クラス転移キターっと思ったらクラス転生だったし転生を繰り返していたのでステータスがチートだった

名無しシャン

第35話「交流会と喧嘩?」

 闘技場内に椅子がないので、全員が何かが起こるの立って待っている。1分、2分と時間が過ぎていく。
 全員の気が抜けかけた時、闘技場の周りにある席の一箇所から、声が上がる。

「第一学年の上位クラスみなさん、ちゅーもーく。誰かが、僕に気づくまで待っていようと思ったんだけど、誰も気づかないんだから驚きだよね。特に1組は気づかないと、神童とか転生人って言われてるんだから」

 声の方を向くと、狐のお面をつけた胡散臭い人?がいた。人かどうかに疑問を持ったのは、体から魔力が漏れていない様に見えるからだ。
 魔力は、この世界に2種類存在している。空気の様に漂っている誰のでもない魔力(天然の魔力と言われるが)と、誰かの体から漏れた魔力の2種類だ。
 前者の、誰のでもない魔力と言っても生物が呼吸したり、魔法を使ったりすると少量ではあるが、それが使われる。公共の魔力みたいな感じだ。
 後者の体から漏れている魔力は、公共の魔力とは全くの違うものだ。魔力に敏感でなくても違いが分かるほどに違うのだ。そして、公共の魔力とは混ざる事がなく、少しの間空気中を漂い消滅する。だから、空気中の大半の魔力は公共の魔力だと言われている。

 話しを戻すが、狐の面を被った人から漏れていない様に見えると思ったのは、漏れ出していない訳ではないからだ。むしろ、垂れ流しているぐらいに、放出している。
 なのに、漏れていない様に思ったのは放出されている魔力が、公共の魔力に酷似しているからだ。

「感覚の良い生徒は気づいたよね。僕の魔力が、天然の魔力に似ている事に。僕の固有スキルでね、放出する魔力を変えたり消したり出来るんだ。それを踏まえて、自己紹介しようか。
 この学院の校長のファリムだ。よろしくね」

 学院なのに、何故校長なのかは未だ解明されていない謎の一つである。
 それはさておき、狐のお面をつけた人、、、もとい、ファリムは校長と言い放った。

「入学式の時に、校長の挨拶の時に話していなかっただろ、っていいたいのは分かるよ。僕は結構忙しくてね、他の先生に代理を頼んだんだよ。だから、司会の人が言ってただろ。校長先生からの挨拶ですって」

 司会の人の言っていた事を思い出すが、確かに言っていた。だから、凄く紙をみながら話してた訳か。

「で、本題に入ろうか。本題というのは分かっていると思うが、交流会についてだ。何をしようか迷ったんだが、手取り早く交流させるなら戦わせるのと、共闘させるのが一番だと思うんだ。だから、今から2チームに分かれて、相手チームのクラス札を奪い合って貰います」

 分かり易いし、手取り早い方法だと思うけど戦力的に大丈夫か?個人的な実力はともかく、クラス単位だと圧倒的に1組が有利だろう。
 おそらく、1組と共闘する場合と敵対する場合で、どういった作戦を建てるのかを見てるんだろう。

「ここまでで、質問はあるかな?
 なさそうだし、ルール説明に移るね。
 ルールその1、抽選によって2チームに分けクラスが書かれた札を奪い合う。同じチームを人は攻撃しない事。
 ルールその2、魔法か固有スキルは使う事。
 ルールその3、殺さない様にする事。
 ルールその4、決着が着くまでに生き返らせる事が出来たら、殺していないとする。
 ルールその5、札を取られたら強制的に席に転移します。
 ルールその6、札を紛失した場合、数合わせが発生します。
 ルールを破った奴は、即・退学です」

 退学を聞いて、大半の生徒の顔が引き締まる。退学というルールがある以上、破ろうとする奴はほぼいないだろう。さらに、破る事が可能なのは半分ぐらいしかない。
 ならば、何故引き締まるのか。何故なら、その半分ぐらいが簡単に破れるからだ。この事に気づいたから引き締まったのだろう。

「それじゃあ、抽選するよ」

 校長は、いつ、何処から取り出したか分からない箱に手を入れ、二つの棒を取り出す。

「チーム分けは、1.2組対3.4組にけって〜い。って、あまり盛り上がってないね。まぁ、理由はわかるけど。抽選だし仕方ないね。それじゃあ、今から10分後にスタートね」

 校長の話が終わると、各クラス分かれて作戦会議っぽい事をしている。姉さんたちも自分のクラスの所に行ったので、ライと2人で4組が集まっている所に向かおうとした。
 しかし、後ろから掛けられた声によって止められる。

「ねぇ、君達4組だよね。抽選結果で、どう分かれたか知っているだろう?」

 俺達が振り返ると、前世ではありえない程の美少年が立っていた。さらに、その横に2人の女子生徒を連れて。

「弱い奴を痛めつけるのは、好きじゃないんだ。だからさ、クラス札を渡してくれないかな。君は、少し小さいし学力の方で入ったんだと思うし」
「......えっと、名前を聞いても?」
「な!フェルバ様を知らないというの!」

 俺が美少年に名前を聞くと、隣にいた女子生徒が話に入ってくる。
 まさか、前世で読んでいたラノベにそっくりの光景が見れるとわ。

「仕方ないさ、僕は今日までこの人達とは関わりがなかったんだからさ。とりあえず、自己紹介しとくね。フェルバ・リルル、転生人です」
「流石、フェルバ様。下の者に対してもその真摯な態度、ますます惚れそうですわ」

 だんだんイラついてきた。自分が勝つ前提で話している事より、俺が弱い奴って扱いをされてるのが、癪に触る。それ以上に小さいって。俺はただ平均より...少し小さいだけだし。10cmぐらい。
 しかし、精神年齢は高校生だし強い力を得て、見下したくなる気持ちも分からなくもない。
 これが、善意からだとは絶対に分からないのが、ルルである。

「で、早く渡して貰えるかな?」
「.....断るって言ったら?」
「真っ先に狙う。断るのだから、それなりの覚悟はあるんだろ」
「そうか、わかった」
「わかってくれたか。ならば、クラスふ」
「断る」
「.......覚悟は出来たって事だね」
「覚悟もなにも。そういえば、名乗ってなかったな。ルルシア・レビュートだ、よろしく」
「ついでに、俺も名乗っておく。ライネット・ジアルだ」
「そうか、君が噂のレビュート家の子供と皇子様か。どれほどの実力か、確かめさして貰うよ」

 フェルバは1組の集まっている場所へ、ルルとライは4組が集まっている場所へ、それぞれが去って行った。

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コメント

  • 清水 裕斗

    上から目線のカスがぁぁあ!!
    お前らなんてな秒殺じゃぁぁぁあ!!
    脳味噌ぶち撒けて犬に食わせてやる!

    1
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