クラス転移キターっと思ったらクラス転生だったし転生を繰り返していたのでステータスがチートだった

名無しシャン

第3話 「帰路と家族会議」

「あんたら、荷物と女を置いて馬車から出てきな。

   俺たちは行きと同じく馬車に乗っていたのだが、只今、盗賊の軍団に囲まれている。見えているだけで10人、隠れている奴を合わせると20は居るだろう。普通なら慌てふためいたりするだろう。しかし、馬車の中は以外と穏やかである。

「あら、ハゾメさん。賊のようですよ」
「あぁ、知っている。どうするんだ、目的は荷物とお前らのようだぞ」
「ねぇ、セラ、レナ久しぶりに体動かさない?子供達が生まれてからあまり体を動かしてないでしょ」
「夜の運動だけじゃ体が変に訛りそうだし、いいんじゃない」
「コラッ、レナ。子供達がいるんだから思っても言わないの」
「セラは硬いんだから。セリアは知っているわよ」
「うん、ルルの初めては私がもらう。だからエミーさんルルを下さい」
「「ちょっと、セリア何言ってんの!」」
「母さん、エミーさん、セラさん賊はどうするの」
「「「忘れてた、あなた〜降りて、賊を誘い込んできて〜運動するから」」」

   あれっ、どんどんあの3人の行動や言語が揃っていってるような、、気のせいか?それとセリア姉ちゃんは、何を言ってるの ︎

「「「ルル、私達のスキルを1つ教えてあげる。固有スキル、三位一体。3人共全て一緒になり、全員が全員の固有スキルとスキルを使えてるようになり3人共自分を含めた3人のステータスを使えるようになるのよ。その代わり感覚も共有するからこの状態で誰か1人が死ねば全員死ぬ。そんなデメリットもあるのよ」」」

   流石は人類最強の人の嫁だ。すごいチートな固有スキルだ。そうしていると、親父は馬車から何も持たず出ていった。

「ヒッ!レビュート家だ。勝てる訳がない逃げろ〜」
「誰だよ、この街道は稼ぎ場だって言った奴」

   親父が出て行くと、顔を見るや否や下っ端の盗賊は逃げようとする。馬車の窓からその光景を見ていると親父が出て行った逆の方から3人の男が入って来た。恐らく盗賊の仲間なのであろう。入って来たのとほぼ同時に外でリーダー格の奴が叫んだ。

「お前ら、相手は1人だ。さらに馬車の中で人質をとってある。負けはしない。さて人類最強さんよ、お前の家族は人質だ。馬車から離れて貰おうか」
「家族を人質に取るなんて卑怯だぞ」
「盗賊は卑怯な事してなんぼだろうがよ」

   なんて抑揚のないセリフなんだ。あれで騙されるのは、優越感を先に感じたからなんだろうな。

「3人はこいつを見張れ。残りは馬車に乗り込み荷物と女をアジトに連れて行くぞ」

   乗り込んでくるようだが、固有スキル発動中の3人は落ち着いている。そして、盗賊達が15人乗り込んで来た時だ。3人は立ち上がり盗賊達の方に歩き出したかと思うと、母さんは消え2人になった。それと同時に先に乗り込んでいた盗賊3人は窓の外に吹っ飛んだ。そして、その場には足を振り抜き蹴りを放った後の母さんがいた。

(大の大人を2〜3m吹っ飛ばす蹴りって怖っ!)

 急に1人消えたと思ったら仲間が吹っ飛ばされたのを見た盗賊達は何が起きたのか分からず、あたふたしているが立ち直るまでは一般人より早かった。
 しかし、早かっただけであり反撃ができる訳ではない。セラさんとレナさんは立ち直った者から、どこから取り出したわからない木刀の様な物で殴って気絶させて行く。

(真剣を使わないのは血などで子供達が悪影響を受けない様にする為だろうな)

  あれっ?中に入って来たのは15人で親父の見張りが3人、後の2人は、、、しまった。
 俺は振り返る。
 そこには、セリア姉ちゃんとレビン兄さんを後ろから捕まえナイフを突きつける2人がいた。母親3人も気づいたが手が出せない様だ。どうなるか分からないから、身体強化を発動させておく。父親も見張りを倒し入って来て状況を一瞬で理解し顔を強張らせた。

