異世界でみんなの飯テロ保護してます!
ホテル
「ひゃっほー! 綺麗な景色だぜ!」
「うるさい翼! 耳元で叫ぶな!」
「「オェ……私達お家帰る……」」
「わがままな事言わないでください! とりあえず1日宿泊する所で休めばいいじゃないですか」
「……お前らの泊まるところはこっちだ。付いてこい」
そこに向かう道中で「楽しんでってねー」とか「お客様だぜ」みたいな声がたくさん聞こえてきた。観光客に優しい島と伺えた。
「はい。ここな」
と、案内されたのは一般的な民家だった。
「民宿ですか?」
「? 奥の大きいホテルだよ」
ええっ!? そっち? それはこの島を1面見渡せるくらいに大きいリゾートホテルだった。こんな凄い建物の前に民家を建てる気になったこの家の主に1番驚いているけどな。
「本当にここですか? お金も払って貰えるんですよね?」
「そうですね。チューリ様がそうおっしゃっていたので。あと、俺はそろそろ帰るからな。何かあったらそこの家に来てくれ」
お前の家かよ!
『ありがとうございました!』
俺達は声を合わせて感謝を伝える。最後に「オェ」と、入っていた2人がいたが気にしないでおこう。
「ここからは私が案内させて頂きます」
「!? どこから来たんですか?」
「企業秘密です」
と、俺達の前に現れた黒髪メイド服姿の女性はウインクをする。
その人に連れられホテルの中に入る。かなり大きい部屋まで案内してくるそうだ。
チューリが5人で生活していたので一緒の方がいいと思い気を効かせたのだろうか。正直、ここまで快適そうなホテルなら個室でも良かったんだけどな。
エレベーターに入る。エレベーターの天井が物凄く高い。というより、階数が多すぎる。1番上まで手が届く人なんているのだろうか。
「少々お待ちください」
「はい」
すると、彼女はエレベーターから降りてしまった。そして、少し遠くに離れエレベーターに向かって全力ダッシュで突っ込んできた。
「ちょ……危な!」
このエレベーターが凄く大きくなかったら間違いなく気絶はしていただろう。5人もが避けるスペースのあるエレベーターって本当に凄いな。
彼女の方に目線をやる。彼女は壁を蹴っていた。だが、皆さんの想像するような蹴っていたではない。正しく言えばアクションゲームのような感じで壁を蹴って上まで向かっていた。5mはある1番上のボタンを難なく押していた。
補足としてはスカートの中は完全にガードされていた。なんという技術だ……。
「すみません。待っていただきありがとうございます」
すると、扉が閉まり上へ向かう。足に重量がかかるのが凄く伝わってくる。
「あのー……」
「どうかなされましたか? 陽葵様」
「今度から私に頼んでくださいよー! ほら!」
と、ジャンプをする。5mはあるが難なく届いていた。
ちなみにスカートの中は見えていた。その辺は彼女の方が1枚上手というべきなのだろうか。
「す、凄いですね……私に今度ご指導頂けないでしょうか……」
「おっけー! オェ……」
すると、彼女は陽葵さんに耳打ちで何かを話していた。
陽葵さんは顔を真っ赤にして、
「変態! 男どもふざけるなー!」
と、俺達3人をぽこぽこ叩いてきた。
陽葵さんにとってはぽこぽこかもしれないが俺達にとってはズキズキだ。死ぬほど痛い。ていうか、許してくれ。
叩くのを辞めて冷静に考える。
「そんなに怒ってどうしたんですか?」
「そっ、それは……」
「パンツに決まってんだろ! 可愛かったぜ!」
「少しは空気を読め!」
「……翼。命はないと思いなさい」
「許せ」
「今日の夜あなたの命を頂戴します」
めちゃくちゃ陽葵さん怖い! 現実世界でしてた仕事OLだと勝手に思ってたけどこの分なら殺し屋とか普通にありえるな。
「まぁまぁ。落ち着きましょう。こんな所でガチ喧嘩をしてホテルを壊したらただじゃ済みませんし」
「そういうなら……って、君はパンツを見たくせに何見てないような感じで言ってるんだ!」
ちっ。バレたか。こういう時だけ頭が良いな。
「抱き合った仲じゃないですか」
「誤解を招くような言い方をするな!」
誤解も何も事実なんだが……まぁ、いいだろう。あの事は無かったことにするって決めたんだし。
「事……」
翼ァ! 余計なことをお願いだから言うな!
