異世界でみんなの飯テロ保護してます!
悪魔再び
「翼がいる場所、それは君が前にいたあの場所よ!」
と、俺が取り調べを受けた場所を指す。
つ、つまりあの強敵『口臭の悪魔』と決闘しているのかもしれないのか。
「ところで何故そんな所に? 情報をどうやって集めたかは聞きませんけど。あいつ何かやらかしたんですか?」
「やらかしたというか……恐らく君と同じに『濡衣』を受けたって感じかな」
……あの時はムカついたな。まぁ、それに怒って逃げ出したのは紛れもない事実なんだけどね。
「具体的な事件内容って分かります……?」
「そ、それは……分からないかなっ!」
と、俺から目をそらした。
この人絶対、何したか分かってるわ。そして、自分が事件に関与しているな。
「分かってますよね……」
「し、知らないよー」
あっちで話を聞けば分かると思うのでこれ以上の事は追求しなかった。
そして、俺は走りながらも喋り続ける陽葵さんのお叱りのお言葉を受けた。
「……で! 私が最終的に言いたい事。それはゲームは1日1時間! 分かった?」
「……分かりました」
だってここでこう言わなきゃ絶対にぶん殴られるじゃん! でもでも……うわぁ!
「……嫌そうな顔してるね。本当に守るー?」
「……本当はめちゃくちゃしたいです! 大好きなんです!」
「君の覚悟はしかと受け止めた。翼を助け出した後に私とゲームで勝ったらいいよ?」
「言いましたね。俺、絶対に勝ちますからね。とりあえずその話はやめて到着したので翼と話せるか聞いてみましょ? ちなみにどうして俺と話せたんですか?」
「普通に入らせてもらえたよ。じゃあ行くよ!」
陽葵さんは扉を開ける。
「あの……ここにいると思われる中岡 翼さんっています?」
「えぇっと。はい、いますね」
「面会させてもらう事って可能ですか?」
「……私達の警備がある中で可能なら」
と、俺らが連いて行った場所は刑事ドラマなんかでよく見る、壁越しで話すような場所だった。
ガチャ
俺らが入った場所とは反対の扉が開かれる。そこには何だか目が薬物中毒になったような翼と『口臭の悪魔』がいた。
「おやおや。あなたはこの短期間に何回来るんですか……」
久しぶりですね。一生会いたくなかったです。
「助けてくれぇ!」
翼は突然泣き始めた。口臭が辛かったんですね。分かります。
「この方と話していても拉致が開かなくてね……君達、3日前の午後9時。この時間にこの人といたかな?」
「「いません……」」
「ちょっと2人で話したいのでいいですか?」
俺は陽葵さんを部屋の端っこに連れて行き話しかける。
「どうしたのよ……」
「このままいくと俺ら仲間を見捨てた最低になりますよ? この事を言いにくかったんですよね」
「……そこは正直に認めるしかないよ。そ、そこは」
声が明らかに震えていた。この人が絶対に何かやらかしたんだな。
俺達は頭を下げ、席に戻る。
「ところでぇ……こいつ何やらかしたんですか? 俺はその……何もわからないまま来たっていうか」
「この人でなしが! 俺を置い……」
俺はその言葉を掻き消すように、
「何でですか? おい……翼。寿司屋に連れていってやるから、な?」
「な、ならいいぜ!」
こいつちょろい。寿司屋といってもあのクソみたいな店だけどな。
「あなた達、何だか怪しいんですが……まぁ、この人への容疑は文化財保護法違反、境界損害罪など様々な罪がかかっています……」
「分かりやすく言うと?」
隣の陽葵さんの汗が凄いんですが。
口臭の悪魔は地図を取り出しそれを自分達側の机に広げる。
「ここにある『サンチュ山』を破壊したと疑われています」
分かったぞ……この事か! あの時、来たのは悪魔でも無ければ化け物でもない、ただの山が崩れた音。そして、陽葵さんが焦っていた理由はその山を自分で破壊したって分かっていたからだ……。
「本当に誰なんだよ! 俺に濡衣を着せたやつ」
そして、この馬鹿は全く気づいていない。なら、この馬鹿を牢にぶち込むか? いや……そうじゃないだろう。なら、正直に全てを話すか? 俺にはここまで一緒にいた陽葵さんを売ることなんて到底出来ないし……と、いっても俺が罪を被るのはごめんだからな。
こうなったら置いていったことを正直に話そう。
俺らは翼を忘れ帰った事を正直に話した。翼がこの事件を起こせない理由も含めて。
「そうでしたか……翼さんも気の毒ですね。ちなみにあなた達がいった時にはまだ山はあったんですね」
「そ、そうです」
「なんか分かんないけど釈放させてくれるんですよね?」
「いえ……あなたには正直言って強すぎるスキルがあるので山を壊したとも言えるんですよ。あなたの目の前にいる一さん。なんかはスキルが貧弱と言いますか……あれなんですが」
と、言葉を濁す。濁すくらいなら正直に言ってくれた方が気持ち楽なんだが。
「とりあえず明日の裁判で決まると思いますよ」
「私達も行こうよ!『異議あり!』」
「迷惑かけるとあれなので……辞めときましょう」
俺達は明日の判決を他の2人に報告した。
その後、食事を済ませ俺は寝ることにした。
ところで翼が無罪になったら誰かが罪を受けるのだろうか。
取得スキル
皿洗いの極意 出前の初級術
カルビ名人 焦がし焼きマスター 山葵鼻つめ リーフターン 玉ねぎボンバー 土下座フラッシュ(晴れの時だけ使用可能)
迷惑客の対処 愛想笑い 協調性 驚き対策 ロリコン対策 ジャパニーズソウル 無神経
おトイレの付き添い 遊園地の支配
つまようじ回避マン
お色家 変装『舞妓』
地球のゲームでもあったようなレベルの煽り 
演技『狂人』 主人公補正 騙される弱抵抗力
と、俺が取り調べを受けた場所を指す。
つ、つまりあの強敵『口臭の悪魔』と決闘しているのかもしれないのか。
「ところで何故そんな所に? 情報をどうやって集めたかは聞きませんけど。あいつ何かやらかしたんですか?」
「やらかしたというか……恐らく君と同じに『濡衣』を受けたって感じかな」
……あの時はムカついたな。まぁ、それに怒って逃げ出したのは紛れもない事実なんだけどね。
「具体的な事件内容って分かります……?」
「そ、それは……分からないかなっ!」
と、俺から目をそらした。
この人絶対、何したか分かってるわ。そして、自分が事件に関与しているな。
「分かってますよね……」
「し、知らないよー」
あっちで話を聞けば分かると思うのでこれ以上の事は追求しなかった。
そして、俺は走りながらも喋り続ける陽葵さんのお叱りのお言葉を受けた。
「……で! 私が最終的に言いたい事。それはゲームは1日1時間! 分かった?」
「……分かりました」
だってここでこう言わなきゃ絶対にぶん殴られるじゃん! でもでも……うわぁ!
