異世界でみんなの飯テロ保護してます!
攻城戦『中編』
カチカチカチ ピコン
お知らせか……?
『第22回鉄菜大会のお知らせ』
俺は1試合をさっさと終わらせ、詳細を読む。この大会は簡単に登録でき、フレンドコード等を利用しボイチャで話しながら出来るという部屋から出たくない人に超良心的な設定なのだ。そして、この大会はすぐに開くようで1時間以内には開始する。どれだけ引き籠りがいるのたろうか……まぁいい。これで優勝すればランキングは大幅に上がるようだ。利用すれば1位も夢じゃねないかな……。ぐへへへ。
とりあえず登録する。
俺は残り10分までネット対戦で練習をしておく。とりあえずそれまではボイチャOFFにしておくか……。ちなみに大会では特殊な道具を利用して目に眼鏡のような物を掛けてするようだ。
俺はゲームを続ける。確実にレートは上がっていた。
――大会開始まで残り10分
よっしゃ! そろそろ時間か。俺は眼鏡の様なものを付けて大会用の部屋に入る。
パチッ
視界がテレビ画面からコロシアムのようなフロントになる。すると、執事のようなお爺さんが近付いてくる。
「ようこそ。起こしいたしました。鉄菜の世界へ」
「す、すげぇ! あ、すみません……興奮してしまいました。これ全部脳内だけで動いたりできるんですね。凄すぎます!」
異世界にいたのに更に異世界に来たみたいになったぞ? 本当に凄い技術だな。あ、ここから沢山出ると思うから説明しておくけど、俺はこのゲームのユーザー名をバターにしているよ。
「バター様が心配していそうな事を予め説明しておきます。この世界にいる間は餓死になどは一切しません。あなたの周りは特殊なシールドで守られていて危害も加えられません。その代わり、強盗が来たりしては何も出来ないんですがね。しかも、傍から見たら何事もないようにテレビの前に真顔で座っている変人です。引かれても責任は取りません……と、このくらいですかね」
「戦う時も頭で……みたいな事を言いませんよね?」
「その辺は安心してください。戦う時はコントロールを持つ意志は戻りますので……それではこちらに。まずあなたの容姿はそのままなのでご了承ください」
「は、はい……」
この人は俺の容姿に文句があるのか!? 別にイケメンとは思わないけど普通だろ!
執事? は扉を開く。
そこは活気に溢れていた。何人いるのだろうか……様々な人が会話をしている中、凄く人に囲まれている人がいた。その近くにいた仮面をつけて完全に俺をガン見してる人も気になるけど。
とりあえず俺は人混みに向かって歩く。
「今回の大会は優勝ですよね! なんたって今回の大会は『No.1』の方がいませんからね。『No.2』の竹輪像さんが負けるはずないですよ」
「なぁ! 俺は他の奴が勝つに賭けるぜ」
など、様々な場所から声が聞こえる。だが、何とも気になる事。それはNo.1がいない……? という事だ。今回の大会には参加してないらしい。それだと1位になれないじゃないか! 自己満足してからとりあえず翼を助けようかな。って思ってたのに……まだまだ先になりそうだぜ。
『翼。その時まで待っててくれ』
俺は空に翼が見えたような気がした。そして、その翼は笑顔のような気がした。
実際はめちゃくちゃキレてるんだろうなぁ。
「っと……あなたはここ最近急上昇しているバターさんじゃないですか」
俺は1度でもNo.2の顔を見ようと飛んだり跳ねたりしていると前からイケボが聞こえてきた。
すると、相手から道を開けるように俺の方へ寄ってきた。
イケメンめ。女子が前を通るだけで「キャーキャー」騒ぎやがる。髪は透き通るような黒。輝く瞳。なんだよそのキラキラオーラ。俺は素直に……というより頭で考えていることがそのまま出るので出てしまった。
「……俺はお前のことが嫌いだ! 気に入らねぇんだよ!」
「そう言わずに仲良くしましょうよ……」
と、肩を触ってくる。
「気持ち悪いから触れるな……」
俺は今、完全に腐のオーラを放っているだろう。
「周りの女……うるせぇんだよ」
この、思った事がそのまま出る世界もう嫌だ! しかも、嫌なことだけ。さっさと優勝してやる……。
「こいつら全員駆逐してやる……」
「あの人頭大丈夫……?」