その時、扉が開いた。どうやら、上へ到着したようだ。
やけに早いと思ったが彼女曰く1番上の階層に到着しているようだ。
俺は小さい子供のように外が見渡せるところまで走って向かう。
そこから見える景色は全てのものが豆つぶのように見えた。
だが、太陽と海は物凄く綺麗に見えた。ここは本当にいい島だな……。
「行くよー! 一君!」
鈴菜か俺の腕を掴み皆のいる方向に連れて行く。
――部屋はどうなっているのだろう。期待が出来そうだ。
取得スキル
皿洗いの極意 出前の初級術
カルビ名人 焦がし焼きマスター 山葵鼻つめ リーフターン 玉ねぎボンバー 土下座フラッシュ(晴れの時だけ使用可能)
迷惑客の対処 愛想笑い 協調性 驚き対策 ロリコン対策 ジャパニーズソウル 無神経
おトイレの付き添い 遊園地の支配
つまようじ回避マン
お色家 変装『舞妓』
地球のゲームでもあったようなレベルの煽り 
演技『狂人』 主人公補正 騙される弱抵抗力
「うるさい翼! 耳元で叫ぶな!」
「「オェ……私達お家帰る……」」
「わがままな事言わないでください! とりあえず1日宿泊する所で休めばいいじゃないですか」
「……お前らの泊まるところはこっちだ。付いてこい」
そこに向かう道中で「楽しんでってねー」とか「お客様だぜ」みたいな声がたくさん聞こえてきた。観光客に優しい島と伺えた。
「はい。ここな」
と、案内されたのは一般的な民家だった。
「民宿ですか?」
「? 奥の大きいホテルだよ」
ええっ!? そっち? それはこの島を1面見渡せるくらいに大きいリゾートホテルだった。こんな凄い建物の前に民家を建てる気になったこの家の主に1番驚いているけどな。
「本当にここですか? お金も払って貰えるんですよね?」
「そうですね。チューリ様がそうおっしゃっていたので。あと、俺はそろそろ帰るからな。何かあったらそこの家に来てくれ」
お前の家かよ!
『ありがとうございました!』
俺達は声を合わせて感謝を伝える。最後に「オェ」と、入っていた2人がいたが気にしないでおこう。
「ここからは私が案内させて頂きます」
「!? どこから来たんですか?」
「企業秘密です」
と、俺達の前に現れた黒髪メイド服姿の女性はウインクをする。
その人に連れられホテルの中に入る。かなり大きい部屋まで案内してくるそうだ。
チューリが5人で生活していたので一緒の方がいいと思い気を効かせたのだろうか。正直、ここまで快適そうなホテルなら個室でも良かったんだけどな。
エレベーターに入る。エレベーターの天井が物凄く高い。というより、階数が多すぎる。1番上まで手が届く人なんているのだろうか。
「少々お待ちください」
「はい」
すると、彼女はエレベーターから降りてしまった。そして、少し遠くに離れエレベーターに向かって全力ダッシュで突っ込んできた。
「ちょ……危な!」
このエレベーターが凄く大きくなかったら間違いなく気絶はしていただろう。5人もが避けるスペースのあるエレベーターって本当に凄いな。
彼女の方に目線をやる。彼女は壁を蹴っていた。だが、皆さんの想像するような蹴っていたではない。正しく言えばアクションゲームのような感じで壁を蹴って上まで向かっていた。5mはある1番上のボタンを難なく押していた。
補足としてはスカートの中は完全にガードされていた。なんという技術だ……。
「すみません。待っていただきありがとうございます」
すると、扉が閉まり上へ向かう。足に重量がかかるのが凄く伝わってくる。
「あのー……」
「どうかなされましたか? 陽葵様」
「今度から私に頼んでくださいよー! ほら!」
と、ジャンプをする。5mはあるが難なく届いていた。
ちなみにスカートの中は見えていた。その辺は彼女の方が1枚上手というべきなのだろうか。
「す、凄いですね……私に今度ご指導頂けないでしょうか……」
「おっけー! オェ……」
すると、彼女は陽葵さんに耳打ちで何かを話していた。
陽葵さんは顔を真っ赤にして、
「変態! 男どもふざけるなー!」
と、俺達3人をぽこぽこ叩いてきた。
陽葵さんにとってはぽこぽこかもしれないが俺達にとってはズキズキだ。死ぬほど痛い。ていうか、許してくれ。
叩くのを辞めて冷静に考える。
「そんなに怒ってどうしたんですか?」
「そっ、それは……」
「パンツに決まってんだろ! 可愛かったぜ!」
「少しは空気を読め!」
「……翼。命はないと思いなさい」
「許せ」
「今日の夜あなたの命を頂戴します」
めちゃくちゃ陽葵さん怖い! 現実世界でしてた仕事OLだと勝手に思ってたけどこの分なら殺し屋とか普通にありえるな。
「まぁまぁ。落ち着きましょう。こんな所でガチ喧嘩をしてホテルを壊したらただじゃ済みませんし」
「そういうなら……って、君はパンツを見たくせに何見てないような感じで言ってるんだ!」
ちっ。バレたか。こういう時だけ頭が良いな。
「抱き合った仲じゃないですか」
「誤解を招くような言い方をするな!」
誤解も何も事実なんだが……まぁ、いいだろう。あの事は無かったことにするって決めたんだし。
「事……」
翼ァ! 余計なことをお願いだから言うな!
その時、扉が開いた。どうやら、上へ到着したようだ。
やけに早いと思ったが彼女曰く1番上の階層に到着しているようだ。
俺は小さい子供のように外が見渡せるところまで走って向かう。
そこから見える景色は全てのものが豆つぶのように見えた。
だが、太陽と海は物凄く綺麗に見えた。ここは本当にいい島だな……。
「行くよー! 一君!」
鈴菜か俺の腕を掴み皆のいる方向に連れて行く。
――部屋はどうなっているのだろう。期待が出来そうだ。
取得スキル
皿洗いの極意 出前の初級術
カルビ名人 焦がし焼きマスター 山葵鼻つめ リーフターン 玉ねぎボンバー 土下座フラッシュ(晴れの時だけ使用可能)
迷惑客の対処 愛想笑い 協調性 驚き対策 ロリコン対策 ジャパニーズソウル 無神経
おトイレの付き添い 遊園地の支配
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