるなんて絶対にありえない!
プロローグ
「はぁ、はぁ、はぁ」
転校初日から遅刻しそうになるなんてとんだ災難だ。俺はとある事情により前の学校を退学し、転校先である国1番の都市『アケオロス』にある聖宝学園に向かっていた。
「まさか電車が故障するなんてな」
まぁ絶賛奮闘中な訳だが••••
  
  この世界にはミノリスタと呼ばれる人々が存在する。
2075年、人類はミノルスという特殊な細胞を発見しそれを体内に取り入れることで通常の数十倍もの身体能力と特殊能力を手に入れる事に成功した。だが、必ずしも全員がミノルスに拒否反応を示さない訳ではなくミノルスを取り入れることが出来るのは地球上のおよそ3%未満ぐらいの人だ。その3%未満の人々のことをミノリスタと呼んでいる。
また、ミノリスタが育んだ子が必ずしもミノルスを取り入れる事が出来るのかと言われるとそうではなく、未だミノルスに関しては不明な点が多い__
そしてミノルスを発見した科学者達は軍事目的に使えるのではないかと研究に勤しんだ。そして、そのための訓練施設....いわゆる学校みたいなものがこの世界にある4つの国に1つずつ、『聖宝学園』『魔装学園』『蒼雷学園』『装天学園』がある。
俺はその内の1つである聖宝学園に向かっている訳だがまだまだ道のりは長い。朝飯も食べ損ねていてどうせ遅刻するならと近くの飲食店に入ることにした。
「珍しいな、こんな朝早くからやっている店なんて」
現在の時刻はまだ8:00にもなっていない所だ。
俺は店に入ってすぐ目についた席に座り飲み物とパンを頼んだ。店には俺1人だったがこの時間なら当たり前かと特に気にしなかった。
 
 しばらくしてそろそろ行くかなとレジに足を向けたその時店に1人の少女が入ってきた。年齢は恐らく俺と同じ16,7ぐらいだろう。髪は金髪の長髪、そして何よりその少女はとても、とても美しい。
「何か?」
 
 少女は不意に声を発した。
 どうやら長々と見つめてしまっていたらしい、この場合は見惚れていたの方が正しい気がするが。まぁ正直に言える筈もなく、
「いや、少し考え事を」
少し無愛想な返答になってしまったが少女は「そう」と一言だけ言葉を発し、店の奥の席へと座っていった。
「お客様、お会計でございますか?」
その店のオーナーと思わしき人が声を掛けて来たので返事をしさっさと会計を済ませて店を出る。
また会えると良いななんて想像しながら学園へと足を向けた。
 まさかあの少女とあんな関係になるなんてこの時の俺は考えてもいなかった。
転校初日から遅刻しそうになるなんてとんだ災難だ。俺はとある事情により前の学校を退学し、転校先である国1番の都市『アケオロス』にある聖宝学園に向かっていた。
「まさか電車が故障するなんてな」
まぁ絶賛奮闘中な訳だが••••
  
  この世界にはミノリスタと呼ばれる人々が存在する。
2075年、人類はミノルスという特殊な細胞を発見しそれを体内に取り入れることで通常の数十倍もの身体能力と特殊能力を手に入れる事に成功した。だが、必ずしも全員がミノルスに拒否反応を示さない訳ではなくミノルスを取り入れることが出来るのは地球上のおよそ3%未満ぐらいの人だ。その3%未満の人々のことをミノリスタと呼んでいる。
また、ミノリスタが育んだ子が必ずしもミノルスを取り入れる事が出来るのかと言われるとそうではなく、未だミノルスに関しては不明な点が多い__
そしてミノルスを発見した科学者達は軍事目的に使えるのではないかと研究に勤しんだ。そして、そのための訓練施設....いわゆる学校みたいなものがこの世界にある4つの国に1つずつ、『聖宝学園』『魔装学園』『蒼雷学園』『装天学園』がある。
俺はその内の1つである聖宝学園に向かっている訳だがまだまだ道のりは長い。朝飯も食べ損ねていてどうせ遅刻するならと近くの飲食店に入ることにした。
「珍しいな、こんな朝早くからやっている店なんて」
現在の時刻はまだ8:00にもなっていない所だ。
俺は店に入ってすぐ目についた席に座り飲み物とパンを頼んだ。店には俺1人だったがこの時間なら当たり前かと特に気にしなかった。
 
 しばらくしてそろそろ行くかなとレジに足を向けたその時店に1人の少女が入ってきた。年齢は恐らく俺と同じ16,7ぐらいだろう。髪は金髪の長髪、そして何よりその少女はとても、とても美しい。
「何か?」
 
 少女は不意に声を発した。
 どうやら長々と見つめてしまっていたらしい、この場合は見惚れていたの方が正しい気がするが。まぁ正直に言える筈もなく、
「いや、少し考え事を」
少し無愛想な返答になってしまったが少女は「そう」と一言だけ言葉を発し、店の奥の席へと座っていった。
「お客様、お会計でございますか?」
その店のオーナーと思わしき人が声を掛けて来たので返事をしさっさと会計を済ませて店を出る。
また会えると良いななんて想像しながら学園へと足を向けた。
 まさかあの少女とあんな関係になるなんてこの時の俺は考えてもいなかった。
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