「怖すぎる……」
俺は恐らくこの鉄菜の世界から半永久的に追放されるんだろうな……
「優勝すれば関係ないがな……ふはははは! 神様狙ってんだろ!」
うわぁ!! もの凄く痛い子だよ……これって外にも出れなくないか……容姿そのままだし。
仮面の人は悪い事を考えているかのように俺と同じように急に高笑いしていた。
俺はやっぱり思ってることなんて出ない方がいいな。と思った。傍から見ると凄い気持ち悪い。
俺も仮面を付けてくればよかった。
この大会はメンバーが多いからどれくらい架かるのだろうか……大会が終わったら部屋が破壊されてました。とか本当に辞めてほしいな……と、思いながら俺は第1試合の時間になったのでランダムに決められるプレイヤーと対戦することになった。
相手のランキングは832位。相手にならないだろう……
カチカチカチカチ
俺はそいつとの勝負になんなく勝利した。
「勝者はバターさんです!」
そこからが長かった。この大会いつまで雑魚とさせんだよ! 何故、トーナメントにした。あれ……1時間位したところでベスト8まで来ていた。もしかして、雑魚じゃなくて俺が強くなっていた……?
「次の相手は! 数字の記号クズさん対バターさんです!」
数字の記号クズって……俺に言われてるんじゃないけどなんか腹立つな。俺の力を思い知るがいい!
「ふはははは!」
その声は高らかに会場に響いていた。それと同時に周りからはドン引きと歓声が響いていた。
――この時の俺は相手の強さをまだ知らない。
取得スキル
皿洗いの極意 出前の初級術
カルビ名人 焦がし焼きマスター 山葵鼻つめ リーフターン 玉ねぎボンバー 土下座フラッシュ(晴れの時だけ使用可能)
迷惑客の対処 愛想笑い 協調性 驚き対策 ロリコン対策 ジャパニーズソウル 無神経
おトイレの付き添い 遊園地の支配
つまようじ回避マン
お色家 変装『舞妓』
地球のゲームでもあったようなレベルの煽り 
演技『狂人』 主人公補正 騙される弱抵抗力
お知らせか……?
『第22回鉄菜大会のお知らせ』
俺は1試合をさっさと終わらせ、詳細を読む。この大会は簡単に登録でき、フレンドコード等を利用しボイチャで話しながら出来るという部屋から出たくない人に超良心的な設定なのだ。そして、この大会はすぐに開くようで1時間以内には開始する。どれだけ引き籠りがいるのたろうか……まぁいい。これで優勝すればランキングは大幅に上がるようだ。利用すれば1位も夢じゃねないかな……。ぐへへへ。
とりあえず登録する。
俺は残り10分までネット対戦で練習をしておく。とりあえずそれまではボイチャOFFにしておくか……。ちなみに大会では特殊な道具を利用して目に眼鏡のような物を掛けてするようだ。
俺はゲームを続ける。確実にレートは上がっていた。
――大会開始まで残り10分
よっしゃ! そろそろ時間か。俺は眼鏡の様なものを付けて大会用の部屋に入る。
パチッ
視界がテレビ画面からコロシアムのようなフロントになる。すると、執事のようなお爺さんが近付いてくる。
「ようこそ。起こしいたしました。鉄菜の世界へ」
「す、すげぇ! あ、すみません……興奮してしまいました。これ全部脳内だけで動いたりできるんですね。凄すぎます!」
異世界にいたのに更に異世界に来たみたいになったぞ? 本当に凄い技術だな。あ、ここから沢山出ると思うから説明しておくけど、俺はこのゲームのユーザー名をバターにしているよ。
「バター様が心配していそうな事を予め説明しておきます。この世界にいる間は餓死になどは一切しません。あなたの周りは特殊なシールドで守られていて危害も加えられません。その代わり、強盗が来たりしては何も出来ないんですがね。しかも、傍から見たら何事もないようにテレビの前に真顔で座っている変人です。引かれても責任は取りません……と、このくらいですかね」
「戦う時も頭で……みたいな事を言いませんよね?」
「その辺は安心してください。戦う時はコントロールを持つ意志は戻りますので……それではこちらに。まずあなたの容姿はそのままなのでご了承ください」
「は、はい……」
この人は俺の容姿に文句があるのか!? 別にイケメンとは思わないけど普通だろ!
