転生したはいいけど生き返ったら液状ヤマタノオロチとはどういうことだ!?

狂乱さん

学園編第八章 嫉妬の龍 そして捜索

レヴィアタン視点
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俺は、王家の森にて魔法の発動練習を王城から派遣された宮廷魔道士アークウィザードのレインさんとやっていた。

そして、シャドと相談した結果しばらく連絡は避けた方が良いと判断した。何故なら連絡をとって国王にバレたようにまたバレてしまったら洒落にならないからだ。そのような理由で俺たちは緊急時と月に1度だけ会議を入れることにした。

「いやあ、まさか憧れの龍種に魔法を教える事になるとは、夢にも思いませんでしたよ!」

「憧れとか、よして下さい、俺はそんな存在ではありません…………そんな物では…………」

「やはり、システィーナ姫が気になりますか?」

「え?えぇ、まぁ少し」

「心痛お察しします、仲の良い友達と別れるのは辛いですからね」

俺とシスティーナはそこまでの仲では無いと思うのだが、そう思ったが、口には出さなかった

「さて、やりますかね」

「えぇ、そうです・・ッ!」

「どうかされました?」

「俺の索敵範囲に何者かが入り込んだようですね」

「あれ?僕以外は来る予定は無いはずですが?」

となるとシスティーナか?いや、俺を不愉快に思う、聞いていた貴族連中か?どちらにせよ隠れる必要がありそうだ

「スミマセン溶けます」

「え?何を言っ・・・はぁ!?」

俺は液状化して染み込んだ

「レヴィアタンさん!?何処に・・」

「あなたの真下ですよ、流石に土が黒いとバレるでしょ?」

「あぁ、なるほどそれで下に・・・」

ん?なんか索敵対象が倒れたぞ?

「どうやら疲れて倒れたようなので見に行ってきます」

そして液状化状態で進んで行くとそこには・・・

『やはりシスティーか………』

そして俺は起きない内に王城へ運んで治療をして、また森に戻った、まぁ、自分の一部を付けてGPSの様にすぐ場所を判明して、逃げられるようにしたけど

さてと、またやるか

「戻りました」

「お?どうでしたか?」

「予想通りシスティーナ姫でしたよ、王城に届けて来ました」

「それは感謝します、では続きをしますか」

「そうですね、あなたのオリジナル魔法スペル!見せて下さい!」

「いいでしょう!」

そしてそれは夜になるまで続いた…………

レインさんが帰ったあと、龍種形態の確認をしてみた、一ヶ月程この姿で前は生活していたのだ、流石に動かすのには慣れた

見た目はとにかく黒い、ドラゴンの様に前に伸びた口に、顔の横から前に伸びた角、そしてその左腕はとても大きく、力強さを感じさせ、その爪は何もかもを砕き、そして穿ちそうな凶悪さを兼ね備えていた、どっかの猫の着ていたぬいぐるみを連想させる。そして右腕は鱗が生え、爪の発達した人の腕の用な感じであった、さらにその尻尾は細長く、しかし、何もかもを薙ぎ払えそうな力を感じさせた、さらにその足は鱗に加えて、前に五本の強靭な爪が生えた指に後ろにも一つだけ、爪があった、そして翼は羽ばたくだけで何もかもを吹き飛ばせそうな大きな翼だ、そして、若干爪が申し訳程度に三本あった。

そして、俺は朝になるまでこの体で戦闘練習をした

そして次の日の昼下がり、レインと魔法演習をしていると・・・

「おい、レイン、緊急事態だ。システィーナが誘拐された」

「はい!?では今すぐ王に連絡を・・・」

「早めにやっとけ、ベルフェ!レインについていけ!俺の場所くらい把握出来るだろ!」

「了解」

「うわ!?いつの間に!?ってかそんな場合では無いのでついて来て下さい!」

「先行ってるぞ!」

そして俺は影移動でシスティーナを追いかけた

『ったく何でこんな事になんだよ!あとで、王に文句言っておくか。』

しかし、自分の欠片をつけておいて正解だった、何故なら、これで誘拐されたとしても場所が把握できるからだ、それに念のため視界にもついたやつから映像が入るようにしてある

『ここは、馬車の中?システィーナは・・・』

縄で腕と足を結ばれ、口を布で塞がれた状態で気絶させられていた、どうやら門を出ようとしている所を見ると、この国の者では無いらしい

ったく、なんでこんなタイミングで…………

そして俺はシスティーナを追いかけて、ある国に辿り着いた


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