「動くんじゃねぇぞ、動くとこいつらの首を搔き切るからな」

 どちらも右側から手を出し首の前を通り首の左側にナイフを当てている。そして、そのまま出口の方に近づいて行く。どうやら逃げる事を優先した様だ。
 そして出口が近くなり、後一歩で馬車から出れるだろう位置に来た時、レビン兄さんがしゃがみ、腕から抜け出た。
 てっ、えっ!レビン兄さんはそのままセリア姉ちゃんのところに行き、首に当てられてるナイフを取り、捨てた。ナイフが捨てられるとセリア姉ちゃんは二人の男に触れた。すると、男達は急激に顔色が青白くなり、後少しで逃げられるという希望に満ちた表情は世界の終わりでも見た様な絶望に変わり、男達は膝を着き蹲ってしまう。
(姉ちゃんと兄さん、あんたら何者だよ)

「ルル、何者だよって顔してるね。固有スキルを使っただけだよ」
「ルルー、今のは私の固有スキル[感情操作]の中の2つを使ったんだよ。片方が[絶望与奪]で、もう一つが[恐怖与奪]なんだけど、地味なんだよね」
「姉さん、僕の固有スキルのどれよりも使い勝手がよくて応用が効くんだから地味とか言わないでよ。姉さんが固有スキルを言ったし僕も言おうかな。僕が使った固有スキルは[認識阻害]と[幻覚・幻惑]の2つだよ」
「レビン、セリア大丈夫だったか?悪いな俺の不注意で危ない目に合わせて」
「大丈夫だよ、父さん」
「そうか。それじゃあ帰るか」

   その後は特に何も無く家に帰って来た。そして、今から俺のステータスに関する事とこれからの事で家族会議が始まりそうになっている。
      どうやら、固有スキル5つ持ち(隠蔽と解析鑑定は見えていない)というのは、異例の事態らしく普通は1つ、多くても3つらしい。その為、帝国とやらに目をつけられると、大変らしい。(親父は1人で帝国を潰せるらしいが)

「とりあえずは、目立たない様にするのが一番だな」
「ハゾメさん、それは無理よ。レビュート家ですから名前だけで目立ちますよ」
「レナさんのいう通り名前だけで目立ちますが、多分
   帝国とかその他もろもろは手を出さないと思いますよ」
「そうそう、エミーお義母のいう通りだし、もしもの時は家族全員で潰しに行けばいいんだし」
「セリア、お義母さんと呼ばないの」
「手は出されないとしても、剣と武術の訓練はして置くべきだと思うのだが皆はどう思う?」
「「「「「異議なし」」」」」
「なら、全員で鍛えるとしよう。次に魔法に関してたが誰が教えるか、だが俺は無理だから魔法の使える奴が教えてやってくれ」
「「「了解」」」
「最後にルルの意見を聞くからレナ、念話使ってくれ」

   レナさんは念話と言うと俺の頭の中に声が聞こえてきた。

『ルル聞こえる〜、聞こえたら返事して〜』
『いやレナ、念話の返事の仕方がわからなかったら返事しようにも出来ないでしょう。ルル、念話だから何か念じてみて』

   俺は念話に参加するためにとりあえず、念じてみた。

『聞こえるよ〜、母さん、レナさん』
『流石私のルル、普通の2歳児では出来ない事を平然とやってのける〜』
『ルル〜、私にも返事して〜』
『セリア姉ちゃんも、聞こえるよ〜』

   返事をすると姉ちゃんは立ち上がり、近づいてきて、俺に抱きついた。抱きつかれているので今は見えないが、近づいて来るときにチラッと見えた顔は恍惚としていた。そうしていると、念話から父さんの声が聞こえてきた。

『いや、受け答え出来てる所に驚きだよ。まぁ、前世の記憶があるから普通なんだろうけど。では、本題に入ろうか。剣と武術の訓練に異論はあるか?なければ5歳から訓練を始めるつもりだが、どうだ?』
『異論はないよ、父さん。5歳から剣と武術なら5歳まではどうするの?』
『とりあえず、魔力を感じる練習とある程度動けて、喋れる様になるのが目標になるかな』
『分かったよ。とりあえず、念話を使わなくても喋れる様になるのが目標なんだね』
『その通りだ。では、これで家族会議を終了する』

   父さんのその言葉で念話は切れ、各自自分の行動に移った。と言っても料理したり、洗濯したりだが。
   そうして、俺は5歳まで自分の練習に励んだ。

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コメント

  • ノベルバユーザー310507

    なんか文章が急ぎすぎてる?感じ?

    0
  • Chronus

    規格外すぎるこの家族wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww(爆笑)

    1
  • ノベルバユーザー69968

    エミーお義母さんの言う通り出し、の出しは漢字じゃなくて平仮名だと思いますが、意図があっての漢字ですか?

    1
  • ノベルバユーザー210227

    盗賊が15人乗り込める馬車、、、

    8
  • 名無しシャン

    ご指摘ありがとうございます。
    「」を『』にしようと思います。

    4
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