「……嫌そうな顔してるね。本当に守るー?」
「……本当はめちゃくちゃしたいです! 大好きなんです!」
「君の覚悟はしかと受け止めた。翼を助け出した後に私とゲームで勝ったらいいよ?」
「言いましたね。俺、絶対に勝ちますからね。とりあえずその話はやめて到着したので翼と話せるか聞いてみましょ? ちなみにどうして俺と話せたんですか?」
「普通に入らせてもらえたよ。じゃあ行くよ!」
陽葵さんは扉を開ける。
「あの……ここにいると思われる中岡 翼さんっています?」
「えぇっと。はい、いますね」
「面会させてもらう事って可能ですか?」
「……私達の警備がある中で可能なら」
と、俺らが連いて行った場所は刑事ドラマなんかでよく見る、壁越しで話すような場所だった。
ガチャ
俺らが入った場所とは反対の扉が開かれる。そこには何だか目が薬物中毒になったような翼と『口臭の悪魔』がいた。
「おやおや。あなたはこの短期間に何回来るんですか……」
久しぶりですね。一生会いたくなかったです。
「助けてくれぇ!」
翼は突然泣き始めた。口臭が辛かったんですね。分かります。
「この方と話していても拉致が開かなくてね……君達、3日前の午後9時。この時間にこの人といたかな?」
「「いません……」」
「ちょっと2人で話したいのでいいですか?」
俺は陽葵さんを部屋の端っこに連れて行き話しかける。
「どうしたのよ……」
「このままいくと俺ら仲間を見捨てた最低になりますよ? この事を言いにくかったんですよね」
「……そこは正直に認めるしかないよ。そ、そこは」
声が明らかに震えていた。この人が絶対に何かやらかしたんだな。
俺達は頭を下げ、席に戻る。
「ところでぇ……こいつ何やらかしたんですか? 俺はその……何もわからないまま来たっていうか」
「この人でなしが! 俺を置い……」
俺はその言葉を掻き消すように、
「何でですか? おい……翼。寿司屋に連れていってやるから、な?」
「な、ならいいぜ!」
こいつちょろい。寿司屋といってもあのクソみたいな店だけどな。
「あなた達、何だか怪しいんですが……まぁ、この人への容疑は文化財保護法違反、境界損害罪など様々な罪がかかっています……」
「分かりやすく言うと?」
隣の陽葵さんの汗が凄いんですが。
口臭の悪魔は地図を取り出しそれを自分達側の机に広げる。
「ここにある『サンチュ山』を破壊したと疑われています」
分かったぞ……この事か! あの時、来たのは悪魔でも無ければ化け物でもない、ただの山が崩れた音。そして、陽葵さんが焦っていた理由はその山を自分で破壊したって分かっていたからだ……。
「本当に誰なんだよ! 俺に濡衣を着せたやつ」
そして、この馬鹿は全く気づいていない。なら、この馬鹿を牢にぶち込むか? いや……そうじゃないだろう。なら、正直に全てを話すか? 俺にはここまで一緒にいた陽葵さんを売ることなんて到底出来ないし……と、いっても俺が罪を被るのはごめんだからな。
こうなったら置いていったことを正直に話そう。
俺らは翼を忘れ帰った事を正直に話した。翼がこの事件を起こせない理由も含めて。
「そうでしたか……翼さんも気の毒ですね。ちなみにあなた達がいった時にはまだ山はあったんですね」
「そ、そうです」
「なんか分かんないけど釈放させてくれるんですよね?」
「いえ……あなたには正直言って強すぎるスキルがあるので山を壊したとも言えるんですよ。あなたの目の前にいる一さん。なんかはスキルが貧弱と言いますか……あれなんですが」
と、言葉を濁す。濁すくらいなら正直に言ってくれた方が気持ち楽なんだが。
「とりあえず明日の裁判で決まると思いますよ」
「私達も行こうよ!『異議あり!』」
「迷惑かけるとあれなので……辞めときましょう」
俺達は明日の判決を他の2人に報告した。
その後、食事を済ませ俺は寝ることにした。
ところで翼が無罪になったら誰かが罪を受けるのだろうか。
取得スキル
皿洗いの極意 出前の初級術
カルビ名人 焦がし焼きマスター 山葵鼻つめ リーフターン 玉ねぎボンバー 土下座フラッシュ(晴れの時だけ使用可能)
迷惑客の対処 愛想笑い 協調性 驚き対策 ロリコン対策 ジャパニーズソウル 無神経
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