第7話 「親父のステータスの詳細」

　   俺は親父のステータスを見てかなり驚いて、呆れに変わった。そして、しばらく黙り心を落ちつかして、頭を冷まし冷静になる。
　   俺は親父のステータスで、予想のつくものとつかないもの、それと訳のわからないツッコミたくなるものに分ける。
　  まず、ステータスはLevelが高いから高くなったという事だろうけど、Levelって350もいくものなのか？圧倒的強さで、当時最強と謳われた初代魔王を片腕を犠牲に倒した、と言われる初代勇者はLevelが150で民衆から畏怖され敬意を払われた、と本で読んだことがある。この親父はそれの倍以上だ。何者なんだろうか。それと、運と攻撃力と耐性は数字ですらない。攻撃力と耐性は高すぎるとして、運はわからん。
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　運
　・・・ハゾメ様には必要のない項目です。1人の時は運は働きません。
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　   え〜と、考えても分からない分類のやつだし放置しとこ。兎に角、親父は1人の時は運が悪かったってのが起きない訳だ。
　   次に行く前に、やっぱり気になるのが名前の所と種族の所だな。名前は様付けだし、種族に恐らくって書いてるし、ステータスに敬語使わした上に疑問を持たれてるよ、この親父。
　   次に固有スキルだか、神具召喚と全神具適正は予想がつくが見ておくし、ハゾメの世界はすごいチートな気がする。
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　ハゾメの世界
　・・・発動すると半径10mの範囲はハゾメが絶対となる。1秒当たりMP1000消費。
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　神具召喚
　・・・自分の事を認めた、認めさせた神具を召喚する。
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　全神具適正
　・・・どの神具でも最高の力を引き出せる。
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　   予想以上だった。ある程度チートは予想していたが、チートが過ぎる。MPがMAXの状態ならおよそ3時間は親父が絶対になるっておかしいだろ!ステータスが疑問を持つ理由がわかったわ!
　   スキルは大体わかるからいいとして、称号が物騒だな。称号の恩恵って、少しだけのはずだしチートになるわけないよね。
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　○○殺し
　・・・○に入る種族などと対峙した時に自分の攻撃は対峙したものに防御不可能の攻撃となる。また、自分の受けるダメージは10分の1になる。耐性とは別に派生。
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　神に恐れられし者
　・・・1人で神を跪かせた者に贈られる。神界へのフリーパスになる。
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　人類最強
　・・・最強である証拠。全ステータスが10倍。
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　人間を辞められる者
　・・・いつでも、種族：(恐らく)人種族を辞めれる
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　前世不明の者
　・・・前世が分からない者に送られる
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　  誰だよ、称号はチートにならないとか言った奴。○○殺しは固有スキルでいいだろうよ、防御無視の高火力は流石にドン引きしたわ。
　   興奮しすぎたからか、風呂に浸かりすぎたかからか熱くなったので上がることにした。

「父さん、熱くなったからもうあがるよ」
「そうか、じゃあ俺もあがるとするか。それと、あがったら全員のステータスを見せるからな」
「、、、、わかった」

　   そう言うと、親父と一緒にあがっていった。