執事? は扉を開く。
そこは活気に溢れていた。何人いるのだろうか……様々な人が会話をしている中、凄く人に囲まれている人がいた。その近くにいた仮面をつけて完全に俺をガン見してる人も気になるけど。
とりあえず俺は人混みに向かって歩く。
「今回の大会は優勝ですよね! なんたって今回の大会は『No.1』の方がいませんからね。『No.2』の竹輪像さんが負けるはずないですよ」
「なぁ! 俺は他の奴が勝つに賭けるぜ」
など、様々な場所から声が聞こえる。だが、何とも気になる事。それはNo.1がいない……? という事だ。今回の大会には参加してないらしい。それだと1位になれないじゃないか! 自己満足してからとりあえず翼を助けようかな。って思ってたのに……まだまだ先になりそうだぜ。
『翼。その時まで待っててくれ』
俺は空に翼が見えたような気がした。そして、その翼は笑顔のような気がした。
実際はめちゃくちゃキレてるんだろうなぁ。
「っと……あなたはここ最近急上昇しているバターさんじゃないですか」
俺は1度でもNo.2の顔を見ようと飛んだり跳ねたりしていると前からイケボが聞こえてきた。
すると、相手から道を開けるように俺の方へ寄ってきた。
イケメンめ。女子が前を通るだけで「キャーキャー」騒ぎやがる。髪は透き通るような黒。輝く瞳。なんだよそのキラキラオーラ。俺は素直に……というより頭で考えていることがそのまま出るので出てしまった。
「……俺はお前のことが嫌いだ! 気に入らねぇんだよ!」
「そう言わずに仲良くしましょうよ……」
と、肩を触ってくる。
「気持ち悪いから触れるな……」
俺は今、完全に腐のオーラを放っているだろう。
「周りの女……うるせぇんだよ」
この、思った事がそのまま出る世界もう嫌だ! しかも、嫌なことだけ。さっさと優勝してやる……。
「こいつら全員駆逐してやる……」
「あの人頭大丈夫……?」
「怖すぎる……」
俺は恐らくこの鉄菜の世界から半永久的に追放されるんだろうな……
「優勝すれば関係ないがな……ふはははは! 神様狙ってんだろ!」
うわぁ!! もの凄く痛い子だよ……これって外にも出れなくないか……容姿そのままだし。
仮面の人は悪い事を考えているかのように俺と同じように急に高笑いしていた。
俺はやっぱり思ってることなんて出ない方がいいな。と思った。傍から見ると凄い気持ち悪い。
俺も仮面を付けてくればよかった。
この大会はメンバーが多いからどれくらい架かるのだろうか……大会が終わったら部屋が破壊されてました。とか本当に辞めてほしいな……と、思いながら俺は第1試合の時間になったのでランダムに決められるプレイヤーと対戦することになった。
相手のランキングは832位。相手にならないだろう……
カチカチカチカチ
俺はそいつとの勝負になんなく勝利した。
「勝者はバターさんです!」
そこからが長かった。この大会いつまで雑魚とさせんだよ! 何故、トーナメントにした。あれ……1時間位したところでベスト8まで来ていた。もしかして、雑魚じゃなくて俺が強くなっていた……?
「次の相手は! 数字の記号クズさん対バターさんです!」
数字の記号クズって……俺に言われてるんじゃないけどなんか腹立つな。俺の力を思い知るがいい!
「ふはははは!」
その声は高らかに会場に響いていた。それと同時に周りからはドン引きと歓声が響いていた。
――この時の俺は相手の強さをまだ知らない。
取得スキル
皿洗いの極意 出前の初級術
カルビ名人 焦がし焼きマスター 山葵鼻つめ リーフターン 玉ねぎボンバー 土下座フラッシュ(晴れの時だけ使用可能)
迷惑客の対処 愛想笑い 協調性 驚き対策 ロリコン対策 ジャパニーズソウル 無神経
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