とても人気ある生徒会長の姉は、ブラコン過ぎてヤバイ(暴走気味)

Fuu

波乱と不安

30分と言う集合時間ギリギリの費やして、私はなんとかペアネックレスを手に入れることが出来た!
危なかった〜、あと千円で今回貰ったらお小遣い尽きてたからね。

私は落とさない様にと和樹にバレない様に帯に2つをしまう。さて、集合場所に向かわないとね。
その時、場に向かおうとする私に誰か知らない人が声を掛けてきた。

「そこのねえちゃん。お一人かい?」

私は思わず振り向く。そこには3人のあまり人当たりが良さそうでない男達がいた。

「いえ、友人がいるので」

「いやいや、さっきから1人で居たじゃないか」

「そうだよ俺たちと遊ぼうぜ」

「お金もだしてやるぞ?」

私は少し嫌な感じがして急いでその場を離れようと思った。そう思って私は駆け出そうとしたらーー

「おっと、どこに行こうって言うんだ?」

一番私に近かった男が私の手首を掴んできた。

「離して下さい!」

「まぁまぁ、そう言うなよ」

と言いながら残りの2人も私を囲う様に来だした。私は今ここで身の危険を感じて、男の手を無理矢理振りほどいてなりふり構わず駆け出した。

「あ、こら!」

「まちやがれ!」

私はすぐに人混みに紛れたけど男3人は私を諦めてないのか後ろから追いかけてくるのが分かる。
私は屋台と屋台の間を通って整ってない場所に出る。屋台沿いにいけば集合場所には行けると思うけどあの男達も気づくかもしれない。そうなると...
私は横にある雑木林に視線を向ける。ここしかないかな?ここで奥の方に進んで和樹に迎えに来てもらうのが一番安全かも知らない。次あの男達に見つかったら逃げれるか分からないのが一番の要因だけどね。

私は雑木林に足を踏み入れた。









その少し前の和樹達


集合時間の五分前になったので集合場所である神社に来ている。
途中で姉さん見かけたけど射的で集中してたからな...そっとしておいたよ。姉さんも俺たちに気がついてなかったみたいだしね。
それから集合1分前に直人と武田が来た。

「お、遅れなかったみたいだな2人とも」

「俺が引っ張ってきた」

「だってさ、出店の焼きそばとか上手いんだからしょうがないだろ?」

なんというかこいつは変わらんな...。

というか、もう時間なったっぽいな。けど姉さんが来ないってのはどういうことだ?

「なぁ、2人とも姉さんみてないか?」

「未音さんを?いや見てないぞ」

「射的のところにもか?」

「ん?あ、あぁ」

「そうか...」

俺たちが通った時には居たのに直人達が通った時には居なかった。そして、今この場に居ないという状況が、俺の酷くよく分からない感情を駆り立てるのだった。

コメント

  • ノベルバユーザー240181

    もし俺に姉がいて襲われそうになってたら冗談抜きでその男を殺すと思う

    0
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