とても人気ある生徒会長の姉は、ブラコン過ぎてヤバイ(暴走気味)
約束
あの後松崎先輩からなんとかマトモな本を貸してもらい、教室に戻る為に廊下を歩いているた。
にしても、ほんとにあの人は色々とヤバイ人だったな。あの後2回ぐらいそっち系の本を渡された事か...。
生徒会室からの帰りに、俺の耳に聞き覚えるある声が聞こえてきた。
「ーーに和樹の気持ちを考えたことはねぇのかよ!」
「うるせぇな!しるかよそんな事!」
俺はその聞き覚えるある声に嫌な予感を覚え、急いでその場に向かう事にした。
その場所に着いた時には同級生が野次馬になり2人を囲うようになっていた。間から割って入ってなんとか2人の元に向かう。
「お前な、そろそろいいか「直人、落ち着いて!」って和樹!」
俺は言い合いをしていた片方ーー直人に向かって話しかける。すると直人はこちらに気づき、言い合いをやめる。そして、言い合いをしていたもう1人ーー武田はイライラしてます!といった態度を取っている。
「どうしてこんな状態になってるんだ?」
「....あいつがお前の事を悪く言っていたから、ついカッとなってな」
なるほどな。直人は基本的に良い奴だから余り喧嘩ごとをしないのだが、こういう時に限ってカッとなりやすいんだよな。
にしても、武田が俺に言う事と言ったら...テニス関係だろうな。少し思い出したけど、アイツと当たった時負けた事なかったな。もしかしてそれが原因か?
「なぁ武田、俺はお前と同じテニス部に入れたいのか?」
「はぁ?ちげぇよ。俺はお前に勝ちたいんだよ。テニスでな」
あー、これは俺の予想が当たってたかな
「なら明日、試合をしようか」
「マジか!」
俺がそう持ちかけると、さっきまで不機嫌だったのが嘘のような態度になる。
「ただし、俺はとある事情で1ゲームしか出来ないけどいいか?」
「....それはどうしてもなのか?」
「あぁ」
「....分かった。場所は俺がなんとしておく」
そう言い残して武田はその場から去っていった。
同級生の野次馬が居たせいか、明日の試合の噂は学校中に広まる事になった。
「それで試合を受けた訳なの?」
「いや...まぁ、うん」
家に帰ると、先に帰っていた姉さんにその試合の事を問い詰められた。こうでもしないと武田はうるさそうだったからな...
「それで肘は大丈夫なの?」
不安なのか姉さんは聞いてくる。
「まぁ、1ゲームぐらいならなんとかね」
「あんまり心配かけさせないでね?」
「ほんと姉さんは心配症だな。無茶はしないよ」
心配そうに話しかけてくる姉さんに心配ないといった言葉をかけるがなかなか表情が戻らない。また声を掛けようとした時に姉さんは何かを思いついたように突然顔を上げる。
「じゃあ、今度の週末買い物に付き合って!」
「へぇ?」
「私を心配させた責任として買い物に付き合って!」
何がどうしてそうなったのだろうか。まぁ、姉さんにはいつもお世話になってるから断る義理もないけど...
まぁ、いいか。
「はぁ....。分かったよ姉さん」
「ほんと!?やった!」
そう答えると姉さんはとても嬉しそうな顔をしていた。
それに対して俺はと言うと...
(これは俗に言うデートなんだろうか?いや、姉弟だからデートではない?どっちなんだ?)
変な事を悩んでいた。
にしても、ほんとにあの人は色々とヤバイ人だったな。あの後2回ぐらいそっち系の本を渡された事か...。
生徒会室からの帰りに、俺の耳に聞き覚えるある声が聞こえてきた。
「ーーに和樹の気持ちを考えたことはねぇのかよ!」
「うるせぇな!しるかよそんな事!」
俺はその聞き覚えるある声に嫌な予感を覚え、急いでその場に向かう事にした。
その場所に着いた時には同級生が野次馬になり2人を囲うようになっていた。間から割って入ってなんとか2人の元に向かう。
「お前な、そろそろいいか「直人、落ち着いて!」って和樹!」
俺は言い合いをしていた片方ーー直人に向かって話しかける。すると直人はこちらに気づき、言い合いをやめる。そして、言い合いをしていたもう1人ーー武田はイライラしてます!といった態度を取っている。
「どうしてこんな状態になってるんだ?」
「....あいつがお前の事を悪く言っていたから、ついカッとなってな」
なるほどな。直人は基本的に良い奴だから余り喧嘩ごとをしないのだが、こういう時に限ってカッとなりやすいんだよな。
にしても、武田が俺に言う事と言ったら...テニス関係だろうな。少し思い出したけど、アイツと当たった時負けた事なかったな。もしかしてそれが原因か?
「なぁ武田、俺はお前と同じテニス部に入れたいのか?」
「はぁ?ちげぇよ。俺はお前に勝ちたいんだよ。テニスでな」
あー、これは俺の予想が当たってたかな
「なら明日、試合をしようか」
「マジか!」
俺がそう持ちかけると、さっきまで不機嫌だったのが嘘のような態度になる。
「ただし、俺はとある事情で1ゲームしか出来ないけどいいか?」
「....それはどうしてもなのか?」
「あぁ」
「....分かった。場所は俺がなんとしておく」
そう言い残して武田はその場から去っていった。
同級生の野次馬が居たせいか、明日の試合の噂は学校中に広まる事になった。
「それで試合を受けた訳なの?」
「いや...まぁ、うん」
家に帰ると、先に帰っていた姉さんにその試合の事を問い詰められた。こうでもしないと武田はうるさそうだったからな...
「それで肘は大丈夫なの?」
不安なのか姉さんは聞いてくる。
「まぁ、1ゲームぐらいならなんとかね」
「あんまり心配かけさせないでね?」
「ほんと姉さんは心配症だな。無茶はしないよ」
心配そうに話しかけてくる姉さんに心配ないといった言葉をかけるがなかなか表情が戻らない。また声を掛けようとした時に姉さんは何かを思いついたように突然顔を上げる。
「じゃあ、今度の週末買い物に付き合って!」
「へぇ?」
「私を心配させた責任として買い物に付き合って!」
何がどうしてそうなったのだろうか。まぁ、姉さんにはいつもお世話になってるから断る義理もないけど...
まぁ、いいか。
「はぁ....。分かったよ姉さん」
「ほんと!?やった!」
そう答えると姉さんはとても嬉しそうな顔をしていた。
それに対して俺はと言うと...
(これは俗に言うデートなんだろうか?いや、姉弟だからデートではない?どっちなんだ?)
変な事を悩んでいた。
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コメント
にせまんじゅう
フフ、この話見てるとニヤニヤしてしまう